【ときめく手みやげ】選びかたのヒント。映画好きのひとに贈るお菓子(後編)
編集スタッフ 松田
映画と、あの味と。
かわいいものは、見るだけでも気持ちを明るくしてくれる。そんなパワーを信じて、可愛いお菓子や雑貨などを、雑貨コーディネーターのオモムロニ。さんにご紹介いただく本連載。
今月は、いつもとすこし趣向を変えて、こんな選び方もきっと楽しい!という、手みやげを考えるときのアイデアを前後編でお届けしています。(前編はこちら)
テーマは「映画にまつわるあの味」。映画に登場してくる食べものや、象徴的なシーンから連想したギフトアイデアなど、考えるのも楽しい手みやげの選びかたを、オモムロニ。さんに伺いました。
『猫の恩返し』
おさかなクッキー
観るたび、魅力を発見するジブリ作品。先日『猫の恩返し』のDVDを久しぶりに借りたのですが、賑やかだけど不思議な猫の国や、物語を通してハルが成長していく姿が改めて観ると感慨深く、一緒に観た娘よりもハマってしまいました。
「猫の恩返しに出てくる、あのお菓子、実はモデルとなったお店があるんですよ〜」とオモムロニ。さんが持ってきてくれたのは、まさに作品の中で主人公ハルが子猫のユキにあげていたクッキーに、箱までそっくりなお魚クッキー!
つくっているのは高円寺にあるミントというケーキ屋さん。当時のお店の外観も、作品の中で出てくるケーキ屋さんのモデルになっていて、シールのイラストは実際に森田監督が描いてくれたのだとか。
これは、ジブリが好きな人への手みやげにきっと喜ばれそう。クッキーそのものも、とっても優しい味わいで癒されましたよ。
【ケーキブティック ミント】
・お魚クッキー 6枚入り 788円
【作品情報】
『猫の恩返し』(製作:2002年)
監督/森田宏幸
『小さな恋のメロディー』
ギンガムチェックとティータイム
続いて手みやげのヒントをもらったのは、イギリス映画『小さな恋のメロディ』。少年少女の恋を描いたストーリーで、セリフひとつひとつにとってもキュンとする作品です。70年代のイギリスの街並みやインテリアも素敵ですよね。
オモムロニ。さん
「ストーリーの甘酸っぱさはもちろん、主人公たちが通うパブリックスクールのギンガムチェックの制服や衣装がたまらなく可愛く、劇中のBee Geesの音楽もすごくいいです。繰り返し訪れるティータイムのシーンも眺めていて楽しく、観終わると必ず、サントラを聴きながらミルクティーが飲みたくなっちゃうんですよね〜(しみじみ)。
そんな気持ちを共有してくれそうな人には、ギンガムチェックのアイテムとミルクティー、そして作品のストーリーのように甘酸っぱいケーキという、ティータイムのセットはいかがでしょう。相手が作品を知っていたら絶対にすぐピン!と来るはず」
未見の方にだったら、DVDを添えて贈っても。温かいミルクティーとともに、甘酸っぱい青春と古き良きイギリスの風景にショートトリップする時間が過ごせそうです。
【作品情報】
『小さな恋のメロディ』(製作:1971年)
監督/ワリス・フセイン
※アイテム・金額は2020年9月時点の情報です。
(つづく)
【写真】市原慶子
オモムロニ。
雑貨コーディネーター。東京生まれ、横浜在住。2003年に開始した、気になるモノ・コト・ヒトを発信する「オモムロニ。」がブログ黎明期に人気となり、以降、雑誌やWEBでの執筆、雑貨やギフトなどのセレクトやコーディネートなど幅広く活動。現在雑誌『CREA』『&Premium』で連載中。著書に『DAILY GIFT BOOK 気持ちが伝わる贈りものアイデア』(文藝春秋)。Instagramアカウントは@omomuroni 。
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