【イヌとネコのエピソード】第2話:家族みんなの事を誰よりも知っているアリス
編集スタッフ 青木
不定期連載の全4話で、スタッフの実家で暮らす『イヌネコたちとの出会いや、忘れられないエピソード』をお届けしています。2話目の担当は、スタッフ齋藤です。
不思議の国からやってきた、が由来の『アリス』なんです。
文・写真 スタッフ齋藤
一家で犬好きだった齋藤家。
朝の情報番組で毎日やっていた「今日のわんこ」シリーズは欠かさずチェックしている家でした(笑)
そんな高校3年生の秋、出会いは突然訪れます。
「犬を土手で拾った。よかったら見に来て欲しい」という一報が舞い込み、家がざわつきます。
確かその週末にはみんなで車に乗って、拾い主のもとへ出かけて行きました。
生後数週間で目もあまり見えてないくらいふにゃふにゃの犬。歩き慣れていなくて、まだまっすぐ歩けない。でも、とっても懐っこい。
家族会議を開催することもなく、そのまま連れて帰ることに。
そして帰りの車の中で、父が一言。「名前は実は決めちゃったんだよね」
反対する気満々で、何々?と聞く女性陣。すると「どこから来たのか分からない、不思議の国のアリスってことでアリス」
おやおや、いいね!と決まったのでした。
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ゴールデンレトリーバーが入っているようだ、ということだけ分かったけれど、あとは謎のミックス犬。
連れて帰ってから、日に日に大きくなるアリス。「一体どこまで成長するんだろう?」と、当時はハラハラしながら朝を迎えていました。
計10車線の道路を逃走!
まだアリスが若かりし頃。散歩をしていた母の手からリードがスルリと抜けてしまった拍子に逃走!
当時住んでいた地域には高速道路が通っていて、その下にも広い一般道路が。片側5車線計10車線の横断歩道を赤信号で駆け抜けて行ってしまいました。
幸い車はその時はあまり走っていなくて、遠くからきた車がアリスが縦断しているのを見つけ、徐行してくれたといいます。
思いっきり走れたアリスは大満足。青い顔をして追いかけてきた母に笑顔を向けたのだとか。
そんなこともあったよね〜!と家族が集まるたびに話題にあがるエピソードです。
いつも見守ってくれているから、アリスには甘えてしまいます。
実家へ帰るとひとしきりはしゃいで、後をついてきては顔をなめまわす。(大型犬なので顔の大きさは大人と同じくらいで迫力大!)
落ち着くと、部屋のはじっこでいつも通りのんびりしているおばあちゃん犬。
なにか変化があると家族みんながアリスに「こうなったよ、こうするよ」と報告していたので、おそらく家族の誰よりも一人一人の心情を聞いてそれを飲み込んでくれていると思います。だからアリスにはみんなが甘えてしまうんですよね。
学生を終え、就職をし、結婚して家族が増えて…。人間っていそがしいなぁと、アリスは端からみて感じているのでしょうか。
そのくらい、会いに帰ると分かった顔をして側にいてくれるアリス。
不思議の国からやってきてくれてありがとうね!
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