【インテリア特集】第5話:お気に入りのうつわと、マネしたい飾り方まとめ
編集スタッフ 二本柳
写真 松元絵里子
イラストレーター・よしいちひろさんのお宅を訪ねました
都心から電車で約1時間。緑の多いおだやかな街に暮らす、イラストレーター・よしいちひろさんのご自宅インテリアを紹介する特集(不定期更新)をお送りしています。
よしいさんは、ご主人と1歳半の息子さん、愛犬おいも君の「3人と1匹」暮らし。
一軒家の間取りは1階が寝室とワークスペース、2階にリビングやキッチンと水回りがあり、3階はゲストルームとバルコニーになっています。
第5話では、お気に入りの器や、これまでご紹介してきた「飾り方」のまとめをご紹介したいと思います。
(※登場するアイテムは、全て私物です。過去に購入したものを紹介しているので、現在手に入らないものもございます。どうぞご理解、ご了承いただけると幸いです)
第5話
お気に入りのうつわ
(1)北欧×有田焼のカップ&ソーサー
手に取るのがたのしくなりそうな、華やかな色合いのカップ&ソーサーは「1616/arita japan」のもの。
伝統的な有田焼の技術に、モダンな北欧風のデザインをかけあわせて作られています。
よしいさんは、全体的に白い印象のお家に引っ越してきてから、こういった淡いパステルカラーを集めるようになったのだそうです。
(2)子供のための木製食器
コップ・お皿:「高橋工芸」、茶碗:「オケクラフト」、スプーン:「OXO」
軽くて触り心地の良い「木」のうつわは、1歳半の息子用。落としても割れにくく、安心して持たせることができるので重宝しているそう。
でも、そろそろ「落とすと割れる」ということを覚えてもらうためにも、陶器のうつわを使わせようと思っているとのことでした。
(3)キッチンクロスみたいなお皿
デンマークの「normann(ノーマン)」から出ている、「Mormor(モーモー)」シリーズはデンマーク語で “おばあちゃん” の意味。
その名のとおり、どこか懐かしくかわいらしいお皿がよしいさんお気に入りの1枚です。ブルーのラインが愛らしいデザインは、キッチンクロスをイメージして描かれているのだとか。
「本当はバターを切るためのボードらしいのですが、お菓子をのせたり、お皿として愛用していますよ」(よしいさん)
<おまけ>
マネしたい「飾り方」のおさらい
使わない花瓶はまとめてオブジェに
女の子の置物:「LET ‘EM IN」、青い猫の瓶:ワインの空きボトル
つい手に取りたくなるような、魅力的なデザインの多い「花瓶」はよしいさんも集めてしまうもののうちのひとつ。
とはいえ毎日出番のあるものではないので、ふだんは収納してしまう方も多いかもしれません。
でもこうして複数を集めて並べると、それだけでオブジェのようになっていましたよ。
マスキングテープで描く壁の模様
よしいさんのご自宅の壁を彩っていたのは、マスキングテープで描かれた様々な模様です。
階段は「木の年輪」を、リビングには「森」を、寝室には「山」を……それぞれの場所にテーマを決めてデザインされていました。
気軽に貼ったり剥がしたりできるマスキングテープなら、お誕生日会などのちょっとしたイベントの時にも取り入れられそう。子供部屋のデコレーションにも良いかもしれませんね。
かわいい包装紙は「絵」のように
包み紙がかわいくて、捨てるにも忍びないと思ったことはありませんか?
箱は取っておく場合もありますが、包み紙はどう活用したら分からずに捨ててしまうことが多いかと思います。
でもよしいさんは、そんな紙も「絵」を飾るのと同じように壁へ貼り付けて、それがとってもオシャレでした。
数枚重ねてコラージュのように飾るのも素敵。これなら簡単に取り入れられそうですよね。
パケ買いの空き箱は、大小いろいろ積み重ねる
これもまた、使い道に迷うけれど集めたくなる「空き箱」。
ある程度大きさのあるものは書類入れにしたり、名刺入れにしたりと使い道がありますが、チョコレートのように小ぶりな箱となるとなかなか難しいですよね。
そんな小さな空き箱は、窓辺にトントンと積み重ねて。
色合いや柄のミックス具合がかわいらしく、窓辺に重ねればインテリアの一部になっていました。
思い出の断片は、小皿にまとめる
よしいさんは、友人からもらった花束がきれいにドライになったものや、散歩の途中に拾った木の実など、思い出の断片を窓辺にディスプレイしていました。
それだけ単体で見ると飾るのが難しいようなものも、小皿にまとめて並べると素敵な雑貨に様変わりです。
イラストレーター・よしいちひろさんのインテリアを全5話でお届けしました。
旅好き、雑貨好きなよしいさんが一期一会で集めてきたお気に入りの雑貨や家具、うつわなど。全体としては白がベースとなったシンプルなお家のなかで、そうした「お気に入り」が気持ちよく調和していましたね。
イラストの仕事や子育てで忙しいなか、そんな慌ただしさをまったく感じさせない柔らかな印象のよしいさん。「好き」を集めた楽しげなお家が、そんな優しい笑顔を引き出しているのかもしれません。
それでは、次回のインテリア特集もどうぞお楽しみに。
(おわり)
もくじ
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よしいちひろ
1979年兵庫県生まれ。おしゃれやお買い物、おとぎ話へのあこがれなど、ガーリーでロマンティックな世界観が人気なイラストレーターで、書籍や広告など幅広いジャンルで活躍している。著書に『思いを伝える!かわいいイラストBOOK』(PIEBOOKS)。
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