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【北欧をひとさじ・冬】30代でデンマーク留学へ。今の暮らしを豊かにする、冬のお楽しみ習慣

【北欧をひとさじ・冬】30代でデンマーク留学へ。今の暮らしを豊かにする、冬のお楽しみ習慣

編集スタッフ 岡本

お気に入りのマグカップで紅茶を飲んだり、夜は明かりを落としてキャンドルを灯したり、煮詰まったときにfikaと称して甘いものを食べたり。北欧の暮らしからヒントをもらうことで、日常が彩られていることを感じます。

動画コンテンツ『北欧をひとさじ』は、季節の巡りを大切にしている北欧にちなんで、その時季にまつわる習慣をご紹介する番組です。お話をお聞きするのは、日本に住む北欧に縁のある方々。

自分の暮らしに北欧のエッセンスをひとさじ(それ以上の方も!)加えて暮らしている方にお話を聞いていきます。

 


上原さんの冬の習慣

「お皿に雪が降る、デンマークのおやつ作り」


冬の習慣をお聞きしたのは、クラフト作家の上原かなえさん。

デンマークでの手芸留学を経て、現在はフィンランドの伝統装飾であるヒンメリの制作を、材料となるライ麦の栽培から行っています。

帰国後は長野県に移住して、家族4人で暮らす上原さんに伺った冬の習慣。前編では「冬の定番おやつ」についてお話をお聞きしました。

上原さん:
「長い北欧の冬にはじめは体が慣れなくて、暗い気分になるときもありました。

でも健やかに乗り越えるための暮らしの知恵がたくさんあって、そのたびに人の温かさを感じていたんです

上原さん:
「たとえば、朝子どもたちが登校する時間はまだ薄暗いので、先生たちが窓辺にキャンドルを灯していたり、ちょっとしたしつらえでおもてなしの気持ちを伝えたり。

体調を整えることにも積極的で、どんなに寒くても外で運動する人が多いのも印象的でした。

心と体の調子を保ちながら冬を乗り越える術をいくつも教えてもらった気がします

上原さん:
「冬のお楽しみのひとつとして知ったのが、デンマークの定番おやつ『エーブルスキーバー』です。

友人のティナという女性に誘われて地元の幼稚園に遊びに行ったときに初めて食べたのですが、このまあるいパンケーキが子どもたちは大好きみたいで。

粉砂糖を雪のようにかけてもらうときは特に目が輝いていましたね。

我が家ではたこ焼き機で作るのですが、材料もシンプルで簡単。手軽にクリスマス気分が味わえるので冬になるとよく作っています

北欧の冬は長い。そんなイメージが先行していたけれど、上原さんのお話を聞いてからは暮らしのあちこちにさりげない思いやりを散りばめて、心あたたかく過ごそうとする北欧の人たちの姿が浮かぶようになりました。

動画では、コーポラティブハウスを参考にした友人家族との共同生活の話や、大切にしている子どもとの関わり方についてもお話を伺っています。

詳しい内容はぜひ本編でお楽しみください。

 

続きはYouTubeでお楽しみください

 

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撮影:米澤佳州子

上原かなえ

1980年、鹿児島生まれ、クラフト作家。デンマークの手芸学校に留学したのち、自然素材の手工芸を研究。ライフワークとしてフィンランドの伝統装飾ヒンメリを材料のライ麦から栽培し作品制作をしている。そのライ麦の茎を飲み物用ストローとして加工する「MIYOTAライ麦ストロープロジェクト」を主宰。地元の農家と福祉施設と連携し就労支援につなげる活動も行っている。Instagram:@kanaeuehara

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