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【おすすめ本&映画】後編:心の栄養補給に。スリルも感動も詰まった「スタッフのおすすめ映画7選」

【おすすめ本&映画】後編:心の栄養補給に。スリルも感動も詰まった「スタッフのおすすめ映画7選」

ライター 瀬谷薫子

2025年も残りわずか。忙しない日々にもひと呼吸置いて、年末年始は少しだけ、新しい世界に浸りませんか。当店のスタッフがこの一年で触れてきたおすすめの本と映画を2日間で紹介します。

後編は映画好きスタッフに、今年印象に残った一作をおすすめしてもらいました。ホットな話題作から、懐かしい過去作まで。気になるものが見つかりますように。


前編はこちら


何度でも観たい!
新感覚のアクション・コメディ


ワン・バトル・アフター・アナザー(2025)

あらすじ:元革命家のさえない中年男性・ボブ(レオナルド・ディカプリオ)が、ある日突然、最愛の娘を何者かに誘拐され、彼女を取り戻すために次々と現れる刺客たちと死闘を繰り広げるアクション映画。娘に異常な執着を見せる狂気の軍人ロックジョー(ショーン・ペン)に追われ、窮地を謎の空手道場「センセイ」(ベニチオ・デル・トロ)に助けられながら、忘れかけていた革命家時代の闘争心を呼び覚まし、壮絶な戦いに身を投じていく物語。


「レオ様の映画はおもしろいと信じていて、さらにポール・トーマス・アンダーソン監督の作品。これはもう絶対におもしろいと確信しました。監督の作品らしくシリアスな内容かと思いきや、意外にもカーチェイス&コメディ。それでも、今のアメリカをモチーフにしているのかなという風刺的なところがあったり、家族とは?マイノリティが生きるには?という普遍的なテーマが描かれていたりと、何層にも楽しめるところは、さすが。何も前情報を入れずに観に行ったので、あれってどういう意味だったんだろう?というセリフや細かい演技もあり、一度だけでは足りなかった! もう一度観たいくらい良かったです」(スタッフ津田)

『ワン・バトル・アフター・アナザー』 デジタル配信中
権利元:ワーナー ブラザース ジャパン合同会社
2/4発売 ブルーレイ&DVD発売元/販売元:株式会社ハピネット・メディアマーケティング
© 2025 Warner Bros. Entertainment Inc. and Domain Pictures, LLC. All Rights Reserved.



笑いあり、涙もあり

共感が止まらないヒューマン・コメディ


MISS ミス・フランスになりたい!(2020)

あらすじ:「ミス・フランスになること」を夢見た少年・アレックスが、両親を事故で亡くして自信を失うも、大人になって夢を再燃させ、男性であることを隠しながらミス・コンテストに挑戦する物語。下宿先の個性豊かな仲間たちに支えられながら本当の自分を見つけ、夢に向かって成長していく姿を描くヒューマンドラマ。


「まるでオーディション番組を見ているよう。 華やかなミスコンの裏側には、戸惑いや強がり、さまざまなドラマがあって、自信持って…!と、すっかり感情移入しながら見守りました。何より主人公のアレックスがすっごく美しい! コメディのようですが、時に傷つきながらも、自分に正直であろうとする姿には心打たれました。家族のような友人たちの温かさにも、涙が止まりませんでした」(スタッフ小西)

『MISS ミス・フランスになりたい!』
デジタル配信中
DVD販売中 \4,180(税込)
販売元:TCエンタテインメント
© 2020 ZAZI FILMS – CHAPKA FILMS – FRANCE 2 CINEMA – MARVELOUS PRODUCTIONS




恐怖のパンデミックに見舞われた
親子の絆を描くSFスリラー


動物界(2025)

あらすじ:人間が動物に変身してしまう原因不明のパンデミックが蔓延する近未来が舞台。主人公・フランソワの妻・ラナも動物化して施設に隔離されるが、移送中に事故が起き彼女は野に放たれる。フランソワと息子・エミールはラナを探す中で、エミール自身の身体にも変化が現れ始め、人間と「新生物」が分断される社会で、親子の選択と人間性の境界が問われるSFスリラー


息子に勧められて見たのですが、未知の世界が広がっていくので、終始心拍数が上がりっぱなしでした。 コロナ禍で体験した未知のものへの恐怖を思い出し、日常にあるのに見慣れないもの、よく知らないものへの自分の無知な視線を目の当たりにするようなざらっとした感覚に触れながら、高校生・エミールの成長と変容を追体験していきました。 父親・フランソワの変化もまた、個人的に胸打つものでした。 ただハラハラするSFスリラーではなく、観終わった後、誰かと話したくなる余韻が残りました。夜の森を感じる音響もよく、眠れない夜はこのサントラをよく聴いています」(スタッフ木下)

『動物界』
デジタル配信中
キノフィルムズ
© 2023 NORD-OUEST FILMS - STUDIOCANAL - FRANCE 2 CINÉMA - ARTÉMIS PRODUCTIONS.



