【ときめく手みやげ】第18回:年末年始の手みやげ選びにも!2019年のベストお菓子は?〈後編〉
編集スタッフ 松田
王道チョコ、レトロな果物缶、地元限定の味……。今年のベスト手みやげは?
今年の春から始まった、可愛いお菓子や雑貨など、手みやげにしたいアイテムを雑貨コーディネーターのオモムロニ。さんにご紹介いただく本連載。
12月は特別編で、今年手みやげに繰り返し買ったヘビロテお菓子や、実際に贈って喜ばれたもの、ひときわルックスが可愛かったものなど、この2019年に出会ったものの中から、オモムロニ。さんが最も印象に残ったアイテムを悩みに悩んでセレクト。前編に続き、後編も選りすぐりのときめくお菓子たちが揃いました!
帰省先の家族に、久しぶりに会う友人に、今年お世話になったあの人に。年末年始も近くこの時期、手みやげえらびの参考になったら嬉しいです。
日替わりの変わり種がたのしい
ひとくちサイズのおはぎ
▲タケノとおはぎ 7個入りセット 1820円
オモムロニ。さん:
「蓋をあけた瞬間、わー!と決まって歓声があがるのが、東京・目黒にあるタケノとおはぎのおはぎセット。仕事の撮影時に差し入れでいただいたのが最初で、やっぱり歓声があがっていました。
定番のこしあんとつぶあん以外の5種類は日替わりで、旬の季節のものを取り入れた “変わりおはぎ” が入っています。どれも新食感で、ひとくちサイズなので次々食べたくなってしまいます……」
▲(左下から時計回りに)ココナッツとレモンピール、ナッツ、チャイとグランドカカオ
「見た目が華やかで、つい写真に撮りたくなってしまうお菓子って今はたくさんあるし、私もそういうものは大好きです。でも、開けて驚いて、食べてその美味しさにまた驚くような、二度幸せになれるものに出合うと、嬉しくてすぐに誰かに教えたくなっちゃいます」
【タケノとおはぎ】
https://www.instagram.com/takeno_to_ohagi/?hl=ja
完熟もぎたてをそのまま!
レトロ感もたまらない「いちじく缶」
▲いちじく缶詰 972円
オモムロニ。さん:
「旅先では、おみやげ屋さん以外でも偶然の出合いがあることも。今年イチの収穫は、新潟市美術館のミュージアムショップで見つけたいちじく缶。この色使い、そしてレトロなデザインに、完全に一目惚れでした。
聞くと地元の名品で、毎年完熟のもぎたてのいちじくをゆでて、ひとつずつ皮をむいてシロップに漬けて寝かせる、というとても手間のかかる製法を100年ずっと変えずに作り続けられている貴重な缶詰なのだとか」
▲缶を開けると、トゥルンとしたいちじくの果実がたっぷりと
「想像以上の美味しさに、もっとたくさん買ってくればよかった〜と後悔したほどです。その後また新潟へ行くチャンスがあり、手みやげ用にまとめ買いしてきました(重かった……)。通販でも購入できますので、いちじく好きの方にぜひ」
【マルト歌代菓子舗】
http://maruto-utashiro.com/
テキスタイルがお菓子に?
