【冷蔵庫収納のマイルール】第1話:エリアを区切って活用中の冷蔵室と、小さな野菜室のヒミツ。
すっきりキレイな冷蔵庫収納を叶えるために、2児の働くママに使いやすい冷蔵庫収納術を聞きました!買い物の頻度から、野菜室の使い方、調味料をいれる100均の収納グッズ、作り置きおかずを保存するおすすめ容器まで、真似したくなるアイデアがたくさんあります!
編集スタッフ 青木
写真 田所瑞穂
食材が取り出しにくい、探しにくい。時には使い忘れて小さくしぼんだ野菜が奥から出てきたり、、。スタッフの中でも、冷蔵庫にまつわる悲しい話は時折話題にのぼります。
そこで、冷蔵庫をスッキリ使うコツについてお届けする特集を企画しました。
お話を伺ったのは、日々の暮らしを綴ったブログ「エコナセイカツ」で人気のマキさんです。
2人のお子さんを育てるワーキングマザーのマキさんは、以前、当店の連載「朝の過ごしかた」にもご登場いただきました。その中で紹介していた時間の使い方が印象的だったんです。
例えばこの一節、
「朝ごはんは『盛り付けるだけ』、お弁当も『詰めるだけ』にするために前の晩に食材を仕込んだり、常備菜を2〜3種類用意しておきます」
いかがでしょうか。冷蔵庫の中にも、マキさんならではのマイルールが潜んでいるような気がしてなりません。
1話目の前半は冷蔵室の使い方について、後半は収納に使用しているアイテムを紹介します。
キレイで使い勝手のいい冷蔵庫を保つ秘密を、3日間でたっぷりお届けします。
271リットル、4人家族のコンパクトな冷蔵庫。
マキさん宅の冷蔵庫は、冷蔵室と冷凍室が上下2段の271L。4人家族の冷蔵庫としてはコンパクトなサイズでしょうか。そして冷蔵庫の高さは、ちょうどマキさんの身長と同じくらい。一番上の段まで目が届く、使い勝手がよさそうな高さですね〜。
上段の冷蔵室を開けると、棚と引き出し式になっています。
ここに、4人家族の一週間分の食材をまとめて入れているのだそうです。結構なボリュームになりそうですが、どのような収納の工夫があるのでしょうか。
上段づかいが要!平日は作り置き食材で乗り切ります。
マキさんに工夫をたずねると「週末の作り置き」との答えが。
しんなりしやすい葉野菜や、味が馴染むと美味しくなるおかずを中心に、すぐに食べれるお惣菜を3〜4日分ほど仕込んでおくのだそうです。
マキさん:
「こうやって準備しておくと、朝食や夕食の副菜、お弁当のすきまなど、様々に使い回せるんです。ちょこちょこ盛りつけるだけで色鮮やかなワンプレートになりますし、帰宅後も子供を待たせず夕飯作りができて、とても便利ですよ〜」
日ごとに味が馴染む「きゅうりと塩昆布の和え物」や、甘辛い味付けの「レンコンのきんぴら」「煮豚」など、大人も子供も喜びそうなメニューですね!
それらがぎっしりつまった冷蔵庫を開けるだけで、腹ぺこのお腹が満たされるだなんて素敵です。
沢山の作り置きは、平日の安心感につながっているんですね。
味付け・調理の時短になる、手作りの調味料。
次は中段の引き出しを見てみましょう。ここには、マキさん手作りの調味料や、保存容器に入れ替えた粉類がしまわれていました。
ほぼ高さのそろった瓶は、こうやって引き出しにしまうとスッキリするんですね。さらに、ふたの上などのよく見える場所にラベルを貼れば、中身が一目瞭然!
