クラシコムのしごと
【クラシコムのしごと】20年の歩みをふりかえる全社会議を開催しました

【クラシコムのしごと】20年の歩みをふりかえる全社会議を開催しました

当店で働くスタッフたちの現場をお届けしている連載「クラシコムのしごと」。今回は、2026年7月2日に開催した第8回目の全社会議のレポートをお届けします。


日ごろはリモートとオフィス出社のハイブリッド勤務をしているクラシコム。全社員でひとつの場所に集まり、歩みをふりかえる大切な機会としてリアルな場所に集まる「全社会議」を、半年ごとに開催しています。

2026年9月、クラシコムは創立20周年を迎えます。今回の会議は、その節目に20年の歩みをじっくりとふりかえる特別な一日となりました。


新しい会場に、約100人が集まりました

梅雨らしい空模様の朝。会場には、約100人のスタッフが集まりました。今回は初めての会場となるマンダリン オリエンタル 東京での開催です。

全社会議では毎回、職種や年次、チームを超えたテーブル割りが組まれています。

仲間とおしゃべりをしたり、パソコンに向かって作業をしたり。いつもと違う場所でも、いつも通りの仲間の姿に、気持ちが安らぎます。


▲開始時刻も近づき、ステージ側の席にみんなで移動します


司会の人事スタッフ・筒井のあいさつで、いよいよ全社会議のスタートです。



20年を4つのフェーズでふりかえる

今回のメインは、代表の青木と副社長の佐藤によるトークセッションです。テーマは「変わらないために変わり続ける 2026」。創業から現在までの20年の歩みを、4つのフェーズに分けてふりかえります。


「経営をしていると数字だけを評価されることもありますが、僕としては、この20年を大河ドラマのようなひとつの物語として歩んできた感覚があります。だから数字という結末だけじゃなく、プロセスも一緒にふりかえりたい。みなさんと物語を共有したいという思いで、20年をまるごとふりかえってみることにしました」(青木)


2006年から2012年までの創業期。「北欧、暮らしの道具店」が生まれ、北欧ヴィンテージの販売に始まり、ECストアとして少しずつ商品と読み物を増やしていった時代です。


▲2007年、青木と佐藤の北欧でのヴィンテージ食器買い付けの様子

続く2013年から2016年まではECストアからメディアへの転換期。オリジナル商品開発や実店舗など、試行錯誤を重ねる様子や、貴重な映像も交えながら、当時をふりかえります。


2009〜2014年まで運営していた「北欧、暮らしの道具見」の実店舗

▲社員も知らなかったふたりの思い出話に、思わず笑い声が上がる瞬間もありました

2018年〜2021年のフェーズでは、アパレル商品の開発やドラマ制作など、ジャンルを拡げながら、急速に会社が大きくなっていく中で、仲間と一緒にトライした新たな仕事や組織の変化についても率直に語られました。


2017年からスタートしたオリジナルアパレルの展開も、急速に拡大しました

▲コロナ禍を経て2021年劇場公開した映画「青葉家のテーブル

「ちょうど自分の40代がこの3つ目のフェーズと重なっているんです。事業領域が拡大し、部門が増えマネジメントが増え……悩みの多い時期でもありました」(佐藤)


そして2022年から現在までの、4つ目のフェーズへ。


▲2022年に上場、2023年にはテレビ「カンブリア宮殿」に出演


「上場を経たこの時期から急に『会社っぽくなったな』と感じました。それまでは『ユニークな会社だな』という印象を持たれることが多かったけれど、ガバナンスも仕組みも急速に整って、トーンが変わってきたように感じたんです」(佐藤)


▲2025年は「北欧、暮らしの道具店」でも、続々と大型コラボが実現しました


佐藤が語る今のクラシコムについて、青木は「アウトプットの整理が上手くなっただけで、実はやっていることの本質は変わらないのかも」と答えます。

「20年間、同じミッションに向き合い事業を続けてきたことによって、社会から一定の信頼をいただけるようになった結果、これまでに想像もできなかった規模で、さまざまな方と一緒に仕事ができるようになってきました」(青木)

