編集スタッフ　松田

まだ寒い日も多いですが、気持ちは徐々に春もののファッションアイテムへ目が向く季節になりました。

春らしい明るく気分が上向くような素材や色をたのしみながら、今っぽいムードを取り入れたアイテムも自分らしく取り入れられたら。

そんな思いを持った店長佐藤が、今回も商品ページでもお馴染みのスタイリスト・植村美智子さんと一緒に、春先のコーディネートを考えてみました。

新しい季節へ向かうオシャレのヒントに、参考にしていただけたらうれしいです。

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店長佐藤の「こんなふうに着たいんです」
– 春へシフトチェンジ編 –

身長160cm

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メンズライクなデニムジャケット。
ワンピースで、ほどよく甘さをミックスさせて

まだ肌寒い春先に一着あると助かるのが、羽織りもの。佐藤がまず取り入れたいと話すのは、デニムジャケットです。

そんな想いから先日発売したのが、当店オリジナルのデニムジャケット。何十年も古びずに着続けられているベーシックなアイテムを、今の私たちのオシャレにも取り入れやすいよう、ポケットの大きさや位置、前見頃のステッチの入れ方など、細かなところまで調整を重ねて完成しました。

佐藤：
「このデニムジャケットは、長く愛されているスタンダードなデザインをもとにつくりました。流行りに左右されることない、これからもずっと楽しめる一着になったかなと思います。

それでいて、ストレスなく心地よく着られるように、生地にはすごくこだわりました。着てみたときの柔らかさ、軽さにきっと驚いていただけるのではないかなと。

バサッと羽織れるゆとりを持たせつつ、上半身はコンパクトにまとまるように。アームホールに余裕があるから、まだ寒い時期にはニットの上からも羽織ることもできますよ」

▲ボタンを外して袖を捲ったり、よりこなれた装いもしやすいデザインです

スタイリストの植村さんより、メンズライクなアイテムであるデニムジャケットには、あえて甘さのあるワンピースを取り入れて、大人の甘辛ミックスコーデを楽しむのがおすすめと教えてもらいました。

佐藤：
「植村さんに教えてもらって、胸元にレースがあしらわれたブラックのロング丈キャミワンピを合わせてみました。足元は厚底のローファーで。

レースがちらりとみえることで、ボーイッシュにまとまりすぎず、今の気分にぴったりなコーデになりました。ワンピースの下には、薄水色のTシャツを。デニムジャケットは、淡いブルー系のトップスとも相性がいいんですね」

▲「こんなふうに袖を捲っても、腕がきつくならず、それでいてほどよいハリ感もある、軽やかで丈夫な生地なんです！」と佐藤

佐藤：
「袖をたくし上げれば、ブレスレットや指輪などのアクセサリー、ネイルカラーとの組み合わせを考えるのも楽しくなります。今回はシルバー系のアクセサリーと、プラム色のネイルを合わせてみました」

 

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ぐんと春気分になれる「白スカート」。
今年はビックシルエットの白シャツと

今年で3年目の再販となり、長く好評いただいている白スカート。カジュアルなスウェットやシンプルなニットと合わせるだけで、ぐんと軽やかに春っぽく、ゆるっとしたアイテムも上品な印象にしてくれます。

より今年っぽく、新鮮なコーデを楽しむとしたら？　植村さんに尋ねたところ、「白ベースのストライプシャツを使って、ホワイトコーデを作るのはどうでしょう？　シャツをビッグサイズのものにすることで、おしゃれな雰囲気が高まります」と教えてくれました。差し色に、赤色のタートルネックも重ねてみました。

▲シルエットはすっきりですが、ウエストはゴムが入っているので着心地楽ちん。さらにゴムは背面だけなので、トップスインしても素敵に決まります

佐藤：
「自分だけでは思いつけない、新鮮なコーディネート！　ビックシャツのゆるっとした感じを、白スカートが凛とした印象にまとめてくれるんですね。この白スカートは、お客様にも好評で、当店の春の定番アイテムとして愛されるようになってきて、嬉しいです。

そして、コーデのポイントになっているのが、中に着た赤色のタートルネックカットソー。実は個人的に赤色ってあまり手に取ったことがなかったのですが、朱色に近いからか思った以上に顔色に馴染むし、パッと気持ちまで明るくなりました。白のストライプシャツから、ほんのり色が透けてみえるのも、かわいいですよね」

▲ネック部分は、着るだけでいい具合にくしゅっと決まる絶妙な長さ。「季節の変わり目に欠かせないアイテムです」と佐藤

 