100円ショップで購入した容器や、空きビンを上手に活用して「よく見える探しやすい収納」づくりを実践されていました。
小さな野菜室に潜む、スッキリ冷蔵庫のひみつ。
冷蔵室の一番下にある深めの引き出しが野菜室です。独立した野菜室が付いている冷蔵庫が主流な中では、小さい方かもしれません。
マキさん:
「野菜室小さめなんですー(笑)だから、ある程度調理してしまわないと入らない、というのもあって、野菜を半調理(茹でておく、洗っておくなどです)したり、作り置きを用意するようになりました。
買い物の際にも、冷蔵庫にしまわなくていい根菜や、日持ちする野菜のバランスを考えて買うようにしています」
引き出しにしまった野菜も何日も置いておく事はなく、作り置きの減り具合を見ながら、夕飯の仕度の合間に新たな作り置きに変身させるのだそうです。
そうやって過ごしているから、しょんぼりと縮んだ迷子の食材がそもそも出てこないそうです。冷蔵室の食材が1週間で入れ替わるというサイクルで、スッキリを実現していたんですね〜。
週の始めはこんなにぎっしりだった冷蔵室も…
週の後半には、奥の壁がみえる程余白のある状態に。(この景色、なんだかきもちいいです!)
入っているのは、1〜2食分の作り置きと野菜のみ。その他は保存が効く調味料やジャムなどです。
ここまで見通しがよくなると「来週はどんな献立にしよう」と考える余裕が生まれそうですね。
作り置きに愛用中の保存容器を紹介します。
ここからは、マキさんが冷蔵室で愛用している保存容器の紹介です。それぞれのお気に入りポイントも聞いてみました。
アイテム1. 調理から保存までいける、野田琺瑯。
マキさん:
「琺瑯は、電子レンジでの温め直しはできませんが、直火にかける事ができるので、調理から保存まで大活躍です。シンプルなデザインなので、食卓にもそのまま出せるから、洗い物もちょっとだけ楽になるんですよ〜」
こちらは「マッシュルームとタコのアヒージョ」。調理→食卓→保存の好例です。おいしそう!
愛用中!野田琺瑯のサイズ
商品名:レクタングルホワイトシリーズ(野田琺瑯)
浅型0.8 L:幅14.5×奥行き20.8×高さ4.4cm
深型1.5L:幅15.5×奥行き22.8×高さ6.8cm
アイテム2. IWAKIのガラス容器
マキさん:
「実家で使っていたのを一つ譲ってもらい使ってみたら、すごく便利だったんです!電子レンジやオーブンでも使えるんですよ。シンプルで、食卓にもそのまま出せるデザインなので、サイズを揃えて愛用するようになりました」
マキさん曰く、「パックから出して洗うだけ、切っておくだけでも下ごしらえのうち」なのだそう。
たしかに、そうするだけで、調理の度に手を拭いたり、ナイフを洗ったりするひと手間がなくなりますね!
愛用中!ガラス容器のサイズ
商品名:パック&レンジ(IWAKI)
長方形:185×93×55mm
正方形・大:128×130×55mm
正方形・小:92×93×54mm
アイテム3. Felliのプラスチック容器
この中に見える「しょうゆこうじ」や「塩レモン」などの調味料の多くは、なんとマキさんの手作り!
愛用中!粉もの容器のサイズ
商品名:storage Container(Felli )
サイズ:8×8×8cm
マキさん宅の冷蔵室は、作り置きと、食材が1週間で入れ替わるというサイクルでスッキリを保たれていましたね。
ここまで手マメな仕度は、すぐには真似できそうにないけれど「パックから出して洗うだけ、切っておくだけ」の下ごしらえは早速始めてみたいなと思いました。
2話目では、考える・迷う時間を減らしてくれる「冷凍室の使いかた」を紹介します。すぐに試せる簡単な方法をどうぞお楽しみに。
(つづく)
もくじ
マキ
東京都在住。2人の娘と夫の4人で暮らす。子育てをしながら一方では広告代理店での勤務を続け、忙しい生活のなかにどうしたら「ゆとり」を持てるか?ということを考え、実践するその暮らしぶりは、人気ブログ『エコナセイカツ』で見ることができる。(http://econaseikatsu.hatenadiary.com/)
▽マキさんの著書
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