【朝の過ごしかた】子育ても一段落。肌や体のコンディションと向き合う、朝習慣(飯島里奈さん)

編集スタッフ 二本柳

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子育ても一段落。自分と向き合う、飯島さんの朝じかん。

リレー形式でお届けしている連載 「朝の過ごし方」。

前回ご登場いただいた石木文さんからバトンを渡されたのは、千葉県稲毛駅の住宅街にたたずむ雑貨店 『gris souris(グリ スーリ)』 店主の飯島里奈(いいじま りな)さんです。

「手仕事のもの・くらしの日用品」 をテーマに、作家ものの器からイタリアの洗剤、洋服まで、すべて1人で買い付けから販売までを行う飯島さん。

息子はもう高校2年生になり、家族3人それぞれのリズムで朝を過ごすようになったとか。

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「今は朝食もそれぞれに摂ります。私が頑張って起きれば家族そろって食べられるのですが、無理はしません」と、飯島さん。

夫と息子は、なんと4時に起床。朝から運動をするのが日課の夫は、毎朝決まった朝食メニューを自分で用意するのだそう。それを真似して4時起きになった息子は、朝からゆっくり読書タイム。

飯島さんが起きる6時には、もう家族は家を出ようかという時間です。

「夫は夜帰るのが遅いので、この時間に父と子、男同士の時間をもつことができて幸せそうです。きっと朝が、唯一ゆっくり話せる時間なんだと思います。でも、この家族のカタチも今後また変わっていくかもしれない。だから今は、今の家族のリズムに合わせるのが良いと思っています」

そんな飯島さんの朝の時間割や習慣をお聞きしました。


朝の時間割


 

6:00 起床 歯磨き&水で顔を洗う
6:05 体重を量る
6:10 お米を研ぐ
6:20 洗濯機を回す
6:30 ごはん鍋に火をつけ、朝ごはんとお弁当作り
7:00 息子に朝ごはん食べさせる
7:10 洗濯物を干す
7:30 スープを作る
7:50 息子を見送る
8:00 朝食
8:30 着替えて家を出る
9:00 ホットヨガ
10:00 ヨガスタジオでシャワー、化粧
10:45 仕事開始

 

06:00

自分の肌にフィットした
水だけ洗顔

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飯島さんの朝は、水洗顔からはじまります。

飯島さん:
「昨年の夏に肌の乾燥が気になるようになって、朝の洗顔を変えることにしました。

肌のきれいな友人が 『水だけ』 の洗顔をすすめてくれて、今はそれを続けているんです。

最初のうちは、なんとなくすっきりしなくて気持ちが悪いような気がしたのですが、慣れると気にならなくなりました。もちろん個人差があるので一概には言えませんが、私はこれで肌の調子が改善されました。

それでもコンディションがイマイチな朝は、このアンティークの陶器にお湯を入れて、顔に湯気をあてます。その後スチームタオルパックをすると、状態が復活するんです」

 

06:05

同じ時間に体重計にのって、
日々の変化をスマホで管理

170314_gris_009▲タニタのインナースキャンデュアル

飯島さん:
「実はお店をはじめてから1年に約1kgのペースで体重が増えてしまったんです。6年経ったころには7kgも増えていて、10年後を考えたら恐ろしくなってきました(笑)

それで夫が、当時の最新型の体重計を買ってきてくれて。(夫も危機を感じていたのかもしれないですね)

これは、体重計とスマートフォンが連携しているので、体重計にのると自動的にデータが送られてくるんです。

自分でメモするのは面倒ですが、勝手にグラフまで作ってスマホに表示してくれるので、グラム単位の変動ですら気になるように。同じ時間に量って、管理しています」

 

07:30

はと麦と小豆で体をあたためる
スープで朝ごはん

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飯島さんの朝ごはんは、あたたかいスープが定番。

はと麦と小豆は前日から水に浸しておき、水を切って野菜と一緒に煮込むのだそう。

飯島さん:
「呼吸法の先生から、朝の7時〜9時の間にあたたかいものを胃に入れたほうが良いと聞いて、それから毎日スープを作っています。

とくに小豆は体をあたためてくれるので、欠かさず前日のうちから水に浸しておきます」

170314_gris_001▲前日に用意しておいた、はと麦と小豆。WECKの保存瓶に水と一緒に入れておきます。

飯島さん:
「具材は冷蔵庫にあるもので適当に。

大根やカブなどの根菜類と葉もの、ベーコンやソーセージ、鶏肉など出汁のでるものは入れるようにしています。人参と玉ねぎは切らすことがあまりないので、ほとんど毎日入っていますね。

飽きないように、出汁を昆布でとることもあります。その時はシンプルに塩だけで味つけ。時々、トマトスープやクリームスープにすることもあります」

 

09:00

無理やり始めたヨガは
今や仕事前のルーチンに

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飯島さん:
「近所にホットヨガがオープンした時、すぐに会員になったのですが、2年半くらいは月謝のムダ使い状態でした。

さすがに 『今まで払ってきた分も取り戻さなきゃ!』 と思うようになって、重たい腰をあげて無理やり通いはじめたんです。

ところが続けていくうちに、ある時を境に、なんと楽しくなってきたんですよ。ポーズがふっとできる瞬間があったり、純粋にヨガの時間が心地よく感じられるようになりました。

だから今では、ほぼ毎日、仕事前にヨガへ行きます。

仕事前、というと驚かれるのですが、すっぴんのままスタジオに行き、ヨガで目覚めてシャワーを浴びる。その後、ちゃんとお化粧してからお店に向かえるので、あまり大変じゃないんです」

 

妻や母である前に、ひとりの大人として。

170314_gris_007▲飯島さんのお店『gris souris(グリ スーリ)』の店内。春に向けてさわやかなアイテムが並びます。

息子が高校生になり自立するようになると、母としての朝じかんにも変化が生まれたという飯島さん。

肌のコンディションが悪いときは時間をかけて保湿をし、朝ごはんは自分の体調にフィットしたものを選び、仕事前はホットヨガでスイッチを切り替えます。

でもそれは 「今」 の暮らしだからできたこと。飯島さんの朝の過ごし方には、時間とともに変化する家族のあり方が映しだされているようでした。

今の飯島さんは、妻や母である前に、「1人の大人」 として自分自身と向き合っているのかもしれません。

様々なライフステージを経た先にある、理想的な 「家族と自分のバランス」 を、またひとつ見せてもらった気がします。

170314_gris_008▲アンティークの什器で作られた、おしゃれな空間。

さて、次回飯島さんからバトンを受け取るのはどんな方でしょうか? どうぞお楽しみに。

 【写真】飯島里奈

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飯島里奈

千葉・稲毛の住宅街にひっそり佇む雑貨店「gris souris(グリスーリ)」店主。「手仕事のもの・くらしの日用品」 をテーマに、作家ものの器からイタリアの洗剤、洋服まで、すべて1人で買い付けから販売までを行っている。http://gris-souris.net/

gris souris (グリスーリ)
住所:千葉県千葉市稲毛区稲毛台町12-12
Tel:043-239-7819
営業時間:11:30〜17:30
定休日:日・月


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