【週末は世界旅行!】第1回:手で食べた方がカレーはおいしい?東京の「南インド」で実食しました!
編集スタッフ 奥村
あの国へ行ってみたい、この国も気になる。海外旅行への憧れはあっても、なかなか計画は立てられないのが現実です。
人生であと何度行けるかわからない外国。でもせめて「食文化」だけなら、日本でも楽しめるはず!
この連載では気になるあの国の料理を食べに、週の終わりの金曜日、わたし奥村がスタッフを巻き込んでプチ世界旅行へくり出します♪
自分の殻を破るため⁉︎ 「南インド」へ
わたしがずっと憧れていた国、それはインド。
大のカレー好きなのですが、現地ならではの手を使った食べ方「手食(しゅしょく)」だとよりおいしく味わえると聞き、気になっていたのです。
そんなある日、編集スタッフ田中と雑談をしていたら、グッドタイミングの一言が。
スタッフ田中:
「わたし、前からインドに興味があって。行ってみたら何かが変わる気がするんですよね〜」
なんでもある女優さんの南インド旅行記を読み、ひとりインドに立ち向かう、芯の強い女性像に憧れるようになったのだとか。
今年の目標は「自分の殻を破ること」というスタッフ田中。それなら一緒に行きましょう!とさっそく勧誘。そんなわけで今回は、2人で南インドへ旅立ちました!
東京の「南インド」に上陸です!
▲左から田中、店主のダスさん、ひとり探検隊ルックのわたし
やってきたのは、東京・中野の「南インドダイニング」。都内でも数少ない、現地ならではの「手食」が体験できるというお店です。
出迎えてくれたのは店主のアマラダスさん(通称・ダスさん)。せっかくなので記念撮影を。ナマステ〜!
さっそく中へお邪魔します。店内は、まるでお祭りのよう! にぎやかな装飾です。
メニューの意味がワカラナイ!
まずはメニューを拝見。カレーとライスがメインかと思いきや、メニューは予想以上にたくさん。「ドーサ」というクレープや、「パラタ」なる薄焼きパン、「イティリ」という蒸しパンなど。見たことのない料理ばかりです!
今回の目的は「手食」だとダスさんに伝えると……
ダスさん:
「それなら『ミールス』がいいね! ベジ?ノンベジ?どっち??」
とっさの質問に面食らうわたしたち。
「ノンベジ」って「NOベジタブル」ということでしょうか。全部肉なの?? とりあえず「どっちもひとつずつ!」と注文してみました。
インドの「定食」は、おかずのオンパレード!
▲すっごく大きい!これ、本物なんです!
まずテーブルに敷かれたのは、大きなバナナの葉っぱ!
今回食べる「ミールス」は、カレーとおかず、ごはんやチャパティがついた日本の「定食」のようなもの。現地ではお皿代わりにバナナの葉にのせるのだとか。
次々と盛り付けられるおかずの数々は、インドの家庭料理で「ポリヤル」という炒め物だそう。ナスや大根、じゃがいもなどいろんな野菜が入っています。
先ほど迷った「ベジ」と「ノンベジ」の違いがここで判明。ベジタリアン向けが「ベジ」、お肉も入ったコースが「ノンベジ」だったようです〜。
▲「こんなに食べられない〜〜!!」うれしい悲鳴
それにしてもすごい量! ミールスのおかずは、どれもお母さんが時間をかけて作るから、家族や親戚が揃って食べるちょっぴり特別な料理なのだとか。
いざ「手食」。ドキドキしながら……
さて、いよいよ「手食」に挑戦です! 「ごはんにおかずをちょっとずつのせて、色々混ぜながら食べてね」とダスさん。指の使い方を教わりながら、おそるおそるパクり……
おいしい〜!おいしいです! カレーはいつもおいしいですが、なんだかいつも以上においしく感じます。
続いてスタッフ田中もパクリ。
「スパイスの風味が強いのかと思ったけど、辛くなくて食べやすい。野菜のやさしい味がします〜」とこちらも気に入った様子です。
▲田中のおかずも気になるわたし。手だから気軽に(?)つまみ食い
おかずはどれもぽってりとしたつかみ心地だから、手でも食べやすかったです。
手とスプーン、どっちがおいしい?
