【スタッフコラム】わたしの「好き」の遍歴を辿ってみました。

バイヤー 森下 バイヤー 森下

最近、当店のバイヤーたちが集まって、それぞれの「好き」の遍歴を発表しあう機会がありました。

その発表のために、家に帰って昔のアルバムを見返したり、クラシコムの採用を受けるときにまとめていた資料まで出して「懐かしい…!こういうの好きだったな」と振り返りました。

辿ってわかったのは、私は昔から舞台やミュージカルを見に行ったり、キャンプやスポーツ・旅行など「体験する」ことが好きだということ。

もちろんある程度の洋服や小物は買ってはいましたが、お小遣いやアルバイト代がたまったらまず何かを体験できる「コト」に費やしていました。

バイヤーという職業柄、雑貨やインテリアなどを見るのが好きだったはずと思っていたので、意外な発見でした。

それと同時に、体験好きな私が「モノ」を扱うバイヤーという仕事をしているって、なんだか面白いなとふと思ったのです。

▲昔から変わらず好きな真田緑さんの山の水彩画。わたしの「好き」の象徴でもあります。

とはいえミニマリストなわけではなく、家の中を見渡すと好きなモノはたくさんあります。

どれもただ便利だから、必要だからといって、集めたわけではありません。

・アルバイトしてコツコツ貯めたお金で、人生初めて買ったブランドバッグ
・いつか行ってみたいと思っている北欧を、自分の家でも感じられるようにと買った器
・運動後に、気分をリフレッシュさせるためのボディミスト
・色味が素敵で思わず眺めてしまう、海で拾ったシーグラス
・登山した時に見た山を彷彿とさせる素敵なアート

買った・もらった関係なくすべてのモノに、手にするまでの自分だけのストーリーがある。さらに遡ると、そのモノを作った人のストーリーもある。

どんなモノでもそういう小さな歴史を踏んできたからこそ、ふと目にしたときにすこし体温があがるようなあのワクワク感、パワーをもっていると思うんです。

自分にとって好きと思うものが家の中にあふれたら、過ごしていて心地いい空間になる。そんな風に思うとモノもすべて立派な「体験」だなとここ最近とくに感じます。

モノにはいろんな人の知恵、手間、想いが込められている。

そのストーリーをしっかり汲み取って、しっかり丁寧に届けられるようなバイヤーであり続けたい。それが誰かにとっての「好き」になるものかもしれないから。

そんな想いがあってバイヤーになったんだった。文章にするとごく普通のことなのですが、この機会が初心にかえるきっかけになりました。

当店で発売する商品はとことん吟味するし、いろんな角度からたくさん愛してアイテムをご紹介しています。

発売日は我が子を外の世界に送り出すかのような期待と不安が入り混じったような気持ちになるんです。(これは何年やっても慣れないと思います。笑)

当店で紹介したものが、誰かにとっての「好き」の象徴になっていたら……。

そんな想像が、わたしにとっての仕事のモチベーションになっています。


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