INTERIOR
【あの人のデスク事情】竹かごや木箱で「しまいすぎない」収納を。ぬいぐるみ作家の、目にも楽しい作業部屋
編集スタッフ 藤波
自宅の一角で、デスクワークをするならば。仕事がはかどるように、かつインテリアとしても素敵にしたいです。
デスクやチェアは？ 書類の管理はどうしてる？ 仕事モードへの気持ちの切り替え方も気になります。
今回ご紹介するのは、ぬいぐるみ作家・kayoさんのデスクです。
なんとも愛らしい表情の動物のぬいぐるみを製作、販売されているkayoさん。
作家さんの作品や郷土玩具にぎゅっとかこまれた、使い勝手も抜群の作業部屋を覗きました。
kayoさん：
「家を建てた時に、L字デスクや壁面棚を作りつけた小さな作業部屋を設けました。
収納したいアイテムに合わせて自分でイラストを書き、その通りに仕上げていただいたので、使い勝手もデザインも気に入っています」
kayoさん：
「チェアとデスクライト、ごみ箱は全て『IKEA』のものを愛用しています。チェアはお気に入りが見つかるまでと思って使い始めたのですが、なんだかんだ使い勝手がよくて、気がつけば8年ずっとこのまま。
デスクライトは、ぬいぐるみの細かい部分を縫う際に手元に引き寄せて使用したいので、アームが自由に動くタイプを使っています。
たくさんのハギレやパーツで部屋自体が賑やかなので、シンプルな『IKEA』の製品がちょうどいいのかもしれません」
kayoさん：
「生地を収納している棚は、実は娘が幼い頃に使っていた『IKEA』のベビーベッドの柵部分を横に立てかけたもの。
いつか何かに使えるかな？ と思ってバラした状態でベビーベッドを保管していたのですが、ある時丸めた生地の収納に試してみたら丁度よくて。一人で歓喜しました（笑）。
ひと目で生地を探せますし、生地からアイデアが浮かぶこともあるので常に視界に入る収納方法はぴったりでした。
手芸店のように布や材料が並んでいる空間が好きなので、目に入るだけで気分が上がります」
kayoさん：
「ハギレや毛糸類は大きさごとに分けて竹かごに収納しています。かごはポイポイしまえるのが楽ですし、見た目も好きですね。
きっちり整理しようと思うとだんだん面倒くさくなってしまって長続きしないので、これくらい気軽な収納が合っているのかもしれないです」
kayoさん：
「糸やボタン、ビーズ類の収納は木製のケースに。100円ショップや、雑貨屋さんで購入したものです。
使いかけの短い刺繍糸は中身が分かるようガラスの器に入れているので、必要な色がすぐに見つかって便利。
同じく使いかけの長い刺繍糸は木製のフォークに巻きつけてマグカップに。以前はよく絡まってしまっていたのですが、この方法にしたことで解消されました。
使いたいパーツをさっと手に取れるよう、しまい込まない収納を心がけています」
kayoさん：
「作業部屋に入る時は、必ず『fog linen work』のリネンのエプロンをつけています。
普段の家事ではエプロンをつける習慣がないので、『今から仕事の時間だ』と気持ちを切り替えることができます」
kayoさん：
「作業部屋のいたるところに好きな作家さんの作品や郷土玩具、張り子、娘からもらった絵などを飾っていて、集中力が切れてしまった時はそれらを眺めることが多いです。
時にはディスプレイを変えたりして気分を上げています」
kayoさん：
「アイテムではないのですが。ソファーや窓際でひなたぼっこしている愛犬の虎太郎に癒してもらいにいきます。
日中はほとんどずっと気持ちよさそうに寝ているので、寝顔を眺めたり撫でたり顔を埋めたりして、リラックスしたらまた製作に戻ります」
▲玄関にも、お気に入りの郷土玩具たちがずらり
このコンパクトな空間から個性的で愛らしいぬいぐるみたちが生まれるのだなと思うと、心が躍ります。
まるで手芸店のように並んだ布や素材が目で見て楽しい、kayoさんの「デスク事情」でした。次回もどうぞお楽しみに。
【写真】kayo
kayo
ぬいぐるみ作家。2007年より、仕事と両立しながら独学でぬいぐるみ作りを開始。自身のショップ『ふぃぃゆ』や取り扱いshopにてぬいぐるみを販売中。型紙を作らずフリーハンドで、主に動物のぬいぐるみを製作している。大人も側に置いておきたいと思える、インテリアに馴染む作品作りをテーマにしている。Instagramは＠kayo_fille @fille_nuigurumi から。
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