クラシコムが歩んできた20年の歴史。最後に、今年6月に青木と佐藤が創業期ぶりに訪問した、久しぶりのフィンランド出張で感じたこと、そしてこれからの歩みについて佐藤が語りました。


「北欧で感じたのは『原点回帰』ではなく『再接続』でした。帰国してから、私たちがこれまで積み重ねてきたことは間違いじゃなかった、と信じることができたのです。来年迎える『北欧、暮らしの道具店』の20周年では、そういったことをテーマに、お客さまとコミュニケーションできたらなと考えています」


変わらないために変わり続けてきた20年の道のりを、100人それぞれがふりかえり、みんなでいま立っている場所を確かめる大切な時間となりました。


▲4つのフェーズそれぞれに入社したスタッフから、感想を伝える場面も。



青木からのメッセージ

トークセッションに続いて、青木からもうひとつ、大切な話がありました。

これまで大切にしてきた経営理念を今のクラシコムに合わせて、小さく変更するという話です(詳しくはこちらのnoteをご覧ください)。長く積み重ねてきた価値観を、ソフトウェアをアップデートするように、よりフィットする言葉へと語り直していく。一つひとつの変更の背景を、スタッフへ伝えます。


「変わらないために変わり続ける」という全社会議のテーマそのものを体現するような時間に、スタッフそれぞれが耳を傾けました。


一人ひとりの歩みを共有するFikaタイム

午前のパートが終わると、おまちかねのランチタイムです。同じテーブルの仲間とお弁当を囲んで、近況や最近の仕事の話に花が咲きます。


午後は席を移動して、先ほどとは違う仲間と一緒に、個人のふりかえりを行う時間です。今回は、ひとりずつクラシコムの入社動機や大切にしている価値観について発表し、「その話を受けとめてどう感じたか」を仲間からフィードバックしてもらいます。


「北欧、暮らしの道具店との出会いはこの頃で...」「あのときもらった言葉が今も忘れられなくて.......」クラシコムの20年の歩みを思い出しながら、各テーブルで対話を重ねていきます。


ここにたどり着くまでの道のりや気持ちの変化。真摯に言葉をキャッチボールする中で、知らなかった仲間の一面に触れて、心が温まりました。


「出会えてよかった」その瞬間のために

全社会議の締めくくりは、佐藤からのメッセージです。

「20年の歩みといっても、小さな一つひとつの仕事の積み重ねなんだな、と、あらためてかみしめています。ここにいるみなさんが一緒に歩んでくれていることに、心から感謝しています」(佐藤)


「お客さま、一緒に働くみなさん、パートナーのみなさん……20年会社を続けてきて、自分がより良い人間になれているかは、正直わかりません。だけど確かなのは、みなさんに出会えたことです。みなさんを通じてお客さまに出会えたことは、間違いなく良かったことです。

みなさんも、いつかどこかのフェーズで『この会社の仲間に出会えてよかった』と感じられる瞬間があったら、すごくうれしいなと思います」(佐藤)


来年には、「北欧、暮らしの道具店」の開店20周年も控えているクラシコム。今度はお客さまにも「出会えてよかった」と感じていただける瞬間をお届けしたい。そんな思いを共有して、この先に広がる風景が、ますます楽しみになりました。


▲恒例の記念写真タイムです!

そして会の最後、スタッフへのサプライズが! 20周年を記念した特別なクッキー缶のプレゼントです。


▲北欧、暮らしの道具店のロゴをかたどったクッキーに、20周年の「20」をモチーフにしたキャンディも。


会場の出口で、青木と佐藤が、スタッフ一人ひとりへ、クッキーを手渡しします。


ふたりからの「ありがとう」と握手に、思わずはにかんでしまうスタッフたち。


じっくりと歩みをふりかえったあとの特別な時間。温泉に浸かったあとのようなぽかぽかとした気持ちをたずさえて、それぞれの帰路につきました。

こうして幕を下ろした、クラシコム創立20周年の節目の全社会議。


「北欧、暮らしの道具店」は、これからも小さく一歩ずつ、進んでまいります。変わらないために変わり続ける私たちの歩みを、どうか温かく見守っていただけたらうれしいです。


【写真】土田 凌


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