HOUSEKEEPING
【片付けコラム】寝室に必要なものって意外と少ないかも？
イラストレーター ゆるりまい
文・イラスト ゆるりまい
こんにちは、ゆるりまいです。
こんにちは。ゆるりです。
さて、今回のテーマは『寝室』です。じつは寝室は、私の中で片付けがはかどる場所ランキング上位の部屋なんです。
寝室も極力ものを置かない、がモットーです。
（撮影：ゆるりまい）
この連載のお話をいただいて打ち合わせをした時、編集チームのスタッフ津田さんに「一番印象深いのはベッドだけの寝室の写真で…」と言わせてしまったほどのわが家の寝室。
確かに、ただ単に片付けをしただけでは行き着かない「がらーんさ具合」、、、かもしれません。
というのも、書籍をご覧になったことのある方はご存知かもしれませんが、私は東日本大震災で被災して家を失った経験があるので、家のインテリアにはまず「安全であること」が優先。
なかでも寝室とお風呂場は、より安全性を求めます。そこの場所にいる時の私たちは、とても無防備なことが多いから。
特に、就寝時に被災したら真っ暗な中、寝ぼけた頭で身を守らなければいけない寝室は、極力ものを少なくするに越したことはないと思っています。
そう考えていったら、結果的にわが家の寝室はベッドだけになりました。
もちろん、安全性を追求した結果でベッドだけになったわけではなく、どこまでシンプルにできるか挑戦していったらベッドだけになってしまった…というのが、正直なところではあります。
寝室での行動をひとつひとつ振り返ってみました。
そんな寝室にするために最初にしたことは、“寝室での行動をひとつひとつ振り返る”でした。
朝起きた時、日中、夜寝る前、寝室で自分はどう過ごしているのかを考えたのです。
振り返ってみて気付いたことは「私って寝る時にしか寝室にいないんだ」ということ。あとはリビングか仕事部屋にいます。つまり、寝る時だけ寝室が使いやすければいいのだなと。
だったら話が早い！と、ベッド以外のものを一旦すべて寝室から出し、なるべく省エネルギーで行動したい寝る直前と寝起きに、そばに置いておきたいものだけを枕元に持ち込むことにしたのです。
私が枕元に置いておきたいと思ったものは、コンタクトレンズ、メガネ、iPhone、簡単な非常グッズ（懐中電灯、小型ラジオ、iPhoneの携帯充電器、ホイッスル）でした。
（撮影：ゆるりまい）
それらを蓋つきのカゴに入れて、日中はクローゼットに仕舞い、寝る前に枕元に持ってくるようにしています。
日中も枕元に置いておくこともできますが、掃除の時にいちいちどかすのが面倒ですし、少しでも『寝室にはベッドだけ』の状態にしてみたくて、クローゼットに仕舞うようにしたのです。
ベッドしかない寝室は掃除も楽です。布団やタオルケットをパフパフするだけですぐに綿ぼこりが出てしまう寝室は、簡単に掃除ができるようにしておきたいもの。
特にベッドの下はほこりがたまりやすいのに掃除がしにくい場所なので、できるだけベッドの周りにはものを置かず、ササッと掃除機がかけられる空間にしておきたいと思っています。
子どもが生まれて、すこし変わりました。
（撮影：ゆるりまい）
とはいえわが家も、今は残念ながら（？）ベッドだけではなくなってしまいました。
今年の初めに出産をしまして、赤ちゃんと夫と私と猫２匹で寝るには、ベッドがひとつではちょっと狭い…。
なので、ベッドを買い足しクイーンとシングルのダブル使いをしています。だから寝室がほぼベッドという状態に。
それに夜中の授乳の時につけるライトや空気清浄機、オムツ入れのカゴが増えてしまいました。（あぁ、せっかく作り上げた理想の部屋が…！笑）
けれど、これも子どもが小さいうちだけだしな〜と思うと、今しかできないインテリアなのかなとも思います。
▼本連載のプロローグはこちら
▼ゆるりまいさんの著書（一部）
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わたしのウチには、なんにもない。 ゆるりまい エンターブレイン 2013-02-28 |
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なんにもない部屋のもの選び ゆるりまい KADOKAWA/メディアファクトリー 2014-08-01 |
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