美しい映像も見どころ
青春時代を思い出すヒューマンドラマ


ソウルメイト(2023)

あらすじ:親友同士のミソとハウンの16年にわたる友情と人生の変遷を描く物語。性格も育ちも正反対な二人が、済州島を舞台に、互いの人生に深く影響を与えながら「ソウルメイト」として生きていく姿が描かれたヒューマンドラマ。


まず映像の美しさが魅力です。済州島がはじめの舞台で、海と緑のある自然豊かな景色をバックに、そこで過ごす主演2人の姿が美しく、あっという間にこの世界に引き込まれました。16年間の2人の関係が収められているのですが、「ソウルメイト」というタイトル一言では言い表せないふたりの関係を伝えるさまざまなドラマが映像に詰まっていて、映像だからこそできる表現なのだろうな、これを映画で観れてよかったなと感じました」(スタッフ一瀬)

『ソウルメイト』
Blu-ray+DVD好評発売中
価格:¥5,940(税込)
発売元:クロックワークス
販売元:TCエンタテインメント
© 2023 CLIMAX STUDIO, INC & STUDIO&NEW. ALL RIGHTS RESERVED.



ハードで爽快!
アクション好きにはたまらない一作


トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦(2024)

あらすじ:1980年代の香港が舞台。密入国した青年チャンが、黒社会から追われ九龍城砦に逃げ込み、そこで出会った仲間たちと友情を育みながら、激化する抗争の中で信念をかけた戦いに身を投じていくアクション映画。


映画館をでたあと『面白かった!』と興奮がおさまりませんでした。香港に実在した九龍城砦を舞台にした抗争の物語なので、最初から最後までアクションシーンの連続で、映像はなかなかハードです。痛いのが苦手な方は、自己責任で……。出てくる兄貴たちそれぞれのキャラクターが濃くて、とにかくめちゃくちゃ強いんです。好きな人はきっとハマる、アクション含めて熱い物語です」(スタッフ市原)

『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』DVDほか好評発売中
発売元:クロックワークス
販売元:ハピネット・メディアマーケティング
©2024 Media Asia Film Production Limited Entertaining Power Co. Limited One Cool Film Production Limited Lian Ray Pictures Co., Ltd All Rights Reserved.



涙なしには観られない
ハートフルアニメーション


ロボット・ドリームズ(2023)

あらすじ:擬人化された動物たちが暮らす1980年代ニューヨークで、犬とロボットが織りなす友情を描いたアニメーション。

シンプルな絵と丁寧なアニメーションで、全編セリフなしにも関わらずキャラクターの感情や愛らしさが伝わってきました。とくにロボットが世界に触れたときの『目にするものすべてが新鮮!』という反応がかわいくてたまりません。 あるハプニングをきっかけに変わっていく二人の関係が切なくて、頭が痛くなるほど泣き腫らした映画は久々でした。 作中のBGMニアース・ウィンド・アンド・ファイアーの『September』が印象的に使われているのですが、この曲を聴くたびこの映画を思い出し、切ない気持ちになってしまいます」(スタッフ高山)

『ロボット・ドリームズ』
Blu-ray&DVD発売中 デジタル配信中
発売元:クロックワークス
販売元:ハピネット・メディアマーケティング
© 2023 Arcadia Motion Pictures S.L., Lokiz Films A.I.E., Noodles Production SARL, Les Films du Worso SARL



もう一度観たい!
2025年の大ヒット作


国宝(2025)

あらすじ:吉田修一の同名小説を、『悪人』の李相日監督が映画化。任侠の家に生まれながらも、歌舞伎の世界に飛び込んだ男・喜久雄が、芸の道に人生を捧げ歌舞伎役者になるまでを描いた人間ドラマ。

息を呑む美しさ。主人公の、芸のためならその他一切を捨てることができる姿を観て、彼にとってそれは背負って生まれた業なのかもしれないと思いました。映画内で喜久雄と俊ぼんが同じ演目を演じることがあるのですが、同じセリフ回しと演技でも観客側である私が感じ取る感情は全く違っていて、それも面白いなと。役者のパワーを身体中に浴びるすごい体験でした。」(スタッフ菅野)

吉沢亮さん演じる喜久雄がビルの屋上にいて、メイクが汗と涙で崩れながら、ウイスキーをあおるという、ジョーカーみたいなシーンが目に焼き付いて忘れられません。最後のシーンも、二人の生と死について、いかようにでも解釈できる感じが好きでした」(スタッフ津田)

『国宝』
©吉田修一/朝日新聞出版 
©2025映画「国宝」製作委員会

全国東宝系にて公開中

スタッフの感想が最も多く集まったのは国宝。

新しい作品を見るはもちろん、今年思い出に残った作品を見返すのも、一年を振り返るいい時間になりそうです。

年末年始はお気に入りの作品を見て、心の栄養を蓄えましょう。


【写真】上原朋也(1枚目)



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