【スタッフコラム】節目の年齢「40歳」を過ぎたら

お客様係 上山

ueyama20150930-01文・写真 スタッフ上山

自分の年齢について考えてみる。

ふと気づいたら、四十路をすぎて早3年も月日が流れていました。

周りで働いているスタッフがみんな20代、30代という仲間に囲まれて働いていると、本当にびっくりするぐらい、ずうずうしいぐらいに自分自身の年齢を忘れて日々過ごしているのですが、ふとした瞬間に年齢と向き合うときがあります。

「人やモノの名前がぱっと出てこない・・・」「目のカスミがもしかしたらこれは(老眼のはじまり?!)・・・」「酒量や食べる量が減っているのに痩せない~」

こういったカラダの変化が教えてくれるんです「もうキミは若くはないんだよ」と。

 

40歳ってもっとオトナだと思っていた。

10代、20代の頃は自分がそんな年齢になることは想像すらできませんでした。

30代になると「40歳」という年齢をむかえることは、人として一段ステージアップするような気がしていました。「若さとは引き換えに知恵を得て成熟した自分がそこにいるんじゃないか」と。

少しばかりカッコイイことを期待していたのだけれど、実際のところなってみると、「私は私のまんま」でした。40歳の私ってもっとオトナだと思っていたんですけどね。

生活環境は確かに20代、30代のあのときからは変わってきているし、良くも悪くも人生経験をそれなりに積んできたつもりではいたのだけれど。

ああ、結局何歳になっても私は私でしかなく、悩みの種や失敗の種類は多少変わりはしたけれど、根本的なところ、自分の根っこにあるものはあんまり変わっていないのかもしれません。

 

目を見張るような変化はないけれど

2回目の成人式を迎えたわけだし、カラダを含め人の成長曲線も緩やかに下降気味であることも見えてきたし。「個」の自分に大きな変化が生じないこともうすうす気づいています。

でも時の流れに身を任せて老化していくだけで、中身は変わらずそのまんまじゃなんだか切ない。

自分の限界値もある程度刷り込み済みだから、この身をいたわりながらも自分にできることでちょっとした変化をもたらしてみたいな。

そんな思いもあり、私なりに40歳の節目をむかえるあたりから持ち続けているテーマがあります。

来る50歳のもう少しオトナな自分に出会うために。

 

テーマは「敢えてやってみる」

ueyama20150930-02

ここ「クラシコム」への転職もひとつのきっかけだったのかなと思います。

40歳目前での転職活動。

ちょうど40歳になる年に縁あって入社したとき、この年齢になってはじめてお客さま係という仕事を経験したり、さらにジャムなどの食品販売に携わることになりました。

過去に経験したことのない未知の分野へ仕事で挑戦させてもらえること、自分自身にとってもかなりチャレンジなことでしたが、会社にとってもチャレンジなことだったんじゃないかなーと今だから思います(笑)

日々の暮らしの中では、結婚を機に夫の趣味にくっついてキャンプや山登りをやりはじめたのですが、自分自身の道具もちゃんと買い始めてアウトドアライフを楽しみだしたのが40歳になる頃。

これもまた本当にここ2,3年のことで、長年のインドア生活から足を洗い、運動オンチの私がアウトドアをはじめたことに周りの友人らははじめとても驚いていたほど。ゆっくり時間をかけてアウトドアのおもしろさを知り始めたところです。

そしてつい数か月前。無謀にもはじめてしまいました、大学時代に挫折した「フランス語」を。第二外国語として受講していたのにまったくもって身につかず、むしろニガテな感覚だけを習得してしまったフランス語。

ひょんなことから耳にしたフランス語のシャンソンがすごく気に入ったこと。そして、どうしてもこの人物から習ってみたいと思ったフランス語の先生があらわれたこと。この2つのタイミングが相まって、やってみようとはじめたばかりなのです。

どれも現在進行形のことばかりですが、「えいっ!」と飛び込むチャンスをくれたのは「40歳」という節目の年齢なのかもしれません。

なかなか面白いじゃないの40代って、最近じわじわと思い始めました。さて、50歳の私はどんな自分になっているのかな。


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