【今日のクラシコム】アイデアの種はどこにある?スタッフ3名の心がけを聞きました

編集スタッフ 中村

オフィスの様子など、当店の舞台裏をお届けしている「今日のクラシコム」。

どんな仕事をする上でも、大なり小なりアイデアは欠かせない存在。私は動画チームに所属しており新企画を考える機会が多いのですが、ひらめきに波があり、すぐに思いつくこともあればスランプに陥り何日も悶々とすることが多々あります。

そこで今回は、仕事上新しいアイデアや企画出しを求められることが多いスタッフ3名にコツを聞いてみました。

 

入社4年目。編集アシスタントを経て、クラシコムに入社。3年間編集チームに所属し、2020年から商品プランナーに異動。「商品を企画する」というはじめての仕事に日々奮闘中。

▲心に留まった企画をスクラップ。企画を膨らませていくときはこのスクラップ帳からアイデアを掘り下げていくことが多いです。

斉木:
「苦手なものをどうやったら好きになれるだろう?」というのが企画のタネになることが多いです。

異動前の編集チーム時代、「雨の日に家にずっと居なきゃいけないのが、損してる気がしてすごく苦手。どうやったらもっと楽しめるんだろう?」という気持ちから、雨の日に家にいるのがものすごく好きな女の子の架空の物語『雨の日とベッド』を作りました。

商品企画でも似た考え方をしていて、「総柄のワンピースって着てみたいけど、なかなか勇気が出ないんだよなぁ。どんなものだったら着てみたいと思えるだろう?」と考えたり、興味はあるけど避けてきたもの、手に取っては諦めてきたものを起点に考えたりします。

逆に好きなものから掘り下げることもあって。心がぐっと掴まれるような出来事が日常の中で起きた時、「この気持ちを再現できないだろうか?モノにするなら?」と考えることもあります。Instagramでかわいいヴィンテージのお皿を見たときに、「この感じを洋服でも纏えたらいいのになぁ」とか。北欧のマジックアワーの空の色が、「身につけられる装身具になってたらいいなぁ」とか。

好きなものを刹那的にじゃなく(刹那的なことの良さももちろんあるのですが)、ずっと身につけていたい、あの手この手で味わい尽くしたいという欲が強いのかもしれません(笑)

オリジナル商品の名前を決めたり、企画の名前を決めたりという仕事も担当してるんですが、そういうキャッチコピーのような言葉はなぜかお風呂でシャワーを浴びているときや、スーパーからの帰り道など気が抜けているタイミングで思いつくことが多いです。

 

入社1年目。動画チームに所属し、映像コンテンツ制作を担当。映像に興味を持ったきっかけは、うまく言葉にできないような空気や情感も、映像ならば作りだせると気づかせてくれた、岩井俊二監督の映画 『リリイ・シュシュのすべて』

鈴木:
展覧会や映画のフライヤーを集めるのが高校生からの癖です。高校の美術の先生が毎週授業に持ってきてくれていたのがきっかけで、以来美術館に行くと目が惹かれるフライヤーを持って帰ってファイリングしています。

絵画や作品を邪魔せず、でも目立つよう配置された展覧会の名称や会期の文字組、手に取りたくなる紙質やインクなど、A4の紙にデザイナーの想いがギュッと詰まっていて、裏、表とみているだけでうきうきします。これがタダでもらえるなんて有り難すぎる……

実は見返すことが少ないのですが、 「集めるという行為だけで鍛えられている(=選別すること自体が勉強になる)」と先輩に教えてもらったことがあり、救われた気持ちに。もはや癖になってしまった収集行為に自分を納得させて、今も美術館に行くときは必ずフライヤーのラックを覗きます。

最近はPinterest(テーマ別の画像コレクションを作成し管理することができるサイト)で、気になるポスターはピン留めしてコレクション。動画を作る際にも、あしらいのデザインや文字の入れ方など、集めておいたポスターからヒントをもらって作ることが多いです。

また、映画やCMなど、身近な動画もインプット元の一つ。背景の小道具の作り込みやライティング、カットの切り替わりなど、意識してみるだけで参考になります。どこかで必要になったら活用できるよう、ひとまずは楽しく収集しています。 

 

入社6年目。デザインチームに所属し、商品やコンテンツのデザインを担当。大学で学んだグラフィックデザインをきっかけに、フォント、サイズや配置、素材など、一つ一つの選択で印象がガラッと変わると奥深い面白さを感じ、デザインに興味を持つ。

佐藤:
あまり意識してしていることはないのですが、日常的な買い物や生活が、インプットに繋がっている気がします。

買い物での悩み、日常で不便に感じていることがアイデア出しや制作を進めていく中で参考になることもあります。

煮詰まることが多いのですが、そんな時はスタッフの顔や自宅を思い浮かべて「どんなものが合うだろう?」と人物を特定して考えてみることも。

あとは、Pinterestで写真や配色を眺めることもあります。画像を一つ選択すると、関連した写真が一度にたくさん見れるので、手早く幅広くインプットするのに便利です。

*****

インタビューを通して、日常生活のあらゆるところにアイデアの種は落ちているのだと、気づかされました。それを見逃すも、膨らますも自分次第。

より一層日々の暮らしのなかで起こる出来事に敏感になり、ヒントを得ていこうと思いました。

 

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