特集|わたしたちが北欧に惹かれる理由 Day.2 ー自由と豊かさの手がかりを探しに

編集スタッフ 松田

denmark 317

特集「わたしたちが北欧に惹かれる理由」

第二話:自由と豊かさの手がかりを探しに

昨日から毎日更新で、
特集「わたしたちが北欧に惹かれる理由」
をお届けしています。

hokuoh_index_02■私がデンマークに惹かれた理由
第一話:プロローグ
第二話:自由と豊かさの手がかりを探しに
第三話:デンマークでみつけたもの
■デンマークに暮らす、針貝さんへ聞いてみました
第四話:憧れのデンマークの第一印象
第五話:デンマークでみつけた本当に贅沢な時間
第六話:暮らしてはじめてみえる、デンマークの内側
第七話:「自分」を求められるとは?
第八話:やっぱり高い税金のコト。
第九話:デンマークに暮らす一人の女性として
■私たちが北欧に惹かれる理由
最終回:編集後記

 

hokuoh_02_day_a

二日目の本日は、わたしスタッフ松田が
どんなきっかけで、デンマークへ
興味を持ったのかを綴ります。

 

「これだ」と思うことがみつけられず、
焦る大学時代

話は私の大学生時代に遡ります。

田舎から上京して
大学に入学させてもらったものの、
好きなものや、熱中できる何か、
これからやってみたい!と思う何かが
なかなか見つけられていなかった
当時の私は、いつも周囲に
気後れをしていました。

憧れだった大学生活、
いろんなモノやコトに囲まれて、
「豊かな」生活をしているはずなのに、
ぼんやりと満たされない気持ちと焦りが
いつも胸の片すみにありました。

そして、そのまま大学3年生に。
就職活動が始まり、
ソワソワした雰囲気が
周囲に広がり始めます。

何に対しても、気後れしてしまって
中途半端だった私が、
流れに身を任せて就職活動をしても
当然のごとく上手く進むはずもなく…。
「はぁー、やっぱり私ってだめなヤツだ〜」と
もとのネガティブ思考に
拍車がかかっていきました。

そんな中、卒業論文を書くための
社会地理学のゼミの授業で、
自分自身の課題でもあった
本質的な「豊かさ」や「生活の質」とは何か
というテーマについて
考えたり、調べていくうち、
国連の「国民幸福度報告書」で
「幸せな国」の上位を、北欧の国々が
占めているということを知りました。

 

デンマークとの出会い

特に、デンマークは、
2年連続でランキング1位。

はじめは、北欧の国の中でも
デンマークという国の響きが
一番馴染みがなく、
バターたっぷりの美味しいデニッシュが
生まれた国だよねー
ということぐらいしか
認識がありませんでした。

denmark 211

それでも、卒業論文を書くために
様々な本や雑誌を読んでいるうち、
デンマークには
18歳以上であれば誰でも入学できる
生涯学習のための学校、
“フォルケホイスコーレ”と
いう教育機関があるということを知ります。

 

フォルケホイスコーレ?

そこは、
「あらゆる世代の人たちが
アートや伝統工芸、経済学、
ジャーナリズム、国際学、などなど
自分が興味のある分野を、
先生も生徒も、
一緒の校内に住みながら共に学ぶ。
そこには入学試験や卒業資格も、
成績もつかない。
学びたいから学ぶ、
まさに「生きる力」を
身につける自由な学校。」
とのこと。

なんでも、デンマークの若者は
高校を卒業したあと、
半年〜1年、そのホイスコーレへ就学して
興味のある分野について学び、
仲間と食住をともにしながら
自立心を育てて、より成熟した若者へと
成長するらしいのです。

そんな自由で面白そうな
学校があるんだ!!

日本の義務教育の中で、
いつも試験や成績に縛られている
と思いながら育った自分にとっては、
すごく新鮮な発見でした。

 

「自由で幸せな国」に惹きつけられる

もしかしたら、そこに
ずっと考えてきた、本質的な
「豊かさ」のヒントがあるのかも?と思い始め、
いつしか「デンマークへ行ってこの目で
その学校をみてみたいー!!」という
気持ちが大きくなっていきました。

と同時に、
自由で幸せな国、デンマークへ行けば、
ネガティブな自分のことも
何か変えられるんじゃないか
という何とも根拠のない動機もありました。
今思うと、ちょっとした
現実逃避だったのかもしれません(苦笑)

とにもかくにも、どうしてもデンマークへ
行きたいモードになってしまった私。

アルバイトで一ヶ月分の渡航資金を貯め、
卒論のためのフィールドワークと称して
大学4年の夏休み、半分は勢いまかせで、
単身、デンマークの旅へ出たのでした。

 

いざ、デンマーク!

denmark 028_1
バルト海と北海に挟まれた
ユトランド半島と、多くの
小さな島々からなるデンマークは
人口600万人の小さな国です。

私が訪れたのは、
少し肌寒くなり始めた9月の初旬。

最初に降り立ったコペンハーゲンでは、
短かった夏を惜しむように、
日が沈むまで、テラスでお茶をしたり
会話を楽しむ人びとの姿が印象的でした。

denmark 316
コペンハーゲンの街を
一通り歩き回ったのち、
いよいよ理想的な「人生の学び場」、
フォルケホイスコーレへ
期待を膨らませて向かいます。

デンマークの旅は、
明日に続きます。

 

もくじ

■私がデンマークに惹かれた理由
第一話:(6月9日更新)
プロローグ

第二話:(6月10日更新)
自由と豊かさの手がかりを探しに

第三話:(6月11日更新)
デンマークでみつけたもの

■デンマークに暮らす、針貝さんへ聞いてみました
第四話:(6月12日更新)
憧れのデンマークの第一印象。

第五話:(6月13日更新)
デンマークでみつけた本当に贅沢な時間

第六話:(6月14日更新)
暮らしてはじめてみえる、デンマークの内側

第七話:(6月15日更新)
「自分」を求められるとは?

第八話:(6月16日更新)
やっぱり高い税金のコト。

第九話:(6月17日更新)
デンマークに暮らす一人の女性として

■私たちが北欧に惹かれる理由
最終回:(6月18日更新)
編集後記


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