 

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ボーダーでカジュアルに、ニットで上品に。
さまざまなコーデで頼れるブルーデニムがあれば

季節を問わず、ワードローブにかかせないデニム。春先にかけても、やはり頼りにしたいアイテムです。

今回佐藤がはいたのは、新定番のテーパードデニムのNEWカラー・ブルー。すらっとスタイルよく見える「品ありデニム」の良さはそのまま、今年らしさがたのしめる一本です。

佐藤：
「ブルーは旬の色味で、自分のコーディネートにもぜひ取り入れたいなと思っていたんです。この一本をはくだけで、ほどよく力が抜けた印象になって、それでいて春っぽさを楽しめる、そんな絶妙な色に仕上がったと思います。

いつものボーダートップスも、すっきりまとめてくれるテーパードなシルエットもやはり魅力です。私自身も大好きな一本。足元は、ボリューム感のある黒のローファーを合わせて楽しみたいですね」

佐藤：
「ハイウエストで、テーパード。軽やかな生地感だからこそ、いろいろ着回ししやすくって。

たとえばカジュアルなトップスだけでなく、ベーシックなアンサンブルニットなど、上品なアイテムをミックスさせたいのも今年の気分。そんな気分にも、きちんと寄り添ってくれるデニムだなと改めて実感しました」

▲「ベージュやブラウンのトップスとも相性がよい、色味のデニムです」と植村さん

 

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パーカー×デニムのカジュアルコーデ。
レイヤードで一段こなれた印象に

次に佐藤が着用したのは、今日まさに発売したばかりのオリジナルのパーカーです。

単にデニムに合わせるだけだと、場合によっては幼い印象になりがちなパーカー。植村さんが提案してくれたのは、デニムの上に透け感のあるオーガンジースカートを重ねた、レイヤードコーデです。オーガンジーだけでなく、薄手のリネンなどの素材も似合うそう。色はベージュや白がオススメです。

佐藤：
「レイヤードはこの春も少しずつ挑戦したいと思っていたので、嬉しいです。デニムに透け感のあるスカートを重ねると、それだけでいつものカジュアルな感じが、ぐんとオシャレになりますね！　なるほどなぁ。

このパーカーは、この春のアイテムの中でも、かなりの自信作なんです。ダボッとしないスッキリ見えを叶えつつ、フードはのっぺりと潰れてしまうことがないように、ちゃんと立ち上がって立体感があるように。パフっと着るだけで、愛嬌のある印象になります」

▲少し深めのVネックなので、首まわりに抜け感も

佐藤：
「フードの平紐もいろんなサンプルを試して、アクセントになりつつ、やんちゃにならない上品な太さのものを選びました。大人世代の方にこそ、ぜひこの春着てみてほしいアイテムです！」

 

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春のジャケットスタイルには、
やわらかなイエローを差し込んでみる

佐藤がここ最近好んでいるのが、ジャケットスタイル。

春へのシフトチェンジとして、柔らかなミモザイエローのタートルを差し色として取り入れるコーデを、植村さんが提案してくれました。このイエローはとくに、ベージュや白との相性がいいそう。

佐藤：
「いつもの私だったら、ジャケットには黒のタートルを合わせがち。それでもきっとピリッと締まりそうですが、タートルをイエローにするだけで柔らかい印象になって、春っぽさを楽しめますね！

このミモザイエローは、鮮やかすぎないので色物でも気負わず着られます。顔色もくすみにくい絶妙なカラーで、さりげなく色を楽しめるのがいいですね」

佐藤：
「別のコーデでレッドを着ましたが、このタートルネック、空気をふんわりと包みこむようにして作られた生地で、着心地が最高なんですよー。柔らかくて、すべすべで、直に肌に触れてもずっと気持ちがいいんです。くり返しの洗濯にも強くて、リピートするスタッフも続出中です。

まだもう少し寒い時期は続きそうなので、冷え対策も欠かせません。色違いで数着あれば、本当に頼りになるアイテムだと思います」

＊＊＊

店長佐藤が、春へ向かうこれからの季節に楽しみたいと考えているコーディネートをいくつかご紹介しました。

新しい季節に向けて、なにを買い足そうか、あるいはすでに持っている洋服をどう輝かせようか。いっしょにワクワクしていただけたらうれしいです。

佐藤の着回し企画は、季節ごとに今後も公開予定です。引き続き、お楽しみに！

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photo：滝沢育絵
styling：植村美智子
hair&make：吉川陽子

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