LIFESTYLE
【朝の過ごしかた】言葉で「ああしなさい、こうしなさい」は言わない。3児の父の朝習慣（料理人・せきぐちたくやさん）
編集スタッフ 塩川
3児の父、せきぐちたくやさんの朝時間
11月も後半。寒さから、朝起きるのが少しつらい季節ですね。みなさんはどんな風に朝を迎えていますか？
今回の「朝の過ごしかた」は、料理人のせきぐちたくやさんにお話を伺いました。
せきぐちさんは元フランス料理のシェフ。今ではケータリングをはじめ、旅する料理人として全国各地で「球体食堂」や「音楽食堂」などのイベントを主催し、料理で人と人を繋いでいます。
12歳・1歳・0歳と、3兄弟のお父さんでもあるせきぐちさんは、職業柄どうしても仕事が長時間になってしまうので、朝こそ家族との時間を大切にしているのだそう。
朝の時間割
06:30 起床。窓を開け空気入れかえ、オーブンをつける
06:35 身支度
06:40 朝ごはんの支度。パンを焼く
07:00 子供を起こす
07:20 朝ごはん
08:00 長男登校。掃除と洗濯。ウサギ・インコ・文鳥の餌やりと小屋掃除
09:00 メールチェック、食材など買い出しメモ
09:15 子供とめいいっぱい遊び、散歩しながら一緒に買い出し
06:30
起きたらすぐに「心地よい空気」をつくる
せきぐちさん：
「朝起きたらカーテンを開け部屋に光を入れ、子供たちより早く、きびきびと活動して『心地いい空気』を作るように心がけています。
その流れにのせて子供を起こすと、一つ先のことを自分で考えて動けるようになるので、朝以降も自らいいリズムを作ることができると思うんです。
子供たちには言葉で『ああしなさい、こうしなさい』は言わず、行動で伝えるようにしています」
07:20
季節を感じる「自家製」の朝ごはん
せきぐち家の食卓には、自家製のカンパーニュ・コンフィチュール・フレーバー茶と、季節の果物が並びます。（とてもおいしそう！）
限られた朝の時間を楽しく迎えるために「朝ごはんはあれこれ足し算するのではなく、そぎ落としてシンプルに」がテーマなのだとか。
せきぐちさん：
「朝ごはんは焼きたてパンなど、自家製のものをシンプルに楽しむようにしています。できたてのおいしさは、なによりも心地よく良い1日のエネルギーに。
自家製だからこそ、パンもコンフィチュールも季節に合わせて変えています。フレーバー茶も夏はレモン冬は生姜と、季節を感じたり気候に合わせることは、料理人として大切にしてることです。
食事はお腹を満たすだけのものでなく、心を豊かにするもの。日々の些細な変化を気づかせてくれる幸せを、子供たちに伝えたいと考えています」
09:15
食後はたっぷり子供と過ごす
せきぐちさん：
「職業柄、仕事がどうしても長時間なので、朝から午前中は家族のための時間にし、自分のことは極力しないと決めました。
朝の限られた時間の中で、家族みんなが心地よく良く過ごせる事を一番に大切にし、メリハリをつけることで僕自身にもいいリズムになっています」
言葉ではなく行動で伝える、父の朝時間
せきぐちさん：
「子供たちにとって、何が一番心地いいかを考えて過ごしていたら、おのずと今のリズムになりました。
心地いい時間は、大人であるぼくらの動き一つ一つが作り上げると思っています。
朝起きたらぼやぼやせずに動き、穏やかに、さわやかな空気を作るように心がけてます」
つい「寒いから布団から出たくないなぁ〜」と、起きれない朝を迎えがちな今の季節。
思い切ってエイッと起き、窓を開けて空気を取り入れるだけでも、1日のスタートが心地よいものに変わりそうですね。
最近めっきり朝起きれなくなってきてしまったので、早速実践したいと思います。
次回の「朝の過ごしかた」もどうぞお楽しみに。
こちらの特集も合わせてご覧ください。
▽特集「朝の過ごしかたvol.1」
▽特集「朝の過ごしかたvol.3」
【写真】せきぐちたくや
料理人 せきぐちたくや
料理で人と人を繋ぐイベント「球体食堂」や「音楽食堂」を主催。ケータリング・お弁当受注販売・イベント出展・お総菜卸・フードメニュー考案など、料理に関わる全ての事を、型にはめず自由に活動している。 https://www.facebook.com/kyutai.shokudou
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