【2年ぶりのXmasプレゼント】新ドラマ『スーツケース・ジャーニー』12/21(火)22(水)二夜連続で公開決定です!
広報担当 馬居
わたしの、居心地さがし。
2年ぶり、新しいドラマをお届けします。
いつも当店をご利用いただきまして、ありがとうございます。
気がつくと、12月。例年のきらびやかさを取り戻しつつあるイルミネーションをみて、ほんのりと気持ちがあがってきている今日この頃です。
思い起こすと今から2年前、2019年のそんなソワソワしたクリスマスの季節に、音楽と料理をテーマにした作品『ひとりごとエプロン』は生まれました。
そして、2021年。
私たちにとって3作目となるドラマ作品を、2年ぶりの「北欧、暮らしの道具店」からお客さまへのクリスマスプレゼントとして、12月21日(火)22日(水)の二夜連続でお届けできることが決まりました。
ー予告編ー
『スーツケース・ジャーニー』
わたしの、居心地さがし。山の上ホテルへ、初めてのひとり旅
本作のテーマは旅と本。
暗記するほど読んだ小説と、大きすぎるスーツケースと共に、初めてのひとり旅に出る主人公の小谷栞(こたにしおり)。
彼女が向かった旅先は、「山の上ホテル」です。
「山の上ホテル」は、出版社の多く建つ神田・神保町に近い立地柄から、川端康成、三島由紀夫、池波正太郎ら多くの文豪に愛された、アール・デコ様式のレトロな内装に心ときめくホテルです。
実は、店長をはじめ「北欧、暮らしの道具店」のスタッフにとっても憧れのこのホテル。数年前には念願かなって結婚式を挙げたスタッフも。
今回、「山の上ホテル」さん全面協力のもと、客室からレストランやバーまで、さまざまな場所で素敵なシーンを撮影させていただきました。
名著『西の魔女が死んだ』に思いを馳せて
そして、栞がこの旅のおともに選んだのは、彼女が繰り返し読み込んできた小説『西の魔女が死んだ』(新潮文庫刊)。
スタッフにもファンの多い梨木香歩さんのデビュー作。映画版をご覧になった方も多いのではないでしょうか。作中では、この作品から数々の印象的なフレーズが引用されます。
心地よい作品に、想いを込めた脚本・映像・音楽が集結。
今回、脚本は当店の連載「57577の宝箱」でおなじみの小説家・土門蘭さんに監督との共同でご執筆いただきました。
当たり前の日常の中に、キラキラ光る“なにか”を見つける名手である土門さんが描き出す、登場人物たちの何気ない仕草、発する言葉のひとつひとつに目を凝らしてみていただけると嬉しいです。
撮影は、あいみょん、BUMP OF CHIKEN、SHISHAMOなどさまざまなアーティストのMVや、数々の企業CMを撮影されている三代史子(みしろ ふみこ)さん。
音楽は、『ロマンスドール』(2020 タナダユキ監督)『日日是好日』(2018 大森立嗣監督)など、私たちも大好きな数々の映画音楽を手掛ける世武裕子(せぶ ひろこ)さん。
そして今回、初のドラマ監督作となる大釜友美監督、エグゼクティブプロデューサーの「北欧、暮らしの道具店」店長・佐藤も含めまして、女性たちを中心としたチームの想いが詰まった作品となっています。
出演者ご紹介
出演されるのは主演・栞役の在原みゆ紀(ありはら みゆき)さん。
さまざまなファッション誌でモデルとして活躍されている在原さん。当店スタッフ、大釜監督、土門蘭さん、みんな大好きな在原さんに演じていただき本当に嬉しく思っています。
滞在先で出会う淑女役には、『Shall We ダンス?』(1996 周防正行監督)のたま子先生をはじめ、数々の作品で素敵な笑顔が印象的な草村礼子(くさむら れいこ)さん。
滞在先のバーテンダー役には、国内インディーズ映画祭にて数々の賞を受賞した短編映画『はりこみ』(2019 板垣雄亮監督)にて主演を務め、さまざまな人気作にも出演の鳥谷宏之(とりたに ひろゆき)さん。
たった一度のひとり旅で、大きな変化なんて起こらないかもしれない。
それでも、旅は、静かに、心を動かしてくれる。
栞のささいな冒険物語。是非楽しみにお待ちください。
主演・在原みゆ紀さんより
私は、栞を一言で表すと「べき人間」だと思っています。私自身も「べき人間」なんです。何をする時も「こうであるべき、こうするべき」が行動より先駆してしまいます。
