【スタッフコラム】はじめまして、編集チームに入った齋藤です!
編集スタッフ 齋藤
はじめまして!新しく編集チームに入った齋藤です。
現在は商品ページの編集、ライティング、撮影をしています。7月からは特集記事も担当する予定です。
今回ははじめてのコラムなので、私が好きなことなど交えつつ、転職した経緯やクラシコムで働きたいと思った理由など、ちょこっとお話しできたらと思います。
自分の望みを叶え続けて、ようやくわかったモヤモヤの正体。
▲スケジュール帳は1日単位、その他日記帳などにとにかく言葉化してアウトプットをしていました。
クラシコムで働く前は、革鞄のメーカーで現在と同じようにオンラインストアの編集、ライティングをしていました。
肩書きは「ライター」。小学生の頃から文章を書くことが好きだったため、希望どおりの職種でした。けれど仕事にも慣れ始めた2年目の終わりごろから、モヤモヤしたものを感じるように。
仕事で作るものに「あと一歩」を踏み込むことができず、「なんだか面白くないかも……」と自分自身で感じていたのです。
どうしたらこの状態から抜けることができるのだろうかと、ずっと悩む日々。
本当はどういったものが作りたくて、そしてこれからどうなっていきたいのだろう。考えては何度も途方に暮れていました。
でも将来や理想など、今の自分から遠いことばかり考え不安になってもしょうがないと思い、そこで始めたのが「日々の自分の望みを叶えてゆく」ということ。
「望み」といっても、大それたことではありません。例えば朝早く起きたいと思えば起き、何か書きたいなと思ったら書き、体を動かしたいなと思ったらジョギングをする。そういった些細なことをとにかく意識し、続けていました。
スケジュール帳に明日の望みを書き出して、そして見返してチェックをつけてゆく。
自分の望みや好きなものと向き合うことは、自分自身を深く掘り下げてゆく作業でした。そのなかで、モヤモヤの正体が見えてきたのです。
編集や文章を書くという行為は好き。
けれど何かを表現する時に1番必要になる「切実に誰かに伝えたいこと」が、自分には無かったんだ、と気が付きました。
「一応」は手放す、を意識した27歳。
▲自分を深めようと意識した途端一気に増えた専門書。ちなみに仏教が好きです。
モヤモヤの正体に気付き、そしてしっかり自分と向き合おうと決めたのが、半年前、27歳の時でした。
改めて今20代前半を振り返ると、当時は「やりたいこと」ではなく「一応やっておくこと」をたくさん抱えていたなぁと思います。
例えば何かひとつのことを深く掘り下げるのではなく、あれやこれやと知識を広げることが多かった……。
けれど本当に自分が望むことをコツコツと積み上げていった時に、数多くの「一応やっておくこと」が、驚くほど自分がやりたいことを見えにくくしていると気付き、はっとしました。
そうした私自身のふわりとした部分が、仕事で作るものに出ていたのかもしれません。だからこそ「あと一歩」を踏み込めず、物足りなさを感じていたのだと思います。
▲古い型のカメラやアンティークの万年筆など。古いものが好きなのもこの頃気付きました。
備えはするけれど、「一応やっておくこと」はもうしない。自分が本当に望むことだけをしよう。
そういうふうに吹っ切れ、私は思い切って環境を変えようと、転職を決意しました。
真に必要なものや好きなものにだけどんどん踏み込んで、狭いかもしれないけれど、深く豊かな世界を構築したい、そう切実に考えるようになったのです。
クラシコムで働きたい、と思った理由。
クラシコムのコンセプトは「フィットする暮らしをつくろう」。
私がこの会社に惹かれた理由のひとつです。
いざ転職を決意したものの、肩書きや生活の安定、将来のことなど、多くの条件の中で一体何を優先するかとても悩みました。
そしてたくさん考えた末、少なくとも今の私が望むものは、ひとつの答えに縛られることなく、あれやこれやと試行錯誤できる「状況」だと気が付いたのです。
自分にとっての「フィットする暮らし」とはなんだろう。その答えにすぐに辿り着けなくても、それぞれがそれぞれの想いや必然性の中で、本当に相応しいものを探してゆく。その作業にこそ魅力を感じました。
▲大好きなお花の撮影。とっても楽しかったです。
ここでの仕事は、例えばこのコラムもそうですが、とにかく自分というものを掘り下げてゆかなければなりません。
ちょっと苦しい時もありますが、自分の中にある「本当のこと」を種にして作ったものこそ、記事を読んでくれた方にも真に響くものだと、今までの経験を通して心の底から思います。そしてもちろん、私自身も楽しい!
これからどんなことに悩み、一体どんな発見があるのかわかりませんが、ひとつひとつをしっかり自分の糧にして仕事に昇華し、みなさまの日々にほんのささやかでも発見や幸せをお届けできたら……それほど嬉しいことはありません。
少しでも面白い記事を作れるよう頑張りますので、これからどうぞ、よろしくお願いします。
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