【我が家のイヌとネコ】第16話:家と仕事場を行ったり来たり、きままな2匹の猫姉妹と過ごしてきた16年。
編集スタッフ 田中
▲写真左上:さとこ、右下:かつら
姉妹ネコ × 陶芸家・井山三希子さん
不定期連載でお届けしている、イヌやネコ、どうぶつと暮らす方々にお話をきくシリーズ。
今回は、陶芸家・井山三希子(いやま みきこ)さんと猫2匹の暮らしをお届けします。
井山さんの器に出会い、自宅で使うようになってからというもの、その魅力にひきこまれていた私・田中。そのシンプルだけれど食卓で主役になる形、独特の質感、シックな色あいに、当店スタッフのなかにもファンが多いんです。
Instagram(@nikoyagi)では日々のシーンを綴るとともに、器の焼き上がりや、食卓、そして今回主役となる猫2匹が登場していて、いつも気になっていました。2匹との日常や、猫のいる生活のことを語ってくださいましたよ。
profile
名前:さとこ、雌(雑種)
年齢:16歳
性格:犬のように(?)献身的。帰宅すると必ず出迎えてくれる。
名前:かつら、雌(雑種)
年齢:16歳
性格:猫らしい性格。神経質なところがあるのか、来客でかつらの姿を見たことがある人は稀。
姉妹でいっしょに引き取った「さとこ」と「かつら」
─ 2匹との出会いや名前の由来を教えてください。
井山三希子さん:
「知り合いの方のお家で生まれた子猫を見に行って、2匹と出会いました。そのお宅では6匹の子猫が生まれていて、本当は1匹を引き取る予定だったんです。
そうしたら、いっしょに行った方も知り合いの方からも『一匹だと寂しいんじゃないか』と言われて。
そのときは2匹なんて!と思ったけれど、今では地方出張から帰宅し、2匹でいっしょに寝ている姿をみると、よかったなあと思います。
名前の由来、かつらは頭の模様がカツラを被せたようにみえたからという理由。そのままなんですけれど(笑)。さとこは、いっしょに猫をもらいに行った方のお宅で以前飼っていた猫の名前を譲ってもらいました」
ありきたりだけど「子どものような存在」です。
▲何か言いたげな?様子のさとこ。
─ 2匹と暮らし始めて、感じていることはありますか?
井山三希子さん:
「幼かったころは、実家にはいつも犬がいたので、猫を飼うことになるとは思わなかったんです。猫をはじめて飼ったのは、21歳で家を出てから。犬は飼い主に献身的な性格ですが、やっぱり猫は自由きままでしたね。
これまで何匹かの猫と暮らして、いまはさとことかつらが側にいます。
ありきたりの言葉ですが、2匹は子どものような存在になっているなあと感じます」
▲井山さん作の器。きれいな色あい、つや感のある雰囲気がすてきです。
正反対の性格の姉妹だけど、2匹で飼ってよかった。
─ 2匹は仲が良いんですか?
井山三希子さん:
「さとこは犬のように献身的なところがあって、帰宅したとき何時であっても玄関の階段でお出迎えをしてくれるけれど、かつらには完全に知らんぷりされちゃいます。
かつらは、神経質なところがあってわたし以外の人が家に来ると外へ出ていってしまうんです。何度も遊びにきている友人でもかつらを見たことがないという人も。
そんな正反対な2匹でも、私の留守中は寄り添って寝ていることも多いので、仲は良いんだと思います」
▲井山さん自宅キッチンの風景。
─ 井山さんと2匹はどんなふうに1日を過ごしていますか?
井山三希子さん:
「わたしの仕事場は一階、家は二階です。だから普段は2匹とも二階にいますが、お腹が減ったときは一階に降りてきて、ごはんの催促をされます。たまに階段のところで待ち構えていることも。
もうおばあちゃんの年齢なので、ごはん以外は寝て過ごしていることが多いですね。夏になると夕方は、ベランダで涼んでのんびりゴロゴロ生活をしているから、羨ましいですね」
▲暑いのかな?サーキュレーターの近くでのびのびしているかつら。
─ いま2匹に伝えたいことはありますか?
井山三希子さん:
「さとこもかつらも16歳、今年の夏を乗り越えられるのか不安でしたが、食欲も落ちず毎日ゴロゴロしているのを見ると、ひと安心でした。
展示会で地方出張していて帰宅するときに、毎度元気でいるかどうか不安になりながら玄関のドアを開けていましたが、仲良く2匹でいるのを見ると本当にホッとします。
『これからもストレスなく1日でも長くいっしょにごはんを食べて過ごそうね』と、そう伝えたいですね」
▲2匹で寄り添って寝ている姿。癒されますね。
今日は、陶芸家・井山三希子さんと、その家族・猫のさとこちゃん、かつらちゃんの暮らしをお届けしました。
ご自身の作品を作り、展示をするため国内外をまわるお忙しい井山さん。そんな日々を癒すのがさとこちゃん、かつらちゃんだったのだなとわかりました。
わたしも井山さんの器を自宅で毎日使っていて、その使い勝手の良さやすてきな形・色あいに、いつも惚れ惚れ。これからも器づくりに、そして2匹との日々をInstagramで綴ってほしいです。
「猫との暮らし」その他のエピソード
井山三希子(陶芸家)
高校卒業後デザインの専門学校に進むが断念。小池一子さん代表「佐賀町エキジビット・スペース」に勤めながら休みの日に陶芸教室へ通い、やがて瀬戸の職業訓練校へ。1991年愛媛県にて独立。2000年神奈川県藤野町に移窯、2008年には東京都八王子に移り、現在に至る。
▽井山さんの著書はこちら。
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