【週末観たい映画】生きるために食べ、食べるために作る。映画「リトル・フォレスト 冬・春」
編集スタッフ 松田
作る、食べる、を心から楽しむということ
美しくも厳しい自然の情景、旬の素材を使った料理。生きるために食べ、食べるために作る。全てがひとつながりになった暮らしを描いた映画「リトル・フォレスト」。春夏秋冬の4部作が、明日14日(土)から公開の「春・冬」編でついに完結します。
約一年間にわたって東北の岩手県で撮影をしたこの作品。わたしスタッフ松田が、一足早く観てきましたよ〜!
新鮮にも、どこか懐かしくも映し出される風景の中、自然の恵みを受けながら、美味しそうな料理を作り、食べる主人公のいち子が少し羨ましく思えたり。その反面、厳しい自然と隣り合わせの自給自足生活は、中途半端な気持ちでは難しい暮らしなんだなぁとも感じたり。台詞も音楽も、とってもシンプルで、静かに映し出されるいち子の暮らしを眺めながら、自分自身の暮らしについても考える余白を与えてくれる、そんな映画です。
一見クールに淡々と日々を過ごしているようで「居場所が見つけられない、他人とちゃんと向き合えない」と悩むいち子の姿を通して、どんな場所に暮らすかというよりも、自分自身との向き合い方次第で、自分の暮らしはどんな方向にも変わっていくものなのかもしれないなぁと思いました。と同時に、作る、食べる、を心から楽しめるということは、とっても豊かなことなんだと改めて感じることができました。
この週末、ご家族や友人とはもちろん、のんびりと一人で観るのにもおすすめな一本です。
<あらすじ>
東北の小さな集落“小森”で生まれ育った主人公、いち子。一度は都会で暮らしたものの、自分の居場所を見つけられず帰郷。自給自足に近い生活を送るようになります。稲を育て、畑仕事をし、周りの野山で育った季節の食材から食事を作って食べる、静かな毎日。そんなある日、一通の手紙が届きます。それは5年前の雪の日に突然失踪した母・福子からの手紙でした。
映画「リトル・フォレスト 冬・春」
監督:森淳一
原作:五十嵐大介「リトル・フォレスト」(講談社)
出演:橋本愛、三浦貴大、松岡茉優、温水洋一、桐島かれんほか
フードディレクション:eatrip
公開:2015年2月14日(土)より公開
(C)「リトル・フォレスト」製作委員会
→詳細はこちらから★
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