【朝の過ごしかた】お味噌汁を10分で。忙しい平日の時短にもなる、和の朝ごはん(冨田ただすけさん)
編集スタッフ 寿山
料理研究家、「白ごはん.com」を営む冨田さんの朝時間。
今日ご紹介するのは、月間400万PVを超える和食レシピサイト「白ごはん.com」を主宰する冨田ただすけさんの朝時間。
冨田さんは日本料理店で修行し、食品メーカーで商品開発に携わったあと、「体にしみこむような、素朴で滋味あふれる和食」を広めたいと独立。
ご自身のサイトで食材の下ごしらえから家庭料理、さらにもてなし料理までと、幅広いレシピを提案しています。
わたし寿山もはじめてつくる料理は、よくこちらのレシピを参考に。そんな冨田さんの朝時間をご紹介していきますね。
朝の時間割
06:50 起床。あたたかい汁物づくり
07:00 子どもを起こして家族で朝ごはん。
07:30 子どもの登校後は、メールチェックと当日の仕事の確認
08:30 妻と犬の散歩へ
09:15 仕事場へ。祖母の器でお茶を1杯。
09:30 仕事開始
06:50
あたたかい汁物づくり
冨田さん:
「朝は必ず野菜たっぷりの汁物をつくります。具材は余りものの野菜たち。前日のうちに、はしでもスプーンでも食べやすい大きさに刻んでおくんです。
それに最近はオリジナルで開発している出汁パックを使うようになって、10分もあればみそ汁が出来るように。
その日の気分によって、ときおり和風スープになることもあります。いずれにせよ出汁と素材の味を楽しむ、あつあつの汁物は毎朝欠かせません」
日々のいろいろな料理で中途半端に余っ野菜をおいしく食べたいと、朝の汁物に活用するようになったそう。
時短にもつながり、今ではすっかり冨田家の習慣になっているといいます。
07:00
娘を起こして家族全員で朝ごはん。
▲炊きたての白ごはんと汁物、常備菜1〜2品にヨーグルトと果物が定番の朝ごはん
冨田さん:
「平日はお昼までお腹が減らないよう、炊きたての白ごはんをしっかり食べます。土鍋で炊きたいところですが、あまり時間がないので平日活用しているのは炊飯器。
心がけていることといえば、お米は1〜3kgほどの小量のものを買うこと。多少割高になるのですが、精米してからあまり日が経っていないものの方がおいしいんです」
ときには玄米を食べたいことがあっても、娘さんが苦手なのだとか。
そんな娘さんでも、玄米を特殊加工した「ロウカット玄米」や、白米に近い味わいの「8分づき米」なら食べられるそう。
そういったお米を買うには、やはりお米屋さんが便利。産地や農法による味の違いや特性も知ることができて、お米を選ぶのが楽しくなるといいます。
冨田さん:
「朝食後は、ヨーグルトと季節のくだものを食べるようにしています。
ヨーグルトは煮豆とも相性がいいんですよ。この日は黒千石大豆の甘煮を、煮汁も一緒にかけて食べました」
08:30
妻と一緒に犬の散歩へ
▲保護犬を引きとったという愛犬の「ちゃこちゃん」
冨田さん:
「毎朝30分〜40分ちょっと散歩しています。軽く体を動かすことで、すっきり気持ちよく仕事にのぞめる気がしていて。それに歩きながら、家族とじっくり話せるんです。
妻にその日仕事でつくる料理のことを相談したり、主婦目線の意見をもらったり。散歩中に料理のアイデアが浮かぶことも多くて。
休日には娘も加わって、歩きながらその週にあった出来事をたくさん話をしてくれます」
09:15
仕事場へいき、祖母の器でお茶を1杯。
▲生まれ育った山口県の「萩焼」の湯のみと急須
冨田さん:
「仕事をはじめる前に、まず緑茶を淹れてひと息。祖母から譲りうけた湯のみと急須、刺し子のコースターを愛用しています。
料理好きだった祖母がよく食べさせてくれた献立や、畑で作っていた野菜のことなどを思い出したりして。
『今日もがんばるぞ』と、仕事モードに切り替えるんです」
「炊きたてのごはんとお味噌汁さえあればいいんです」
「炊きたてのごはんと出来たてのお味噌汁があれば、多少眠くても食欲を掻きたてられるし、食べると目が覚めるんです」と話す冨田さん。
ご自身の著書『粗食のきほん〜ごはんと味噌汁だけ、あればいい〜』でも、特別なことはせず、丁寧に作ったごはんと味噌汁を食べて、健康な心と体を手にする暮らしを提案しています。
私もお米の研ぎ方、おむすびのむすび方、出汁のとり方、野菜の切り方、子どもへの食べさせ方、体が弱った時の食事の仕方など、母になって学びたいと思った料理の基本を教わりました。
個人的にも母乳育児を志したときから、助産師さんのアドバイスのもと、ごはん中心の食生活を意識するように。
もちろんパンも好きなので食べる日はありますが、ごはんのお陰で子育てする馬力を得られている気がしています。
お味噌汁を毎朝10分で作ることができたら、すごくうれしいですね!さっそく実践してみようと思います。
(つづく)
こちらの特集も合わせてご覧ください。
【写真】冨田ただすけ
冨田ただすけ
山口県出身。月間400万PVを超える和食レシピサイト「白ごはん.com」を主催。日本料理店や食品加工メーカーに勤めたのち、2013年に料理研究家として独立。雑誌や書籍、ウェブなどで活躍中。今春にはオリジナルの出汁パックを発売予定。
http://www.sirogohan.com/
▽冨田さんの書籍はこちらでご覧いただけます
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