【旅のおしゃれ】第3話:親子でウキウキ気分をたもつ、快適な旅のよそおい。
子供と一緒の旅行でも「おしゃれな服装」を楽しみたい、という方のヒントになりそうなファッションコーディネートをご紹介します。ご登場いただくのはセンスのいいもの選びや洋服の合わせ方に定評がある、文筆家の小川奈緒さん。子連れ旅行におすすめの持ち物もあわせてご紹介いただきました。30代、40代の小さな子どもをもつママが、おしゃれで快適に子連れ旅行を楽しむためのアイデアが満載です。
編集スタッフ 田中
写真 小野田陽一
3話連載で、文筆家・編集者の小川奈緒さんの旅じたくとおしゃれのコツをお届けしています。
いよいよ旅行当日。電車、飛行機、車など移動時間の長い出発日の服装のポイントや、旅のおともになる本などをお届けします。旅を快適にするために、小川さんがひとつひとつ選んでいるものにはそれぞれ込められた思いがありました。
最終回の今日は、旅に出発する気分でたのしくご覧いただけるとうれしいです!
【出発日のファッションや旅のおとも】
ファッションは、旅立ちの高揚感をあらわして
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アウター:nooy/ブランケットコート
トップス:MARGARET HOWELL /カシミヤニット
ボトム:or slow/ワークパンツ
靴:space claft/サイドゴアブーツ
ニット帽:BEAMS/カシミヤニットキャップ
バッグ:eb・a・gos /カゴ&レザーのバッグ
スーツケース:リモワ/サルサ
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いよいよ旅行当日、スーツケースを持って、さあ出発というシーン。
空港や新幹線のホームなど旅へと向かう人々が行き交う場のムードが好きという小川さん。自分も軽やかな気分と足取りで旅をスタートさせたいという思いがコーディネートにもあらわれているんです。
小川さん:
「着ていて落ち着く、自分らしい服であることと、ただでさえ疲れがちな移動を少しでも快適にしてくれる素材選びを意識しています。また最近は今日の服のようにライトグレー、イエロー、白など明るい色を着たい気分で。見た目にも軽さがあるから、リラックス感にもつながるんです。」
パンツは、座ったり立ったりしても膝が出にくい、ゆとりのあるシルエットやストレッチ入りの生地を選ぶことが多いそうですよ。
次は娘さんの出発日のコーディネートを見てみましょう。
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アウター:小川さん手作りのブランケットコート
トップス:無印良品/ボーダーシャツ
ボトム:手作りのチュールスカート、無印良品/レギンス
靴:ムートンブーツ
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第1話でもお子様のコーディネートを決めるときのポイントとしてあったのが、「子どものウキウキした気持ちを大切にすること」でした。
出発日の服も、もちろんそのことを念頭においたコーディネートなんです。
小川さん:
「移動日は動きやすいレギンスが便利ですが、ピンクのチュールスカートをあわせるだけでベーシックスタイルにちょっとだけ『おめかし感』が出るんです。旅は写真を撮る機会も多いので、いつも以上におしゃれを楽しませてあげたい。だから私も出発日が近づくと重い腰を上げて、娘の服を作ることが多いんですよ。」
アウターはブランケット素材の生地をつかったコートだから、軽くてあたたか。お子さまも着心地がいいとやはり素直に着てくれるそうですよ。移動中もご機嫌でいてもらうのって、親目線としては重要ポイントですよね。
容量たっぷり、だけど見た目のおしゃれも叶えるバッグ
バッグ:eb・a・gos(エバゴス)
今回旅行につれていくバッグをお聞きしたら、ふたつとも eb・a・gos (エバゴス)のものでした。小川さんのお気に入りな点は、シンプルなコーディネートのアクセント役になってくれるデザイン性と、ポケットや仕切りが細かくて機能的なところ、そして見ため以上に収容力があるところだそう。
バッグの中身は、お財布、定期入れ、携帯電話、ハンカチ、化粧ポーチ、本、たたんだストールなど。持ち物は、普段とあまり変わらないといいます。
慣れない土地で動き回る海外旅行では折りたたみのバッグを使うこともあるけれど、今回想定した帰省や国内の移動なら、よりおしゃれ心が満たされるこれらのバッグを使うのだそうですよ。
旅のおとも「対談、旅のエッセイなどの本」
旅のおともに欠かせないという本は、選び方が年々変わってきたそうです。何冊か選んでいただいたものは、対談や旅にまつわるエッセイ、文芸誌などでした。
小川さん:
「子どもと一緒だと、どうしても読書がコマ切れになります。それが理由で、個人的な意見ですけど本の世界に入り込みたい小説などは選ばなくなりましたね。
おもしろい会話がポンポンとかわされる対談や紀行エッセイなどのほうが、文章の温度感と自分の状況が合うみたいで中断しながらでも案外すいすい読めるんです。」
文芸誌も同じ理由で、どこから読んでもいい、短めの読み物がいくつか読める。そしてすみずみまで読もうと思えば、旅の途中で読了してしまう心配もあまりない。そんな気軽さが良いそうなんです。人によって選ぶものは違うと思いますが、小川さんの選択の仕方に思わず本の名前をメモしていました。
小川さんの旅のおしゃれは、「旅気分をたのしく保つ」装いであること
ここまで小川奈緒さんの旅じたくをお届けしてきました。印象的なのは、「旅気分をたのしく保つこと」を念頭に持ち物や服をセレクトしていること。かさばらない素材の服を選んではいるものの、色の選び方やアクセサリーやマニキュアなどおしゃれも忘れない、小川さんなりの基準がありました。
わくわくと浮き立つ気持ちは、それこそが旅の醍醐味でもありますよね。誰だって旅行中にご機嫌ななめにはなりたくはありません。旅のおしゃれは、テンションを旅モードにして心地よく過ごすためにも大切なことだったんですね。
さあ、いよいよ旅に出発しましょう!持ち物は揃ったし、スーツケースにもキレイにパッキングできました。小川さんの旅じたくがヒントとなり、みなさんの旅行が楽しいものになりますように。
もくじ
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