【わが家の朝支度】「心地よい」と思えるかを大切に。五感に耳をかたむける朝時間(OEUVREオーナー・牟田あやかさん)
編集スタッフ 松田
1日を気持ちよく始めるための朝の支度を、さまざまな方に伺う連載「わが家の朝支度」。その人らしく「朝支度」を進める工夫や、こだわりについてお聞きしています。
今回ご紹介するのは、福岡県久留米市で生活雑貨やレディスウェア・アクセサリーなどを扱うお店「OEUVRE(ウーヴル)」を営む・牟田あやかさん。牟田さんご自身が実際に使ってよいと思えるものだけを集めた、国内外の選りすぐりのアイテムを紹介しています。
お店を切り盛りしながら、小学1年生の男の子を育てる母でもある牟田さん。自分のコンディションを整えるために、日常の中の小さなストレスをなくして、自分自身が心地よいと思えることを積極的に取り入れるようにしているそう。そんな牟田さんの朝の様子を伺いました。
朝の短い時間の中にも
「心地よい」を散りばめて
6:30 起床、洗顔
6:40 朝食の準備をしながら、その日飲むお茶も一緒に淹れる
7:00 息子が朝食をとる。その間にメイクをする
7:30 息子の見送り。夫が起床
8:00 夫婦でコーヒーと軽めの朝食をとる
朝ドラを観て、あさイチで華丸大吉に和む
8:30 食器を洗い、部屋の掃除を簡単に済ませる
9:30 仕上げの身支度をして出勤
「ふかふかのタオル」で
顔を包み込む
牟田さん:
「朝起きて顔を洗ったあとに、洗濯したてのふかふかのタオルに顔を埋めるのが、私にとって幸せな瞬間です。これだけでも、1日を気持ちよくスタートできるので、タオルの肌触りにはかなりこだわっています。
ここ数年は、”LITTLE SUNSHINE” という日本のブランドのタオルを愛用しているのですが、まるでバネのようなふかふかの糸と、ユニセックスなカラーがとても気に入っていて。
ふかふか感を保つためには、糸本来の水分まで奪われないよう長時間直射日光にあてないことが秘訣らしく、洗濯するときは日陰を選んで干すようにしています。また、強い香りが苦手なので無香料の柔軟剤を使うようにしています」
体調や気分に合わせて選べるように
お茶をストック
牟田さん:
「朝ご飯を用意するとき、その日飲むお茶も一緒に淹れるようにしています。メイクをする時に一杯、また水出しボトルやタンブラーに淹れて仕事場へも持っていきます。
体調や気分に合わせてブレンドを選べるように、さまざまな種類のお茶をストック。夏の暑い時はすっきりとして目が覚めるレモングラス、肌の調子が気になる時はビタミンの多いブレンドを選びます。
冷え性で足元が冷えやすいので、ジンジャー・ルイボス・黒豆茶など、これからの秋冬は体を温めるブレンドが欠かせません。お茶と一緒に、タンブラーにスライスした生姜を入れることもあります」
朝ごはんは、
栄養たっぷりのスープを
牟田さん:
「私も夫も仕事で遅くなることが多いため、夕食を外で済ませることもしばしば。
朝ごはんでしっかり栄養を摂れるように、野菜や乾物をたっぷり入れたスープや味噌汁を出すようにしています。朝はバタバタしないように、夜寝る前に作り置きすることもあります。
風邪気味のときは味噌汁に生姜やネギをたっぷり入れたり、前日の鍋の残りに野菜や豆腐を加えて、ナンプラーなどで味付けしてスープにしたり。汁ものは忙しい時の心強い存在です」
▲息子さんはサンタクロースが大好き。サンタのピックをつけると、笑顔になってくれるそう
「でも、息子はすぐに飽きてしまうので、汁ものにプラスして、大好物の素麺や白玉だんごを作ることも。時間のないときは、可愛いピックをフルーツにさして出すだけでも、喜んでくれます。
1日の始まりを、少しでも楽しく過ごしてもらえたらいいなと思っています」
メイクは大事な
スイッチ切り替 えタイム
牟田さん:
「鏡の前に座り、カラフルな道具に囲まれてメイクをする時間は、仕事モードへのスイッチ切り替えタイム。気合いの入る、大好きな時間です。
特にリップやアイメイクはその日の装いや気分に合わせて、毎日変えています。新しいメイク道具は、質感やカラーから新しいインスピレーションをもらえて刺激になるので、定期的にチェックしています」
支度完了!お出かけバッグ、何が入ってる?
【バッグの中身(左から時計回りに)】
・お財布(Rennes)
・コインケース(BAGGU)
・チーフタオル(littlebodco)
・サングラス(MEGANEROCK)
・薬&絆創膏の入った小さな巾着
・最小限のメイク道具(フェイスパウダーとその日の服装に合わせたリップ)
牟田さん:
「アメリカのブランド KARAの2WAYバッグを1年程愛用していて、とても気に入っています。雨に濡れてもOKで、どんなスタイルにも合わせやすいくて、休日にも活躍します。
大きいバッグは持ち歩きたくないので、コンパクトにまとまるように、できるだけ荷物は少なめに。仕事に必要な書類などがある日は、別でサブバッグに入れるようにしています」
▲バッグの定位置は、お気に入りの作家コーチ・カズノリさんのスツールの上
毎日の小さなストレスを、ひとつひとつ心地よいものに変えていく
▲家を出る際、お守り代わりに香りをまとうのも習慣。フレグランスオイルは、Maison Louis Marie No.02を愛用
牟田さん:
「まだ子どもが小さかった頃は、子どものことばかりを考えていて、自分へのケアを忘れて、毎月のように風邪をひきお店を休んでしまう悪循環に陥ったことがあったんです。
これではいけないと思い、自分にとって心から“心地よい・たのしい・好き”と思えるものは何だろうと考えて、日常の中にある小さなストレスをなくすことを心掛けるようになりました。
例えば、なんとなく使っているタオルを肌触りのよいものに変えたり、お気に入りの香りをつけたり。それだけでも、とても豊かで満たされた気持ちになって、自然と色んな事にやる気が出るんです。これからもそのことを忘れないようにしたいと思っています」
牟田さんのお話を伺い、わたしも改めて自分の“心地よい”を見つめ直したくなりました。まずは、朝の習慣ひとつからでも、「なんとなく」ばかりではなく、「あぁ好きだなぁ」と心から思えるものを増やしていけたらいいなと思います。
(つづく)
【写真】牟田あやか
牟田あやか
2006年より福岡県久留米市にて、アクセサリーや衣類、生活雑貨などを扱うお店「OEUVRE」を営む。6年前に息子を出産。子育てとお店の運営を両立しながら、国内外の選りすぐりのアイテムを紹介している。https://oeuvre4.com/
Instagram:@oeuvre4
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