羊羹ベビーカステイラ
▲伊藤軒/SOU・SOU SO-SU-U・羊羹カステイラ(和三盆) 1296円
オモムロニ。さん:
「京都の菓子店 “伊藤軒” と、ポップなテキスタイルで有名な “SOU・SOU” がコラボしたのが羊羹カステラ。
丸みを帯びた数字のデザインは、もともとSOU・SOUで人気のテキスタイルなのですが、それがお菓子になると、またこんなに可愛い佇まいになるなんて!」
▲「どの数字を食べよう〜」なんて、会話も弾みそうです
「昔ながらのカステラに、和三盆の羊羹がかかっていて、素朴だけどきっと万人に好かれる味わいです」
【ジェイアール京都伊勢丹】
https://isetan.mistore.jp/onlinestore/index.html?rid=ecc4826cf190497087584985305824c7
手みやげに迷ったら、地元限定のものを。
崎陽軒の本店オリジナルシウマイ
▲崎陽軒本店オリジナルシウマイ9個入 1200円
オモムロニ。さん:
「地元の人にとっては身近にありすぎて当たり前になっている地域の老舗店や銘品も、その地域外の人には思っている以上に喜ばれたりするものです。
横浜に住んでいる私の手みやげの定番に、崎陽軒のシウマイがあります。誰もが知る味で、横浜以外にも店舗はありますが、実は本店でしか買えない限定のシウマイがあるんです」
▲(左下から時計回りに)クワイシウマイ・フカヒレと大葉のシウマイ・チーズとバジル入りサーモンシウマイの3種類が入っています
「それがこの3色のシウマイ。崎陽軒本店の点心師がひとつひとつ丁寧に包んで作っていて、あのおなじみの味とはまた違った味わいを楽しめます。
地元の手みやげを通じて、話が弾むことも。“地元推し” 手みやげ、オススメです」
【崎陽軒】
http://kiyoken-restaurant.com/h_shop_course/h_shop-gentei/
4日前までに要予約
今年のヘビロテ大賞!
RURU MARY’Sのショコラ菓子
▲ルル メリー(左から時計回りに)ガトーショコラ 各324円、ショコラサブレ 2枚入 378円、ショコラテリーヌ グリオット 1296円
オモムロニ。さん:
「この連載の第1回でも “テッパンの手みやげ” として紹介したルル メリーのショコラ菓子。なかでも、バラのイラストが描かれたショコラサブレや、ひとつずつ個装されたガトーショコラは、300円程度とお手頃なのに箱入りで、品の良さ、美味しさ、手頃さ、小ささ、どれをとってもパーフェクトだなぁと思います。
今年さまざまな場面でいろいろな年齢層の方に渡しましたが、どの方も喜んでくれて、その嬉しい記憶も含めて、個人的なヘビロテ大賞です」
「またルル メリーの丸の内店では、自分の好きな生地とトッピングを選ぶと、専属のショコラティエが自分のためだけにタブレットチョコレートをつくってくれる “オーダーショコラ” というサービスもあるんです」
▲今回オーダーしたチョコレート Sサイズ 1080円/ホワイトチョコレート生地に、キウイ、レモン、ピスタチオをトッピング
「つくってもらう時間もたった1時間ほど。お茶や買いものをしている間に完成しちゃうんです。こんなに気軽にオーダーができちゃうんだ!と感動して、何回か利用しました。東京駅近くにお出かけの際は、ぜひ作ってみてください◎」
【RURU MARY’S 丸の内店】
https://www.mary.co.jp/mary/ruru/
ときめく手みやげには、不思議なパワーがあるから
▲ベスト10撮影中のひとこま。可愛いお菓子たちに萌えつつ、どのスタイリングが一番ときめくか、カメラマンさんとオモムロニ。さんと試行錯誤しながら撮影しました
毎回、連載用の撮影を終えて、オモムロニ。さんが紹介してくれたお菓子たちをオフィスに持っていくと、「わー!かわいい!」とスタッフが続々と集まってきます。みんなニコニコの表情で。
ちょっと落ち込んでいるときも、かわいくて美味しいものをパッと見るだけで、思わず笑みがこぼれたり、おしゃべりが弾んだり。この連載を担当して、そんな手みやげのもつ不思議なパワーを改めて実感しました。
最近元気がないなぁというあの人にも、 “ときめく手みやげ” をぜひひとつ。きっと気持ちは伝わるはずです。
連載は来年も続きます。ときめく手みやげ探しをどうかお楽しみに!
※アイテム・金額は2019年12月時点の情報です。
(つづく)
【写真】市原慶子
オモムロニ。
雑貨コーディネーター。東京生まれ、横浜在住。2003年に開始した、気になるモノ・コト・ヒトを発信する「オモムロニ。」がブログ黎明期に人気となり、以降、雑誌やWEBでの執筆、雑貨やギフトなどのセレクトやコーディネートなど幅広く活動。現在雑誌『CREA』『LaLa Begin』『&Premium』で連載中。2019年1月、初の著書となる『DAILY GIFT BOOK 気持ちが伝わる贈りものアイデア』(文藝春秋)を上梓。Instagramアカウントは @omomuroni 。
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