【あの人のバッグ】シンプルで、ほのかな女性らしさ漂う。建築家のかばんの中身
編集スタッフ 寿山
リップに手帳、お財布、ポーチ。名前をみるだけで心おどる、そんなアイテムたちが一堂にあつめられた「バッグの中身」には、そこかしこに 「その人らしさ」 が詰まっているのかもしれません。
特集「あの人のバッグ」は、気になるあの人のバッグやポーチの中身を、あれこれ聞いてみる連載シリーズ。
今回のバッグの持ち主は、建築家として住宅や店舗の設計、リノベーションを手掛ける「straight design lab」代表の東端桐子(ひがしばた きりこ)さんです。夫である家具デザイナーの大原温さんと共同で、プロダクトブランド「SAT. PRODACTS」も運営される東端さん。かばんには、どんなものが入っているのでしょうか。
ーバッグとその中身ー
リピートしたくなる
相棒のような小物たち
左上から時計まわりに
・ハンカチ/ブランド不明
・ポーチ/marimekko
・文庫本
・ノート/SAT. PRODACTS
・メガネ/Lunor
・ロングウォレット/POSTALCO
・iphone
・スケール/Tajima
東端さん:
「一度気に入ってしまうと色違いで買ったり、買い換える時に同じものを選んでしまったりする傾向があって、カバンの中身もリピートしている小物が多いです。
POSTALCOのロングウォレットはこれで2代目。厚みは薄いのに普段使っているカード類が程よく収納でき、外にあるポケットには予約表やチケットなどなくしたら困るものを保管したりしています。
革にエンボス加工がしてあって手触りに特徴があるので、カバンの中で手探りで見つけられて便利。キャッシュレス決済が増えて出番が減ったものの、まだ手放す気になれません」
東端さん:
「アイコンになるような黒縁メガネが欲しいと思いつつ、フレームが厚ぼったいと、顔の印象=メガネになりすぎてしまう気がして、長年似合うものが見つけられず試行錯誤していました。
ようやく巡り合ったのが、ドイツのLunorのフレーム。細身でほどよく顔になじみ、数年来愛用しています。質実剛健で無駄がなく、けれどどこか洗練された印象もあるドイツのプロダクトが好きです」
東端さん:
「いつも持ち歩いているノートは、アイデアを書き留めたり設計や打ち合わせのメモにも使っています。
葉田いづみさんにデザインしてもらったオリジナルのもので、A5サイズで薄めでコンパクトだから携帯しやすく、グリッドがあるので間取りのアイデアを展開するのにも重宝しています。
表紙に白い帯があるので、タイトルと日付を書いておき、何冊も使い続けています」
無類のトートバッグ好き
▲バックパックはGREGORY、ショルダーバッグはCELINE
東端さん:
「トートバッグが好きで、仕事でもプライベートでも9割くらいは手に取っている気がします。ブランドやバンドのロゴが入ったものは、会話のきっかけにもなりますし、汚れても気軽に洗えるのがいいですよね。
荷物が多いときはバッグパックにしたり、少ないときは革のショルダーバッグを選ぶときもあります」
ーポーチの中身ー
デザインも使い心地もお気に入り
文房具やコスメなど
左から時計まわりに
・三角スケール
・消しゴム・シャーペン/STAEDTLER
・ボールペン/三菱鉛筆Uni
・カードケース/ENVELOPE
・リップクリーム/Dr. Hauschka
・リップカラー/CHANEL
・マルチバーム/THREE
・有線イヤホン
東端さん:
「図面や資料、サンプルなどを携帯し荷物が多くなることも多いので、ポーチには必要不可欠なアイテムをコンパクトにまとめています。
学生時代から使い続けているシャーペンは、 シンプルで壊れにくく、アルミ製で少し重さがあるのも書きやすいような気がします。ボールペンは 「Uni ジェットストリーム プライム」というもので、書き心地が最高です。
カードケースは、尊敬するLUFTの真喜志奈美さんがデザインしたもの。無駄がなく、質がいい。持っているとすっと背筋が伸びるようなプロダクトです」
肌が弱くメンソールのリップを使うと唇が腫れてしまうことがあるのですが、「Dr. Hauschka」のリップクリームは植物由来の素材だけでできているので、肌に優しいように思います。
外出時にメイク直しはほとんどしないのですが、食事の後や人に会う前に、CHANELのルージュココフラッシュをサッと付けます。シアーなヌードカラーなので、口紅のうえから重ねづけできるのが便利です」
手放せない小物たち
▲腕時計はオメガのもの。パールのネックレスはMIKIMOTO
東端さん:
「数年前に夫にもらったビンテージの腕時計を愛用しています。シンプルなものですが、時間を経たもの特有の質感に、直感で『これ!』と思える何かがあり、偶然にも無くしてしまった祖父の形見と同じオメガのもので、運命を感じました。
それからTシャツなどカジュアルな服装に、小ぶりなパールのネックレスを合わせるのが好きです。
『JO MALONE 』の香水が好きで、仕事に集中する時はすっきりとした香り(ウッドセージ&シーソルト)、楽しい気分になりたい時はフルーツやフローラルなもの(イングリッシュペアー&フリージア)など、その日の気分で使ったりします」
建築家ならではの目線で選ばれたデザイン性のある小物たちは、どこか大人の女性らしさも漂っていてとても素敵でした。
さて、次回はどなたのバッグが登場するのでしょう。お楽しみに。
東端桐子
建築家。「straight design lab」代表。主に住宅を中心とした建築の設計・監理、戸建てやマンションのリノベーション、店舗やオフィスのデザインなども手がける。2015年にから家具デザイン製作の大原 温 / campと共同で、プロダクトのブランド「 SAT. PRODUCTS」(www.satproducts.net)も運営している。Instagramは@straightdesignlab。www.
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