ホントにスプーンを使うと味が変わるのでしょうか? 食べ比べてみました。
「手で食べた方が、なんだか辛さも増した気がする!」とわたし奥村。けれどダスさんからは「辛さは変わらないよ!」とツッコミが(笑)
では実際のところ、味に違いはあるの?と聞くと……
ダスさん:
「手の方がいろんなおかずを少しずつ混ぜて食べられるから、味のバリエーションが楽しめるんだよ!」
ほほ〜、たしかに。自分好みの味にブレンドできるのは、手を使うならではな気がします。
インドの「手食」は、いろんな味をひと口で楽しみたい、食いしん坊な願いを叶えてくれる食べ方なんだ!と納得しました。
▲「わたし、インドに住める気がします♪」と得意げな田中
余談ですが、チラリと隣を見てみると……「田中さん、食べるの上手すぎませんか!?」
ごはんを口に運んでは、手でお皿のおかずをササっと整頓。その食べ方はもはや現地の方のよう。
なんだかすでに自分の殻を破っている、スタッフ田中なのでした♪
食後のチャイは、泡を楽しむ?
食後には、「チャイ」(インド式のミルクティー)を入れてくれたダスさん。高々と掲げたポットから注いでくれました。
「おぉ〜〜」と拍手する一同。これ、パフォーマンスではなく現地での淹れ方だそうなんです。
こうやって注ぐことで、チャイの表面に立った泡を飲むと、茶葉の香りがふうわりと広がって楽しめるのだとか。
食後の一杯にちょうどいい、やさしい甘さ。おいしくいただきました。
▲真似をしようとして、チャイを手にかけてしまったわたし。田中は見て見ぬフリ(笑)
あこがれの南インド。ごちそうさまでした!
▲食後のデザートにとバナナを1本ずつ手渡され…さすがに満腹で食べきれませんでした!
今回はじめて体験した、憧れの南インド料理。カトラリーを使って背筋を伸ばして食べる食事もいいけれど、「手食」には気取らない魅力がありました。
それは、共に食卓を囲む人との距離を近づけてくれるような、なんだか不思議なチカラで。一緒に旅したスタッフ田中とも、“ 同じ釜の飯を食う ”ならぬ、 つついた(?)ようで、今まで以上に親近感が。
終始フレンドリーに接してくださった、チャーミングな店主・ダスさんのお人柄も、この国の食文化とどこか通じているのかも。お腹だけじゃなく、なんだか心まで満足する旅となりました。
(つづく)
南インドダイニング
住所:東京都中野区新井1-23-23
TEL:03-3388-0373
定休日:第2・第4月曜
営業時間:月〜金 11:30〜15:00/17:30〜23:00、土日祝 11:30〜23:00
【写真】木村文平
もくじ
感想を送る
本日の編集部recommends!
エイジングケア、どうしてる?
50代の柿崎こうこさんと始める、髪や頭皮の年齢対策 [SPONSORED]
お買い物をしてくださった方全員に「クラシ手帳2025」をプレゼント!
今年のデザインは、鮮やかなグリーンカラー。ささやかに元気をくれるカモミールを描きました。
【発売記念の送料無料・お得なセットも】当店初の基礎スキンケアシリーズが誕生です!
肌も心も暮らしも「ゆらいでいい」と思えるように。私たちが自信を持ってお届けする、化粧水と美容乳液
【動画】ゆらいだって、大丈夫。日常に訪れる「自分のためだけの時間」
オリジナルスキンケアアイテムの感想を伺ってみました(フォトグラファー/写真家・髙田久美子さん)