【スタッフコラム】おすすめを素直に聞きたい、あまのじゃくな私。
編集スタッフ 田中
美味しいスイーツ、景色の綺麗な場所、流行の物……日々いろんなところから、誰かのおすすめを教えてもらっています。そのおすすめ、素直に信じて試してみることには案外難しいなと思う日々。
というのも、自分のあまのじゃくぶりに、ふと、呆れることがしばしばあるんです。
大好きな餃子やさん。何度か食べに行っているけれど、先日はじめてオリジナルのタレをかけてみた。とっても美味しくって、ついついそのタレをお土産に買って帰った。
ダイニングテーブルのど真ん中に鎮座させて、喜ぶだろうと自慢げにニヤつく私を見て、夫はまた呆れながら「やっぱり僕がおすすめした時は聞いてないのにね」と言った。
よくよく話を聞いてみると「一緒に食べに行った時におすすめしたよ」と言う。
私は「そんなはずないよ、こんな美味しいものを素通りするはずが……」と口にしてみたけれど、内心、私のことだ、言いそうだ、とも思う。「本来の味のままが絶対美味しい」とかなんとか言い訳して。
もちろんそのままも美味しいから嘘ではないんだけど、んー、もったいない。もっと早く気づけたかもしれないのに。
YouTubeでふいにおすすめされたアーティスト。すかさず夫に「この音楽聴いた?すごくかっこいいよー」とメッセージとリンクを送る。キラキラ目を輝かせたキャラクターのスタンプ付きで。
これといった反応がないので、夫の好みではなかったのかな……と思っていると「このアーティストも前におすすめしたことあるよね。今更?」とほんの少しご立腹。私はいつもの如くすっかり記憶がないようで「でも今回の新曲、いいよね!MVも!」と話をつづける。
いつどんなことだって、ひょんな出会い頭はドキドキと気持ちが高揚するから嬉しい。こんな出会い、待ってたの!と、まるで自分だけが先に見つけたみたいにときめきたいだけのめんどくさいやつ。
こんなのもある。
夫曰く、1ヶ月前からお知らせしてくれていた(らしい)月末のとあるイベント。1週間前になってようやく「〇〇さんから教えてもらったんだけどさ、今週末のこのイベント面白そうだから行こう~」とウキウキした様子で言い出す(らしい)私。夫が言った時には「へぇ~」と聞き流されたとかなんとか。
日々、私がワクワクすることを教えてくれる夫や友人たち。そのおすすめに、乗るか否かは私次第。
夫とのこんな会話がご紹介した例に数えきれないほど繰り返されることは、皆さん御察しの通り、言うまでもない。
何かにときめくときには素直な気持ちを信じたいけれど、こうも自分があまのじゃくなことを思い知らされると、てんでダメだなと呆れ笑うから反省の色なし。
「素直に、『それいいね。教えてくれてありがとう』と言える日が近いといいね」と夫は願っているに違いない。あまのじゃくな私も、便乗して一緒に願うことにする。
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