【すきま収納を味方に】タオル、洗濯、掃除アイテム……ものが多い「洗面所」の収納アイデア
洗面所の隙間収納は棚、ラック、引き出しなどの収納アイテム使いが鍵。タオルや洗濯アイテムなど意外とものが集まる場所だから、空間の幅や奥行きを無駄なく使えるようにしたいものです。無印良品のポリプロピレン衣装ケースや100円均一のボックス、IKEAのハンガーラックを使ったアイデアをご紹介します。
編集スタッフ 齋藤
アイテムがひしめく洗面所を使いやすく
収納スペースはあるはずなのに、使いたいアイテムが取り出しにくく、使いづらさを日々感じてしまう場所は、洗面所かもしれません。
お米農家やまざきの山崎宏さん・瑞弥さんの洗面所、洗濯機を置く脱衣所はとってもスッキリ……!
家族4人、使うものは多いはずなのに、どれもとても使いやすそうなのです。ここでもキッチン同様「すきま」を上手に活用した収納方法がポイントのようでした。
洗濯機横には、すきまを活かして収納アイテムを配置
脱衣所で大きな場所をとる洗濯機。この周りのすきまを意識して、収納アイテムを設置するだけで、脱衣所の収納容量はぐんと増えます。
山崎家では、家を建てた際に洗濯機の左右に広めのデッドスペースが発生。ここに無印良品の衣装ケースを設置しました。
瑞弥さん:
「この引き出しには、お風呂の前後で必要なものをまとめて収納しています。着替えがスムーズなのに加え、乾いた洗濯物の収納もしやすくなります。
脱衣関連のアイテムをここにまとめる収納方法は、家族も分かりやすいようでおすすめです。
洗濯機の反対側には、作り付けの棚を最大限活用できるよう、衣装ケースをすきまなく重ねています。
瑞弥さん:
「脱衣所にもともと設けていた空間を活かしたくてケースを探したら、無印良品の衣装ケースを3つ並べるとぴったりなことが分かり購入しました。
引き出し収納は、奥行きが深い場所にも使えるので、我が家では多用しているアイテムです。
ここには、子ども2人、夫婦2人分のインナー類・靴下のほか、掃除道具のストックもまとめて収納しています。
用途に合わせて収納道具を分けると、無駄なすきまが生まれることもありますが、全て同じもので揃えて並べると、見た目がスッキリするばかりでなく、スペースも有効に活用できます」
▲タオル類は引き出しにはしまわず、オープン収納に。「ラベルは、ある日『分かりにくい!』と思ったらしい息子の手書きです」と山崎さん。ポリプロピレン衣装ケース(無印良品)
干す・吊るすのに便利な「ハンガーラック」
▲壁付けパイプハンガー:八幡ねじ U型パイプハンガーBIG(DIY FACTORY)
脱衣所では、ハンガーをはじめものを掛けられる場所があるとぐんと使いやすくなりますよ、と山崎さん。
瑞弥さん:
「脱衣所・洗濯機まわりって、何かと吊るしたいものが増えますが、『壁』のすきまは意外とスペースが空いているかなと思います。
こんな風にラックを取り付け、普段使いのバスタオルを使用後に掛けて乾かしたり、冬場は上着類を掛けたりと役立っています」
▲ステンレスのハンガーラック:IKEA
これらは、家を建てて住み始めてから、より使いやすいことを求めて買い足し、自分たちで取り付けていったものだそう。
壁のすきまを味方にすると、ざっくり乾かしたいバスタオルや、一時的に掛けておきたい洗濯物など、日常のあらゆる場面に役立ちそうです。
BOXを並べて、収納棚をフル活用
▲白いボックス:Seria
洗面台に備え付けの棚があるのに、アイテムを並べるばかりで全くうまく使えていない我が家……。困り果てていたところ、山崎家の洗面台収納には、ヒントがたくさんありました。
瑞弥さん:
「洗面所で使うものって、細々したものが多いですよね。並べてしまうと出し入れがしにくいし、間引かざるを得ないです。
こうして同じ形状のボックスを並べると、棚のスペースを幅・高さともにすきま無く最大限活かせ、出し入れも便利!
ざっくりと仕切りをつけるように収納でき、取り出して家中どこへでも運べるので楽チン。さらに、汚れたら気楽に洗えるところも気に入っています。
ドライヤー・薬・絆創膏・ハンドクリーム・化粧水など、家族それぞれが毎日使うものを入れていますよ」
▲ドライヤーは必ず毎日使うので、取り出しやすく1アイテムのみの収納で。
▲細かなものを多く入れているボックスは、ごちゃつかないよう無印良品の仕切りを使って。
ムダな奥行きを生まない棚で、すきま知らず
ボックスを使った収納棚の反対側には、奥行きの狭いスリムな棚が。
瑞弥さん:
「棚は棚でも、『奥行き』が深いと、ものを並べたときにムダなすきまは必然的に出てきてしまいます。
なので、あえて奥行きのないスリムな棚を設置することで、そもそもすきまを作らず、ものを取り出しやすく、見やすいスペースにしました。
棚には、歯磨きグッズや、スキンケアアイテムを。歯ブラシや歯磨き粉は、それぞれまとめて、無印良品のポリプロピレンケースに収納しています」
▲棚の側面には鏡を取り付けて。手鏡を置かなくても済むこれも、スペースの有効活用の一つですね(鏡:IKEA)
大なり小なり、日々使うアイテムがひしめく洗面所・脱衣スペースこそ、すきまを活かして収納すれば、毎日の生活のしやすさは大きく変わりそうです。
住み始めてからも使いにくい場所、使えそうな「すきま」を見つけたら自ら動いていく山崎さんが印象的でした。
ものは決して少なくない山崎家。次回は、家の空間を生かしたすきま収納についてお聞きします。
👉次の記事はこちら
書類はここへ?すきま収納アイデア
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お米農家 やまざき 山崎宏さん・瑞弥さん
江戸時代末期から続く米農家の6代目。現在は茨城県・筑波山麓で米作りに励む。中学1年生の息子、小学2年生の娘と4人暮らし。手仕事の台所道具への造詣が深く、料理家やクラフト作家との交流も。田んぼ仕事と子育ての合間に全国各地のギャラリーなどで「お米の魅力」伝導活動にも努めている。著書に『お米やま家のまんぷくごはん』(主婦と生活社)。
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