【朝の過ごし方】相棒は猫。リラックスして1日を始めるための、朝のひと工夫(山中玲奈さん)
編集スタッフ 岡本
夫と猫と、花と絵と。イラストレーター 山中玲奈さんの朝習慣
本日の朝の過ごし方にご登場いただくのは、雑誌や広告などでイラストレーターとして活躍している、山中 玲奈(やまなかれな)さんです。
夫と猫のムギと暮らす山中さんは、仕事柄、夜おそくまで作業することが多いそう。
自宅が仕事場でもあるため、どうやって上手にスイッチを切り替えているのか、気になります。
山中さん:
「母が美術の教師だったこともあり、幼い頃から絵を描くことが好きでした。
美術系の大学には進まず、自由に描いてきましたが、イラストコンペでの受賞などをきっかけに、イラストレーターとして活動を始めました。
テイストにこだわらず、たくさんの人と共感できる表現を目指しています」
自分の好きなことを仕事に、道を切り拓いてきた山中さんの、朝習慣をお届けします。
朝の時間割
8:00 夫をぼんやり見送る
9:00 起床後、一杯の水を飲む
9:10 洗濯機のスイッチを入れる、コーヒー用のお湯を沸かす
9:15 草木に水やり、猫のムギにご飯
9:20 朝食
9:30 メールチェック
9:45 洗濯ものを干したり、掃除など
10:15 仕事開始
09:15
癒しの源
植物と猫のお世話
山中さん:
「母の影響で植物を育てたり、花を生けることが自然と習慣になりました。
自宅での仕事なので、植物のあるインテリアだと落ち着きますし、お花があると気分も上がります。
大きな仕事に向かうときや、締め切りが近いときは、ボリュームのあるフラワーアレンジにして気合いを入れることも。
花瓶を変えたり、生け直したりして、1週間くらい楽しんでいます」
山中さん:
「草木の水やりのあとに、ムギのご飯を用意するのが一連の流れです。
“猫が起こしてくれる朝” 、というのが理想なのですが、ムギの場合はなかなか叶いません……。
深夜までの作業でもずっと近くいて、夜更かしが過ぎると『早く寝なさい』と言わんばかりにニャーニャー鳴いて、追い立てられるんです。
常に見守ってくれている、心強い助手のような存在ですね」
09:20
玄米餅で
手軽にパワーチャージ
山中さん:
「朝ごはんは、できるだけ早く、簡単に栄養が取れるものをと行き着いたのが、玄米餅です。
以前、挿絵を担当した本で知ってから『まるざ発芽玄米研究所』で購入しています。
そこに、TOMIZの黒糖きな粉クリームをのせて定番朝食のできあがり。
おいしさと手軽さ、そして健康面を考えて、続けている習慣です」
10:15
作品チェックは
朝のクリアな頭で
山中さん:
「夜おそくまで作業をしたときは、無理して片付けずにそのまま寝てしまいます。
翌朝起きて、デスクを整頓しながら改めてイラストをチェックすると、色合いやバランスが思っていたイメージと違うことに気付けるんです。
朝一番のクリアな目で見る印象を大事にしているので、作成中のイラストをスマホの待ち受け画面に設定して眠ることもあります。
自分が描いたイラストを客観的に見られる瞬間が面白い。それが作品を作る醍醐味でもあります」
あえて区切らず、リラックス空間で思い切り描き続ける
わたしたちのように、職場と家という明確な境目がない山中さんにはきっと、オンとオフを切り替えるスイッチがあるのでは?と想像していました。
でも実際は、暮らしとイラストはひとつながりになっているようです。
好きなことと真正面に向き合ってもストレスがないよう、植物や猫といったリラックスの源で、日々を彩っているのですね。
見ていると元気になれる、山中さんのイラストの秘密がすこしだけ分かったような気がしました。
【写真・イラスト】山中玲奈
こちらの特集も合わせてご覧ください。
山中玲奈
CM制作会社、出版社、印刷会社勤務を経て、2015年よりフリーのイラストレーターとして活躍中。雑誌や広告では、やわらかくユーモア溢れるタッチのイラストが人気を博している。(http://www.renax.tokyo/)
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