酢飯が大好きです。
ずっと前、母に「思いついた瞬間に、簡単に酢飯を作りたいんだけど、そんな時どうしてる?」と相談したら、市販の合わせ酢の存在をおしえてくれました。
試しに使ってみたらほんとうに簡単で、「あ〜酢飯食べたい」と思ったらすぐに、ご飯1膳分から作れてしまうもんだから、頻繁に酢飯を作るようになりました。
お弁当用に、駅前の巻き寿司屋さんで手に入る「いなり寿司のおあげ」を常備していたので、ごまをたくさん入れた酢飯を作っては、よく子供のお弁当にしていました。
手巻き寿司を作る時は、ご飯を炊いたお鍋のまま、合わせ酢を混ぜ合わせていました。正直、それでもじゅうぶん美味しくて大満足。
ほんのりあたたかな、冷めたての酢飯をつまみ食いして、制作者としての喜びを噛み締めていました。
そんな時、この飯台に目がとまりました。
商品ページには、気になるワードがちらほら。
「調湿効果で酢飯をおいしくしてくれる」
「水を張って素麺を入れたり、混ぜごはんを作ったり、 “ケの日” の食卓にも」
読んでいるうちに、いっちょ試しみたくなりました。
選んだサイズは27cm。適量は2合。最大3合まで 。2~3人程度の家庭にちょうどいいと言われるサイズです。
まずはやっぱり手巻き寿司。
週末になると、スーパーの魚売り場のお刺身パックが充実するので、勇みつつスーパーへGO。
最近気に入っているアジの刺し身(生姜醤油が最高)も無事ゲットできて、酢飯も準備万端。
先に仕込んでおいた酢飯が入った飯台を円卓に置いてみたら、見たことのない光景にわくわく。照明の明るさも相まって、飯台が輝いてますね。なんのイベントもない土曜日なのに、飯台が置いてあるだけで特別な感じがします。

別売りの蓋も一緒に揃えたので、乾燥を気にすることなく他の準備ができたのが地味に助かりました。
さて、肝心の酢飯について。よく「ご飯がべちゃっとしてない」とか「もっちりしてる」という話をききますが、ほんとうにそれでしたし、炊飯したままの鍋でこさえた酢飯より、格段に食感が良かったです。どうしよう、QOLが上がってしまう......(ニンマリ)。
本当にそうなんだということを実感すると、もう一度商品説明を読み返したくなる性分なので、再び商品ページへ。
「木曽椹は、お米に含まれる水分を適度に吸収・放湿してくれるので、お酢を混ぜても水分過多にならず、もっちりとした仕上がりにしてくれる」のだとか。
なるほどなるほど。確かに水分過多じゃないのに乾いてなくてもっちりしてる。美味しい。
後片付けも簡単でした。
米がこびりつくのを想像していたけれど、食べ終えたら早めに水を張り、放置せずにブラシでこすればお米の粘りもさっと取れました。
手巻き寿司の他にやってみたかったのは「ひっぱりうどん」。

うどんやさんで見かける「桶に入ったあたたかいうどん」の演出ができてしまうのでは?と、これまたわくわく。
この特集のレシピを参考に、いろんな薬味を用意して食べました。特集ではそうめんが使われていましたが、今回は冷凍庫にあった稲庭うどんを使用。「一押しの薬味は、万能ねぎ、あおさのり、白ごま」とあり、全部自宅にあるものでできる手軽さもたまりません。

飯台って少し大げさな感じがしていたけれど、27cmくらいのサイズなら、大皿と同じイメージで食卓に出せることがわかりました。
酢飯を美味しく作れるし、ちゃんと設えたような景色を自分で用意できるし、なんて楽しいんだろう、というのが正直な実感です。
祖母が大きな飯台で、ちらし寿司や巻きずし用の酢飯をせっせと作っていて、その量から、子供心に大変そうに見えていたけれど、あれは、季節のイベントを誰よりも楽しんでいた姿なのかもしれないなと思ったりしました。

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