【300円と、一万円】第3話:値段以上の魅力がある!妥協ゼロの low アイテムとは?
編集スタッフ 岡本
靴下ひとつとっても、一足300円のものから一万円のものまで、幅広い選択肢がありますよね。
とりあえずで選んだ安いものも、見栄を張って選んだ高いものも、「値段」に影響されて買ったものは、使っていく中で心地わるさに繋がっていることに気づきました。
「値段」はモノを選ぶ上で、切っても切れない判断軸。
でもそこにもうひとつ、自分ならではの「モノサシ」をプラスできたら、今以上に納得してモノを選び取ることができるかもしれません。
この特集では、人それぞれにちがう「モノ選びの基準」を紐解き、「自分のモノサシ」を見つけるヒントを探ります。
お話を伺うのは、モデルの美代さん。第1話では、気に入ったもの「だけ」に囲まれていたいという美代さんらしい基準を教えていただきました。
その基準は、「なりたい自分像」と照らし合わせること。
第2話、第3話では、この基準を軸に選び取ったHigh&Lowアイテムをご紹介いただきます。
値段に関わらず、「なりたい自分像」にしっかりと照らし合わせることで、プチプライスだからこそいい!と思えるものに出会えたのだそうです。
\美代さんの私物 High&Low/
「Low」なアイテム3選
サイズ・デザイン・価格、どれをとっても文句なし。100円均一のメッシュポーチ(¥108)
美代さん:
「メイク道具を入れたり、お菓子を入れたり、ポーチって意外と汚れやすいアイテムですよね。
だからこそ、ポーチにとって一番大切なのは気軽に買い替えられて清潔な状態を保ちやすいことだと、私は考えました。
それに、ふだん持っているバッグのほとんどが布のトートバッグ。なかにポケットがないから、細かいものがごちゃっとなりやすくて。
リップとハンカチ、マスクと薬というふうに、ポーチで小分けする必要がありました」
美代さん:
「そこで見つけたのが、100円均一のメッシュポーチです。余計な装飾がないデザインも、きちんとマチがついているところも気に入っています。
メッシュだから適度に中身が見えて、ファスナーを開けなくても何がどこに入っているかすぐに分かるんです。
今はまだ2つですが、使い勝手がいいのでこれから増えていきそう」
メイクがついても椅子に敷いてもOK!無印良品の洗えるウールストール(¥2,990)
美代さん:
「これも『清潔さを保ちたい』という理由で選んだものです。
ストールは厚手のものをぐるぐる巻きたい派。でもそうするとファンデーションやリップですぐ汚れるんです。
もともと肌が弱くて、メイクがついたまま顔に巻いたら荒れたことがあったので、これはいつもきれいにしてなきゃなって。
そこで見つけたのが、無印良品の洗えるストールでした」
美代さん:
「“洗える”とうたっているだけあって、4年間洗濯しながら使っていても、毛羽立ちやごわごわをあまり感じていません。メイクがつきそうだからと気を遣わなくてもいいし、ついてもすぐ洗える!という安心感がいいですね。
それに、冷たいイスの座布団代わりにしても、ひざにかけてちょっと床をすってしまっても、洗えるから大丈夫と思えるんです。
カシミアの繊細なマフラーもいいなと思うときもありますが、いまはプチプラにしておいてよかったと感じることの方が多いですね」
どれも一点モノ。友人の手作りイヤリング
美代さん:
「洋服もかなり少ない数しかないので、合わせるアクセサリーも厳選したものしか持っていません。それがこのふたつのイヤリングです。
そしてどちらも手作りが得意な友人が作ったもの。材料費だけだからたしかに安いけれど、手作りには値段やブランド以上の力を感じます。
とくに最近、できることならアクセサリーなどの身につけるものは、友人や知り合いから買いたいなと思うんです」
美代さん:
「27歳でモデルを始めて、環境がガラっと変わりました。
年代も職種もさまざまな人と関わる中で、強い信念を持ってもの作りをしている人にたくさん出会えたんです。
そうするうち、作り手の思いや人柄が伝わってくることに価値を感じるように変わってきました。
手作りのものに関しては、自分のモノ選びの基準に当てはめて選ぶものばかりじゃないけれど、自然と長く付き合いたいと思えるから不思議ですね」
あなたの「なりたい自分」は、どんな姿をしていますか?
取材の終わりに、「私、手ぶらでかっこよく歩く女性になりたいんです」と語ってくれました。 似合う服を着ている、ただそれだけの無駄のない雰囲気に憧れるのだそうです。
コートのポケットには、リップとスマホとお財布だけ。 背筋を伸ばして凛とした姿で歩く美代さんが、目に浮かびます。
大人になると、改めて「どんな自分になりたい?」なんて考える機会は、めったにないもの。
けれど、300円の靴下を買う人も、一万円の靴下を買う人も、そこに「なりたい自分」のイメージがあれば、それぞれのかっこよさを纏うのかもしれません。
私がなりたい自分は、いったいどんな姿をしているんだろう?
子どものように純粋な問いが、モノ選びにおける「自分のモノサシ」探しの手助けをしてくれる、そんな気がしました。
(おわり)
【写真】鈴木静華
もくじ
モデル 美代
神奈川県出身。27歳からモデルを始める。さまざまな雑誌やCMなどで活躍中。当店のファッションモデルとしても登場している。アロマインストラクターやベビーシッター認定などの資格を持つ一面も。
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