そんな栞が大好きな本の大好きなフレーズに後押しされながら、初めてのことにチャレンジしていく姿を演じて、私自身も成長したように思います。それと共に、旅が気づかせてくれる日々のちょっとした幸せや、本が自分のこころにそっと寄り添ってくれる温かさを演じていて感じました。
栞を通じてたくさんの人が、しあわせな気持ちになってくれたら嬉しいです。
そして世の中が落ち着いたら、お気に入りの本と共に旅にでようかな?と思うきっかけにもなったら嬉しいです。
◆プロフィール
自転車と餃子をこよなく愛するファッションモデル。雑誌をはじめ、CMや広告などで幅広く活躍している。自他共に認める古着通。明るく自然体な人柄に男女問わず幅広い年代から支持を得ている。
脚本・土門蘭さんより
観ている間ずっと「なんて豊かなドラマなんだろう」と思っていました。ひとりであることは、旅というものは、こんなにも贅沢なことだったのかと。脚本で携わりながらも、できあがった映像を観て、そのことに改めて驚きました。
心が動く瞬間を誰かと共有するのは、もちろん素敵なことです。
だけど主人公の栞は、たったひとりでそれを体験し、受け止め、味わい尽くしている。そんな栞の様子に、孤独の愉しさと美しさを教わった気がします。
言葉では語り尽くせない、音、光、質感、表情。そこに時折重なる、小説の一節。
観終わった後に世界を見直したくなるような、とても優しい作品です。
ひとり旅、私もしたいな。そう思っていただけたら嬉しいです。
■プロフィール
1985年広島生まれ。小説家。京都在住。小説、短歌、エッセイなどの文芸作品や、インタビュー記事を執筆する。著書に歌画集『100年後あなたもわたしもいない日に』、インタビュー集『経営者の孤独。』、小説『戦争と五人の女』がある。
店長・佐藤より
「まだ別のドラマつくってたの?」と驚いてくださる方がいたら嬉しいです。
「はい、つくっていたんです」そして「これからもつくっていこうとしています」と元気に答えたいです。
映画『青葉家のテーブル』はゴールではなく、物語を通じてでしかお客さまと共有できないかもしれない「なにか」のために新しい、そして引き続き私たちらしいと感じていただける作品をつくり続けることをしたいと思ってきました。
『スーツケース・ジャーニー』の原型となるアイデアはまさか世の中にこのような大きな変化が起きるとは知らなかった頃に思いついたものでした。
でも今となり奇遇にも「ひとり旅」をテーマとしたこのドラマが、行動範囲の変化によって様々なフラストレーションを抱えてきたはずの多くの人の心をささやかにでも癒したり、ほかの誰かと自分を比べて疲れてしまった日に見返してもらえたり、育児や仕事など自分の役割を精一杯果たすために「今は」なかなかひとり旅が叶わないかもしれない人にとっての擬似トリップのような作品となることを願っています。
そして20代だった頃に梨木香歩さん著の『西の魔女が死んだ』と出会い、小説に登場する数々の言葉に救われたり元気づけられてきた私は、ドラマをつくるにあたりこの小説との関わりをつくれたことを心の底から嬉しく思います。
12/21(火)22(水)21時にYouTubeにてプレミア公開!
『スーツケース・ジャーニー』は、YouTubeの「北欧、暮らしの道具店」公式チャンネルにで12月21日(火)前編、22日(水)後編の二夜連続で21時からプレミア公開いたします。
プレミア公開では、チャットをしながらご覧いただくことができますので、ほかのお客さまやクラシコムのスタッフといっしょにぜひ楽しみながらご覧いただけますと嬉しいです。もちろん、あとからゆっくりご覧いただくことも可能です。
【作品情報】
タイトル:スーツケース・ジャーニー
出演:在原みゆ紀、草村礼子、鳥谷宏之
監督:大釜友美
脚本:土門蘭・大釜友美
撮影:三代史子
音楽:世武裕子
企画:株式会社クラシコム
製作:KURASHI&Trips PUBLISHING
制作:サンディ株式会社
コピーライト:© 2021 Kurashicom Inc.
公開日:2021年12月21日(火)・22日(水)21時
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