【飛田和緒さんの “ささっと丼” 】第1話:買ってきた惣菜をアレンジ。ボリューム満点「コロッケ丼」

編集スタッフ 野村

新生活が始まり、心新たにいろいろと頑張りたい春。

でもやるべきことが多くて、帰宅する頃には料理を作る元気が残っていないなんてこともあると思います。そんな時に簡単に作れて、お腹も満たされるような献立があれば……。

そこでぱっと頭に浮かんだのは、お肉や野菜を一緒にささっと調理できる丼ごはんの存在でした。

 

飛田和緒さんに、丼レシピを教えていただきました!

家にある馴染みの食材を組み合わせた、おいしくて無理のないレシピが人気の料理家・飛田和緒(ひだ かずを)さん。今回は飛田さんに、身近な食材で簡単に作れる丼レシピを教えていただきました!

じつは飛田さん、プライベートでもよく丼を作っているそう。

飛田さん:
「うちは駅からかなり距離があるので、娘を駅まで車で送っていくんです。朝に弱いこともあって、車でごはんを食べることも多くて。ささっと作れて、移動中も食べやすい丼ものはよく作ります。

気づいたらレパートリーも増えていて、今日はその中からわが家の定番を4つご紹介します」

第1回目の今回は、買ってきたコロッケをそのまま丼にアレンジできる、コロッケのたまごとじ丼のご紹介です。

 


コロッケのたまごとじ丼


材料(1人分)

コロッケ…1〜2個(コロッケの大きさで加減する)
たまねぎ…1/4個
たまご…1〜2個
三つ葉…適量

めんつゆ(ストレート)…1/2カップ

 

1、材料を切る

たまねぎは1センチ幅に切り、三つ葉は粗く刻む。

 

2、たまねぎを煮る

▲濃縮タイプのめんつゆの場合は、水で玉ねぎを3分ほど煮た後にめんつゆを加えましょう

小鍋またはフライパンにめんつゆとたまねぎを入れて中火にかけ、沸騰したら3分ほど中弱火で煮る。

 

3、コロッケを加え、卵でとじる

コロッケを上にのせ、溶いたたまごをまわしかけて、好みの加減に火を通す。

 

丼に盛り付けたら完成

丼にごはん(分量外)を盛り付け、三つ葉を添えたら完成。

飛田さん:
「ごはんの量によって、つゆをまわしかけてもいいですし、お好みで調整してください。

ボリュームもあるからわが家でもよく作っていて、家族にも好評です。カツ丼よりリーズナブルに出来るのも嬉しいですね」

*****

コロッケの旨味とつゆの甘みが白ごはんとマッチして、ぺろりと食べてしまえるおいしさです。

私も近所のスーパーでコロッケを買って作ってみましたが、10分もあれば完成するお手軽さ。それでいてとっても美味しくできるので、普段なかなか自炊ができないという人にもおすすめです。

次回は、ちくわをつかった「ちくわエッグ丼」をご紹介します。

(つづく)

【写真】濱津和貴


もくじ

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飛田和緒(料理家)

東京都生まれ。現在は神奈川県の海辺の町で、夫と娘の3人で暮らす。毎日無理なく続けられる、作りやすい食材を使った、シンプルでおいしい料理が人気。著書に『いちばんおいしい野菜の食べ方』(オレンジページ)、『常備菜』(主婦と生活社)、『ひだゴハン』(東京書籍)など多数。


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