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【スタッフコラム】この気持ちに、なんと名前をつけよう?

【スタッフコラム】この気持ちに、なんと名前をつけよう?

商品プランナー 斉木

ことばが好きです。

自分の心にふわっと浮かんだ名もない感情を、どの言葉に当てはめるのか。

大好きなお店で、大好きなオムライスを一口食べた瞬間のこの気持ちを、一体なんと表せばいいのだ……!もぐもぐしながら考え続け、ピタッとくる言葉が浮かんだときの得も言われぬ快感。

小さい頃からどこかゲーム感覚でそんな言葉探しをしていたからか、いつのまにか独自の言葉をつくりだしていて、人前で赤っ恥をかいたことも一度や二度ではありません。

冒頭の「ぽやぽや」もそのひとつ。

いつから使い出したのか思い出せないほどに昔から、この言葉を使っていたような気がします。

すごく曖昧なニュアンスなのですが、ふわふわ〜っと考えが頭の上に浮かんでいて、ぼーっとしつつも、意識が完全に遠のいているわけではない、と感じる時に用いています。

例文:ぽやぽやと、この春買いたい洋服について思い巡らせている。

何気なく友達の前で発したとき『どういう意味?』と言われ、この言葉が一般的でないことを知ったのですが、やっぱり「ぽやぽや」以上に「ぽやぽや」を形容する言葉が見つからなくて、今でもたまに使っています。

「ぴこりつく」は、人前では使わず、心の中だけで使っている言葉です。

元々は小学生の頃「こびりつく」という言葉を、誤って「ぴこりつく」と覚えてしまっていたという恥ずかしいエピソードなのですが……。

それでも、言葉から生まれるイメージというのは不思議なもので、例えばカレーを作ったあと、お鍋を洗うあのちょっとイヤ〜な場面で、

「見事にぴこりついてますね〜」

と心の中で実況していると、そのユーモラスな響きから、面倒な洗い物も愉快に思えてくるのです(我ながら単純です)。

きっと同じように、自分にだけしっくりとくる言葉を持っているひとや、家族・友人の間でだけ通じる独自の言語が、この世界にはたくさんあるんだろうなぁ。

そんな絶滅危惧種のような言葉をできるだけたくさん集めて、生まれたエピソードとともに瓶詰めで保存しておきたい。密かに抱いている、ささやかな夢です。

 

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