【スタッフコラム】10年前のわたしからの手紙
商品プランナー 佐藤
年末に大掃除をしていたら、引き出しの奥から思いもよらないものが見つかりました。
それは、ちょうど10年前の私が今の私に宛てて書いた手紙。
怖いもの見たさで茶色い封筒を開けて読んでみると、そこには、当時就職活動真っ只中で、夢と希望と少しの不安が入り混じった22歳の私の熱い決意と32歳の私に向けてのエールが記されていました。
中でもひときわ力強い文字で書かれた「モノづくりを通してみんなを笑顔にしたい」という一文を見て、忘れていた私自身の原点を思い出しました。
放課後に裁縫や料理をして過ごしていた小学生の頃から変わっていないこの思い。その頃から、好きな食べものも読む本も休日の過ごしかたも変わったけれど、根っこにあるものはずっと一緒でした。
この数年でいつの間にか忘れていたけれど、変わらずその夢を追いかけ続けている今の私。社会に出てちょうど10年目になるこのタイミングで改めて思い出させてくれたことは、なにか大きな意味がある気がします。
そして手紙の最後は、
「22歳の私が選んだ道は正しい道だ」と、笑顔で言ってくれることがなにより幸せな一言です。その一言を信じています。
という言葉で締め括られていました。
この10年を振り返ってみると、まさに人生の大きな分岐点だったと思う瞬間が何度もありました。
正直なところ胸を張って「正しい道を歩んできたぞ」とは言えないし、いまだに「あのとき別の道を選んでいたら、どうなっていたんだろう?」と思うこともたくさんあります。
でも、今もしぶとく幼い頃からの夢を追いかけ続けている自分を「悪くないじゃん」と思えるようになったし、どんなにかっこ悪くても10年前より今の自分が嫌いじゃない。
当時の私が想像していたものとは全然違う未来を生きているかもしれないけれど、少し肩の力を抜いて今の自分を捉えることができるようになった気がします。(少しずつ、自分を認めてあげられるようになったというか……)
今から10年後というと、私は42歳。
この先もきっと「正しい道」が何かはわからないけれど、それでもいい。
42歳の私も、今と変わらず夢に向かって突っ走っていますように。そして、今よりもっと自分を好きでいますように。
そんな願いを込めながら、10年後の私に向けて手紙を書きはじめたところです。
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