私たちの常連店。

2016年7月8日(金)

【私たちの常連店】カフェ「ベルク」後編:何度でも来たくなる理由。

編集スタッフ 二本柳 編集スタッフ 二本柳

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“素” の自分になれるお店って?

職場の顔、妻の顔、友人と会う顔……知らず知らずに様々な顔を使い分けて日々を送る私たち。

だからこそ、日常生活のなかで “素” の自分に戻れる時間を少しでも多く持てたら嬉しいですよね。

前編に引き続き、私たちスタッフの常連店をご紹介するシリーズ『私たちの常連店』をお届けしています。

職場ではスタッフをまとめる “店長” という顔、家庭では “母” という顔を持つ店長佐藤が「ここに来ると不思議なくらい素の自分になれる」と話すお店『ベルク』は、新宿駅東口の改札から徒歩15秒という立地に佇むビア&カフェ。

ある人いわく「来る人みんなが無表情」というこのお店は、どんな人でさえ気負わず一息つける空間です。

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でもそんな人気店は、2007年に立ち退きの危機にさらされたことがありました。

すると普段は寡黙に食事をして帰るだけの常連さんたちが立ち上がり、なんと2万人もの立ち退き反対の署名が集まったそう。なかには「署名とか大嫌いなんだけどさ」と言いながら手を動かしてくれる人たちや、「人生の一部がなくなってしまう」と公に主張してくれたコラムニストの中森明夫さんの姿もありました。

ここが無いと困る!2万人もの人を動かす『ベルク』の居心地の良さとは一体なんなのでしょう?

「僕たちは何も意識してやってない」と話す店長の井野さんと副店長の迫川さんに話を伺うなかで、ある理由があることに気がつきました。

 
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1人だけど1人じゃない、雑多感

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『ベルク』に毎朝パンを運んでくれる業者の方は、「ここまで客層が絞られないのも珍しい」とよく話しているそうです。

たしかに店内の顔ぶれを見ていると、上品なマダムもいれば、通勤途中のサラリーマン、若い学生、かなり奇抜な格好をしている人も。その誰もが「自分の居場所」として『ベルク』に通っているのが、私の目から見てもよく分かりました。

そんな懐の広さと、程よく他人に干渉をしないお客さん同士の暗黙のルールが、自分のテリトリーに帰って来たような落ち着きを与えてくれるのです。

「ここに来ると1人なのに1人じゃないというか。そんな雑多さにホッとしてくれる方も多いみたいです」(井野さん)

 
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なにを食べても美味しい!

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『ベルク』のことを教えてくれた店長佐藤は、ここの “味” のファンでもあります。

その裏側にいるのは副店長の迫川さん。卵や牛乳ひとつとっても味の違いがはっきり分かるという、驚くほど繊細な舌をもっているそう。

だから店内で使用されるのは、そんな迫川さんでも「毎日食べたい」と思えるものだけ。

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その結果、『ベルク』は無添加の食材を使うお店になりました。

私がいただいたジャーマンブランチ(コーヒー付き 609円)も素朴で本当においしかった!コーヒーはもちろん、パンもハムもレバーペーストも、付け合わせのサラダまで。じっくりと噛み締めて食べたくなるような、満たされていく感覚がありました。

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実は時々、転勤などで新宿を離れた常連さんが久しぶりにやってくると「ベルクのような店がないんだよ」と嘆くことがあるそうです。

それを聞いたとき、初めて井野さんと迫川さんは「やった!」と思うのだとか。

「最初は『悪くないな』くらいでいいんです。それが段々と食べているうちに美味しくなってくる。そのくらいさりげなくて『当たり前な存在』が理想ですね」(迫川さん)

 
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この店に来る自分を肯定してくれる

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コーヒー1杯210円、ホットドッグ304円、モーニングセットは399円。

素材ひとつひとつを吟味している一方で『ベルク』のメニューはどれもお財布にやさしい価格です。

「こだわりはなるべく隠したい。『こだわってます!』なんて堂々と言うのは恥ずかしいじゃない?」そう話す井野さんですが、同時に「安いお店だからといってお客さんに引け目を感じさせたくない」と言います。

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自分が選んだものは間違ってないな。

そう安心してもらうために、絶妙な塩梅で「こだわり」を見せていくのもひとつのサービス。だから店内には上の写真にあるようなポップが点々と飾られています。

ここに来るとホッとする私たちを「あなたのチョイスは間違ってませんよ」と、さりげなく肯定してくれる心遣いがそこにはありました。

 

10分あれば “素” にもどれる。ベルクはそんなお店。

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連載「私たちの常連店」第1回は、店長佐藤がこっそり教えてくれたビア&カフェ『ベルク』をお届けしました。

仕事に家事に、人間関係に……気づけば自分を見失いそうなくらい全力で駆け抜ける毎日。

そこに一軒でも二軒でも、自分だけの常連店を見つけてみませんか?

なにはともあれ、ここに来れば “素” の自分に戻れるという居場所。

『ベルク』の自然体なお店作りは、佐藤の言うように「自分を必要以上に良く見せたり、背筋をのばしたり、オシャレを気取ったりしなくていい。本来の自分に戻っていく感覚が心地いい」そう思える空気が流れていました。

次はどんなお店が登場するのでしょう。ぜひ楽しみにお待ちください。


前編(7月7日)
“素” の自分にもどれる時間。

後編(7月8日)
何度でも来たくなる理由。


 

お店情報

【ビア&カフェBERG(ベルク)】
・住所:東京都新宿区新宿3-38-1 ルミネエスト新宿店 B1F
・営業時間:7:00〜23:00(無休)
・URL:http://www.berg.jp/index.htm

 

「ベルク」に関する著書

 


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