【開発秘話】わたしたちが新たな定番デニムをつくったワケ
商品プランナー 緑川
こんにちは。商品プランナーの緑川です。
本日発売された「カジュアルすぎない大人顔」新定番のテーパードデニム 。
企画を走り出してから約1年。試行錯誤を重ねてできあがった自信作が、ついにお披露目となりました!
その名の通り、ラフになりすぎず、はくだけでどこか上品さが漂う大人のためのデニムです。
歳を重ねるにつれ難しさを感じるようになったデニムの着こなし。いくつになっても無理せず自分らしく装えるデニムがあったら、この先ずっとおしゃれを楽しめそう。
そんな想いを込めてつくった新定番のデニムです。
きっかけはロングセラーとなったワイドデニム
▲「今日のコーデはデニムが主役」すっきり見えインタックのワイドデニム
開発のきっかけとなったのは、5年前の発売以来、再販売を繰り返しているオリジナルのワイドデニム。累計販売数約15,000本を誇る当店の大人気アイテムです。
上質な素材と絶妙なシルエットにこだわり、365日頼れる大人の定番服として長く愛されてきました。
ありがたいことに大変ご好評いただいており、SNSではお客様どうしでおすすめしてくださっている投稿も見かけました。わたしたちの想いや企画に共感してくださる方がこんなにもたくさんいらっしゃるんだということを実感し、嬉しい気持ちでいっぱいです。
その一方で、ワイドシルエットに抵抗があるから似合うか心配、気になるけどまだ購入を迷っている、というお声も……。
わたし自身も、30代になり結婚・出産を経て、年齢や体型の変化で今まで好きではいていたデニムがなぜかしっくりこないと感じることがありました。歳を重ねるにつれ、デニム選びって慎重になりますよね。
ワードローブに欠かせないデニムだからこそ、好みや体型によって手に取れる選択肢をもっと増やせたら、より多くのお客様によろこんでいただけるかも。ワイドデニムに続く、大人の定番デニムをつくってみたい!
そんな想いから、デニムブランドではないわたしちがつくる、わたしたちならではのこだわりを詰め込んだ新たなデニムづくりが始まりました。
歴代のシーズンボトムスで培われた経験値
オリジナルアパレルでは、これまでいくつかのボトムスを企画し販売してきました。そのなかでも、2019年からスタートした春いちボトムス、秋いちボトムスは、毎シーズン特に力を入れて開発しています。
そのシーズンの顔となるアイテムとしてとことんボトムスという存在と向き合い、長期に渡る制作のプロセスから発売後のお客様のリアクションまで、とにかく得るものが大きい企画です。
わたしたちは、そこで培われた技術面だけでなく、感覚も大事にしてきました。その経験値は新たなボトムス開発への確かな自信にもつながってきています。
シーズンボトムスの「頼れる相棒感」と、「おしゃれが叶うけど、どこかほっとする安心感」をこのデニムにも反映させたいと思いました。
そうして、すっきりシルエットで上品さがありつつも、はき心地が楽ちんなゆるやかテーパード型のデニムになったんです。
▲サンプルを試着中の店長佐藤(左)と、商品プランナー中居(右)
サンプルの段階からいろんな年齢や体型のスタッフに試着をしてもらい、意見を交わしながら修正を重ねてきました。
上の写真は1stサンプルをチェック中の一コマ。普段からよくデニムをはくという中居と、最近あまりデニムをはかなくなったという店長佐藤。真逆のふたりから出た意見は、「お腹周りの圧迫感を減らしたい!」という同じ内容のものでした。
日常的にはきたいデニムは、家事をするときは動きやすく、リラックスタイムやデスクワーク中は窮屈さを感じないものがいい。特にお腹周りは切実だということがわかりました。
そういったフィードバックを受け、できるだけ軽やかで柔らかい生地を採用し、お腹の高めの位置で支えるハイウエストのデザインにすることで、1日はいてもストレスフリーな仕上がりに。初めてハイウエストのデニムをはいたスタッフからは「脚が長く見える〜!」と嬉しい反応もありました。
悩みが多いデニムだからこそ、開発担当者ひとりではなく、チームメンバーのさまざまな実体験や意見を参考に、お客様にも自信をもっておすすめしたいと思えるものができました。
ワードローブに新定番デニムを
多くの方におすすめしたいテーパードデニムですが、実際に試着をせずにボトムスを買うのはとても勇気がいることだと思います。
商品ページでは、シルエットやサイズ、素材感からおすすめのコーディネートまで詳細にご紹介しています。
わたしたちが直接、接客ができないからこそ、お客様と会話するような気持ちでつくった商品ページになっていますので、ぜひご覧いただきじっくりと検討していただけたら嬉しいです。
このテーパードデニムが、お客様にとって運命の一本となりますように。
写真1、5枚目
photo:芹澤信次
styling:野崎未菜美
hair&make:宇津木明子
model:伊里(AMAZONE)
写真2枚目
photo:滝沢育絵
styling:植村美智子
hair&make:原澤雅(LIM)
model:菖蒲理乃(株式会社ブース・ホリプロ モデル エージェンシー)
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