子供部屋のレイアウトはベッド、机、棚の家具配置が大切。DIYも、サイズを合わせるために行うことがあるそう。間取り6畳以下を男の子2人で使う七尾さん宅では、二段ベッドは壁際に置き、机は簡単DIYしたそう。ベッドを秘密基地のようにしたり、オープン棚をデッドスペースに作ったプロのアイデアで、広さを最大限に活かせそうです。

編集スタッフ 糸井

 

片付けやすくてスッキリが続く！ 散らかり知らずな子供部屋づくり

散らかり知らずで、スッキリとした子供部屋は、ママと子供の心地よさにも繋がります。

とはいえ一般的には6畳程度のスペースのなかで、子供の家具・おもちゃ・洋服・学用品を収納するのはなかなかの難問です。

スペースを最大限に活用し、片付けのしやすい部屋にするには、どこから手をつけたらいいのでしょうか。

そこで今回は、2児の母である整理収納アドバイザーの七尾 亜紀子（ななお あきこ）さんに聞いてみました。

神奈川県のマンションに住む七尾さん。元々片付けが大の苦手だったそうですが、次男の産休中に一念発起。劇的に変わったご自宅には、アイデアがぎゅっと詰まっていました。

子供部屋は、広さ5畳のスペースを、小学3年生の長男と5歳の次男でシェアしています。

2段ベッドや机などの大型家具がありながらも圧迫感がなく、とても居心地のよい空間となっていました。

 

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兄弟ふたりでもキレイが実現！
ジャストサイズを意識したレイアウト

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ベッド配置で、広さを感じる仕組みをつくる

七尾さん：
「ベッド位置は『窓の光が最も行き渡る壁際』を選びます。部屋の中央を広く使えるようになりますし、自然光を活かすことで、5畳の圧迫感を最小限にすることができます。

たとえば我が家の場合、正面の壁際だと窓が少し隠れ、ベッドも迫り出して見えるため、置くなら窓と反対の壁際でした。

ところが、通常の2段ベッド（長さ200cm）を置くには10cm足りない。すっきりレイアウトには、少しでも広々使える空間を残すことが大切なので、ここは探しに探して、ピッタリ収まるものを見つけました」

七尾さん：
「ベッドの下段には、突っ張り式のカーテンレールをつけて間仕切りを。簡易的でも自分ひとりになれる場所があるだけで、より居心地よく過ごせるかなと。

クリップ式のライトも取り付ければ、ちょっとした秘密基地を演出できますよ」

 

机は横幅ピッタリサイズをDIY

七尾さん：
「机は窓際に配置して、手元が明るくなるようにします。

当初は一般的な学習机を並べようとしたのですが、兄弟2人分を並べるにはスペース不足ですし、学習机は奥行きが大きいので、より手狭にも。

それなら長机を2人でシェアしようと、思い切って横幅ピッタリの天板と脚をネットショップで購入し、DIY。

シンプルな机なら、子供が独立して使わなくなっても、いずれ自分のワークスペースにも使えそう。ちょっといい学習机をふたつ買うよりも安く済むので、お財布にも嬉しいです」

 

必需品を取り出しやすいオープンラックはデッドスペースに設置

七尾さん：
「ドア横のデッドスペースにはオープンラックをDIY。毎日使うものを取りやすくしています。

子供の成長とともに、習い事や部活道具などかさばるアイテムも増えるもの。

チェストやラックのように仕切られた収納家具より、自由自在に使える棚の方が、サイズに左右されずに収納できますし、そのほうが子供にとっても使いやすいみたいで。

視線から隠れるラックの下は、一時スペースとして。ピアニカや絵の具など、春休みなどで持ち帰った学用品を子供自身がポンと置けるので、便利ですよ」

置きたいスペースにピッタリ収まる家具は、インターネットで検索すると思いがけず見つけられることもありますよ、と七尾さん。見つからなければ、思い切ってDIYしてみるのも、選択肢として覚えておきたいです。

次回は、おもちゃ収納のコツについてお届けします。おもちゃを収納するときには、動線と頻度がポイントになるようです。

 

👉次の記事はこちら
おもちゃが片付く収納アイデア

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【写真】濱津和貴

七尾亜紀子

LIFE WITH代表。整理収納アドバイザー。小学3年生の長男、5歳の次男、夫と4人暮らし。「片付けられないワーママ」「超ワンオペ育児」だった経験を基に、忙しいママをもっとラクに、楽しくするための暮らしのアイデアをブログやWEBメディアで掲載中。2018年12月に「自動的に部屋が片づく 忙しい人専用 収納プログラム」 (KADOKAWA)を出版。Instagram：＠lifewithboys_ig

▼七尾亜紀子さんの書籍はこちら

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