【35歳ヨーロッパひとり旅】第6話:観光名所が閉まってる?!オフシーズンの罠にハマった、コペンハーゲン街歩き。
編集スタッフ 田中
はじめてヨーロッパを旅した、わたし・田中のひとり旅をイラストと共にお届けしている不定期連載です。
デンマークはコペンハーゲンでの旅が始まりました。この日は、現地で知り合った日本人の方と夕食どきに待ち合わせ。というわけで、それまでの自由行動を楽しむことにしました。
歴女なわたしは、16世紀に建てられたローゼンボー城に興味津々。以前北欧を旅した同僚に教わった素敵なカフェもお城の近くだったので、その日のメインはお城とカフェと決めて、お城が開館するまでの時間を利用して、ミュージアムから周りはじめました。
ミュージアムのあとは、悠々とランチ。お店の人気メニューは「アボカドのオープンサンド」。ヨーロッパ特有のハードな薄切りパンに、アボカドの薄切り、チャイブ、チリペッパー。そこにキュッと絞られたレモンと塩胡椒の美しい見た目にうっとり…….。同僚に感謝しながら、つい長居してしまいました。
濃厚なアボカドサンドをのんびり味わいすぎたところで、「ハッ! 本日のメインの場所へ行かなくちゃ」とお城へ向かうと、この日のハプニングが待ち受けていたのです。
「はて…….? 門が閉まってる。どこから入るんだろう?」
何度目をこすっても、堅牢な門はどーんと閉まったまま。出ていたプレートを読んで目がテンになりました。開館時間が「open 11:00-14:00」と書いてあるではないですか!!
ガイドブックを取り出して確かめると、閉館16時と書かれた記載の横にちょこんと「オフシーズンは異なる場合があります」とのこと。そしてgoogle mapで確かめた情報には堂々と「close」の文字。なんと……見事にオフシーズンの罠にハマってしまいました。
一人落胆していると、観光客と思しき人が歩いてきました。思わずプレートを指差し、悲しげに首を振るわたし。相手も「しょうがないね」と頷いて、遠ざかっていきました。
しばしの落胆タイムの後、城門を後に。「わたしはまだ明日も明後日もコペンハーゲンにいるじゃないか!」と、リベンジを誓って、潔く街の方へ戻るために歩き出したのでした。
夕方に合流したNさんに事のあらましを話すと「あら残念だったね。でも明日行けばいいじゃない」と、あっけらかん。雨の日で寒かったため、あたたかいグロッグ(ホットワイン)を飲みながら、気持ちを切り替えて明日の予定を相談しました。
翌朝、満を持して開館時間にむかうと、前日の雨模様とは打って変わって青空が迎えてくれました。早く行ったので、地上3階地下1階の空間もたっぷり堪能。11時30分には、宮殿(今のデンマーク王家が実際に住む所)の名物「衛兵交代式」に遭遇し、衛兵が音楽隊といっしょに街を行進する光景もみれました。
異国の街は見飽きません。おもしろい!と興味がどんどん膨らんでいきます。いつの間にか、その興味の赴くままに行動できている自分がいることに気づきました。そして、ちょっとやそっとのハプニングにも動じないようになってきたようです。
次回は、ちょっと自信がついたわたしのチャレンジ、バスや電車を駆使して街歩きをしたエピソードです。
▼前話はこちらから
「いざコペンハーゲンへ。ある人との出会いで、グッと楽しくなった旅のはじまり」
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