【新商品】やわらかい白色に儚げに浮かび上がる、繊細な模様。陶芸作家さんがつくるクロスの花器。
編集スタッフ 松田
こんにちは、バイヤーの松田です。
本日ご紹介するのは、陶芸作家・平厚志さんのクロスの花器です。
生地の上に、やわらかい土で模様を描き、上から白化粧をのせて、描いた模様を浮き立たせる独特の技法でつくられた平さんの作品。
本日は、その出会いから、アトリエに伺った時の風景をお届けします。
出会いは2年前のことでした。
▲先輩バイヤー加藤と訪れた松本クラフトフェア。もう2年前だなんて、懐かしいなぁ…
最初の出会いは、遡ること2年前の松本クラフトフェアでのこと。
季節は5月。ちょうど炎天下の日で、日差しが照りつける中、たくさんの人が訪れていてかなりの賑わいだったのを覚えています。
その中でパッと目がとまって惹きつけられたのが、平さんの作品たちだったのです。
・平厚志/クロス型の花器/点模様 ¥6480
・平厚志/クロス型の花器/線模様 ¥6480
和の器らしい素朴さ、白色の透明感のなかに手仕事の温かさを感じる絶妙なバランス。
そして、どことなく北欧の空気感をまとった独特な風合い。
加藤と一緒に、特にギューッと心を掴まれてしまったのが、このクロスのかたちをした花器でした。
▲丸みを帯びた愛らしい十字のかたち。壁掛けもできる仕様です。
その場で、思い切って「ぜひ当店でもご紹介したいです〜!」とお声掛けをさせていただいたのが、一番最初のきっかけとなりました。
▲実は我が家にも以前から招き入れていた作品なのです。オブジェとしても素敵です。
あれから約2年。
少しずつ、ひとつずつ、当店のために作品を制作いただき、本日ようやくお取り扱いをスタートすることができました。
静岡のアトリエに行ってきました。
お取り扱いを始めるにあたって、平さんのアトリエにお邪魔してお話を伺いながら、制作風景を見学してきました!
平さんがアトリエを構えるのが静岡県静岡市清水区。山と海に囲まれた、自然豊かな街です。
▲港近くのお店で食べた、お刺身が本当に美味しかった…!
いよいよアトリエへ。
沖縄の大学で陶芸に出会い、それから24年間、陶芸活動を続けてきた平厚志さん。
ストーブから生まれた灰を再利用した独特の白い釉薬の作品を統一するようになったのは、6年ほど前のこと。
平さん:
「それまでは、本当にいろんな器をつくっていましたね。カラフルな色をつかってみたり、見るたびに作風が変化するね、なんて言われたこともありました」
自分のつくるものは“白”でと決めてから、だんだんと作品に自分らしさが生まれるようになってきた、と平さんはいいます。
平さん:
「つくるうちに、一言で“白”といっても、実は奥が深いんだとわかりました。自然のものを使っているので、思ったとおりの色合いにもっていくのが難しかったり。
毎回、今回の調子はどうかな?と手で触って土や釉薬の感触を確かめながら制作しています」
平さんの作品で特徴的なのが、その浮かびあがっているように描かれた模様。
粉引きを応用した「浮花」という、独自の技法でつくられているそう。
平さん:
「まず形づくった生地の上に、やわらかい土で一点一点模様を描きます。模様がしっかりと乾いたら、上から白化粧をするように釉薬をかぶらせます。そうすると描いた柄が浮かび上がるように、ふわっと見えてくる」
平さん:
「どの工程も時間がかかってしまう技法だから、大変かと言われたら大変かもしれません。
でもひとつひとつ“育てていく”というような感覚なのかな、と最近思うようになりました」
ご結婚を機に静岡に拠点を移された平さん。
「とにかく食べものがおいしくって。海の幸も本当に豊富なんですよ。暮らし始めてからどんどんこの町が好きになっています。ぜひぜひまた遊びにきてくださいね!」と、終始優しい表情で気さくにお話をしてくれました。
きっと平さんの柔らかいお人柄が作品にも表れているんだなぁと、改めて感じたひとときでした。
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平さんのクロス花器の魅力については、商品ページの方でも、たっぷりご紹介しています。
ぜひご覧頂けたら嬉しいです。
※こちらの商品はひとつひとつ手づくりでつくられたものとなります。一旦soldoutいたしますと、次回入荷までにお時間を頂きます。気になる方はお早めにチェックをお願いいたします。
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