【開店記念日に】"幻のデザイン" を限定復刻。Noritakeコラボ第2弾への想いと愛用シーンをのぞきに店長佐藤宅へ
本日、当店は開店18周年を迎えることができました。その記念企画として、老舗テーブルウェアブランド「Noritake(ノリタケ)」とのコラボレーション第2弾となるグリーンの野ばらシリーズを発売します。
今回復刻するのは、Noritakeで商品化されていなかった "幻のデザイン" 。その「カップ&ソーサー」と「ケーキ皿」を当店だけの限定アイテムとしてお届けします。
発売を記念して、店長佐藤にその想いを聞いてきました。
「好き」を再発見するときめきを伝えたくて
昨年の開店記念日に発売した第1弾の「ビオラのカップ&ソーサー」は、佐藤が旅先でNoritakeに出合い、その魅力を再発見したことから生まれた企画でした。
佐藤:
「個人的な想いから始まった取り組みでしたが、お客さまから予想以上の反響をいただいて驚きました。
私たちは北欧ヴィンテージの販売からはじまったお店です。長い歴史を持つNoritakeのデザインを再発見することは、当店のルーツでもある "過去につくられていたものの魅力" を紹介することに通ずるところがあります。だからこそ熱を持って取り組めたのだと、振り返って気づきました」
▲右:昨年大きな反響をいただいた第1弾「ビオラシリーズ」にも、新しくケーキ皿が仲間入りしました
「また同時に、“以前からあった価値あるものに出合いなおす” 喜びを感じる方が今もたくさんいらっしゃることを実感しました。
誰かの生活を、少しでも幸せにするものづくりができたらと常々考えている中で、この取り組みはもっと深めていくべきだと思ったんです」
「ありがたいことに『周年祭のたびにシリーズ化してほしい』というお声も複数いただいて。
それならばと、本格的にNoritakeの歴史を学びたいとお願いし、スタッフと共に名古屋にあるNoritakeミュージアムと本社を訪ねたのが去年の冬のことでした」
これは何かが始まりそう、という予感がありました
佐藤:
「本社に着くと、すごくきれいな公園の中に煉瓦造りの建物が建っていて。
創業のきっかけにもなった兄とのストックホルム旅行で訪れた、スウェーデンの窯元である、GUSTAVSBERG(グスタフスベリ)の工場を彷彿とさせて『ここは北欧?』と思うほどでした。
GUSTAVSBERGを訪れた時ととても近い気持ちが湧き、『これは何か始まりそうだな』と予感がありました」
▲スタッフと一緒に名古屋にあるノリタケの森へ
▲歴史ある建物の佇まいに、北欧を思わせる雰囲気がありました
▲3時間ほどかけてじっくりミュージアムを見学しました
「ミュージアムで会社の歴史を拝見し、仕入れ商品の販売からスタートして、オリジナル食器の展開、今では幅広い事業をされていること、ご兄弟で創業されていることを知りました。なんだかクラシコムとの共通点が多く、勝手ながら親近感を覚えて。
Noritakeさんは120年以上の歴史を重ねています。私たちはまだ20年ほどですが、創業者が存命の間にあらゆるチャレンジがなされたことが、すごく胸に響いて励まされました。
そんな経緯もあり、昨年同様にお客さまがワクワクしてくださるような企画にできたらという気持ちと共に、Noritakeさんにシンパシーを感じたこともこの企画の原動力になったと感じています」
▲昭和12〜13年ごろ、今回訪れた場所で画付工場が稼働していた頃の写真。約90年前にこれだけ整然と美しい工場で作業されていたことに、佐藤も圧倒されたそう(画像提供:ノリタケ株式会社)
選んだ一枚の原画。それは "幻のデザイン" でした
佐藤:
「ミュージアム見学のあと、自分が生まれた70年代のデザインアーカイブを会議室に運んでいただき、分厚いファイルを1枚残らず拝見しました。後日には北米デザイン室から古いデザインスケッチが届く予定があると伺い、国内向け、海外向けを含め、70年代のものをいくつか提案いただきました。
そして出合ったのが、この "グリーンの野ばら" のデザインです」
「個人的に今すごく好きなヨーロッパのアンティークっぽさも感じるデザインと、自宅のシンボルカラーともリンクする、今もっとも心惹かれているグリーンの色合い。そして第1弾とはまた違った、シックでどこか牧歌的なデザインを選びました。
特にこのグリーンの色合いは、原画に近い深みを再現するため細かく調整しました」
▲当時手書きで描かれた貴重な原画をお借りして。手書きならではの線のゆらぎまで、忠実に再現されています
「さらにデザインを復刻するにあたっての調査の結果、このデザインが実は商品化されていない、つまりまだこの世に誕生していない "幻のデザイン" だったことがわかったんです。
復刻ならぬ、原画の ”発掘” は当店としてもはじめてのこと。このデザインに出合えるのは世界中で当店だけという、特別なコラボレーションになりました」
後半では、佐藤が自宅で愛用するならどんなふうに使いたいか、リアルな場面をイメージしながらスタイリングしてみました。
01
休日の朝食に
ゆっくりと時間が流れる週末の朝。
平日のコーヒーはインスタントが多いですが、休日はドリップして淹れるのがお決まりです。
その日の気分に合わせて、お気に入りのカップを選びます。
ケーキ皿の出番はおやつの時間以外にも。
ベーコンエッグをのせたらぴったりのサイズでした。お皿が変わるだけで、どこかのホテルかペンションの朝食みたいな雰囲気に。
02
読書のお供に
第1弾のビオラ柄と、本日発売のグリーンの野ばら柄のカップ&ソーサー。
食器棚にふたつ並べて、どちらにしようかと迷うのが至福の時間です。
コーヒーを注いだらサイドテーブルに運んで、読書のお供に。
03
おやつタイムに
カップ&ソーサーとケーキ皿は、セットで使うととっておきのティータイムができちゃいます。
カップは紅茶用としても活躍してくれますよ。
***
佐藤:
「今回もNoritakeと当店だけの特別なアイテムができました。第2弾のグリーンの野ばらシリーズもぜひ愛用いただけたらうれしいです」
第1弾のビオラのカップ&ソーサーも入荷中です。商品ページもぜひご覧くださいね。
【開発秘話】眠っていた一枚のデザイン画が形になるまで
Noritakeとのコラボ第2弾となる今回は、眠っていた一枚のスケッチ画を形にするという、当店としても今まで取り組んだことのないプロジェクト。
こちらの記事では、店長佐藤とともにこのプロジェクトを伴走したプランナーが、発売に至るまでの開発の紆余曲折をご紹介します。
開発秘話を読むphoto:ニシウラエイコ(7〜10枚目以外)、吉田周平(23枚目)
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