【スタッフコラム】ただ無心のコスメ選びが気持ちを満たすイベントへ
バイヤー 竹内
上の写真は今自宅のメイクコーナーにある、最近お気に入りのコスメたち。
手のひらにおさまるほどのこの小さなアイテムたちによって、ここ最近自分の気持ちが充実していることを感じています。
ほんの少し前の私はこんな気持ちを知りませんでした。
いつものメイクといえば、数年間ずっと同じブランドの同じアイテムを使いつづけていた私。コスメは「切れたらまた無心で補充する」という日用品。例えるなら、「洗剤が切れたから補充しなくちゃ」という感覚と同じでした。
ところが、30歳を迎えてからのこと。20代(むしろ学生時代)から同じ化粧品でいいんだっけ?と、年齢から根拠のない焦りを感じはじめ、でもどうしたら……どうやって選んだらいいの? と今まで無心でやってきたメイクから、悩みやモヤモヤした気持ちが生まれていました。
そんな迷宮入りしてた頃にスタートしたのが、クラシコム初のメイクアイテム開発プロジェクト。メイク迷子の私からすると難しいプロジェクトに感じたのですが、これもチャンスだ! とも思えて。
これを期に新たな気持ちでメイクに向き合えるかもしれない。私と同じ悩みを抱えたお客さまがいるとしたら、一緒に寄り添えるアイテムが作れるかもしれないという前向きな気持ちをもってスタートしました。
そんな中、頼りになったのは社内のコスメ好きのスタッフたち。
およそ1年前の夏、社内屈指のコスメ好きスタッフ筒井と、過去にいろんなメイクを試して来たと話すスタッフ波々伯部(ほほかべ)と一緒に、「メイクツアー」と題して、百貨店のコスメカウンターを巡る買い物ツアーを決行したのです。
「無心でコスメを買う」という自分から「自分の意思で欲しいコスメを買う」という体験をしてみたいということが目的でした。
* * *
「目元のクマやくすみを消したくて、自分にぴったり合うファンデかコンシーラーが欲しいかなあ」
そう思っていた私に、筒井とほほかべが提案してくれたのは、なんとチーク。
「チークを塗るだけで血色がよく見えて顔が明るい印象になるよ〜」
とのアドバイスに、グッと来たのです。
もちろんコンプレックスを的確にカバーしてくれるようなファンデやコンシーラーを探し出せるのも嬉しい。でもこの時は「頬に色をのせる楽しみとその効果」にワクっと気持ちが動いた自分がいました。
▲「アディクションチークポリッシュ 04」目がさめるような赤ですが、スーっとのびるので一番薄い色になるように調整してます。
これを経て手に入れたのがこのADDICTION(アディクション)のリキッドチーク。
パウダー状のチークは使っていた経験がありましたが、個人的にリキッドタイプは初チャレンジ。
マニキュアみたいな容器からちょこんと1滴手にとって、極うすーく指でなじませるとじわ〜とほんのり頬が赤らみます。
まるで適度に運動をして、顔がすっきりしたときのような元気な表情になるようなイメージに。
チークって面白い! いい買い物だった〜! と素直に思えた体験でした。
そっか、一生懸命コンプレックスと向き合わなくてもいいんだ。正解を頑張って探さなくてもいいんだ。
この色ってどんな感じになるのかな、この感触気持ちいいな、おもしろいな〜と、好奇心や直感で選ぶ楽しみがコスメにはあるんだな。
そんな風に考え方が更新されて、メイクに迷宮入りしそうになっていた私の心が軽くなり、気持ちが高揚したのを覚えています。
(一緒に買い物に付き合ってくれた筒井と波々伯部に感謝!)
▲リビングダイニングの部屋の一角にある棚の下段にはスキンケアとネイルなどのコスメが収納されているコーナー
あれから1年。
コスメの色選びやアイテムの組み合わせのなど興味津々な状況です。
「無心のコスメ選び」だったところから「純粋に気持ちののるコスメ選び」に思考が変化しているのを感じます。
他の出来事でたとえるなら、花屋で芍薬の蕾が並んでいるのを見て、「あのフワッフワで豪快な開花の様子を観察したいな〜」と純粋な興味が湧いて、思わず芍薬の蕾を買って家に飾る。
そんな買い物のテンションと同じ。
今回開発した当店のアイテムの中ではこんな使い方をして自分の気分を上げています。
アイカラーをほんの少しだけ頬に
▲ちょっと分かりづらいかもしれないですが、手首に色をうっすらのせてみました。一緒につかったのは当店の「シンボリックアイカラー02」と「オサジ ニュアンス ブラッシュ d01」OSAJI(オサジ)の優しい色のチークを頬にぬったら、当店のシンボリックアイカラー02「アウェイクオレンジ」を中指で2回ほどポンポンと色をとり、チークを乗せた頬の上にちょんちょんっと。
色がついたかつかないか? おまじないのように仕上げにのせる程度。
アイカラーではありつつもチークのひとつとして使うこと(ほぼ塗ってないくらいの分量ですが)がなんだか隠し味を仕込んでいるような感覚で楽しいんです。
(おまけにちょっぴり夏のイメージも取り入れられる気がするところも自己満足です◎)
2本のリップで無限な楽しみ
▲左が「ウィッシュオレンジ」、右が「トーンアップピンク」。真ん中が両方を混ぜてみた色。リップカラー02「ウィッシュオレンジ」と03「トーンアップピンク」どっちも好きな色なのですが、2色を混ぜて唇にのせるのもまた楽しいです。
リップクリームのような控えめな付き方が好きなので、まず「ウィッシュオレンジ」を唇にポンポンしながら色つけ、そのうえに「トーンアップピンク」をポンポンしていきます。
こうすることで自然な唇の色ではありつつも、顔色がちょっと明るくシャキッとする感覚になります。しかも唇にのせる力加減によって毎回色が違って見えるから今日の自分の気持ちが反映されてる気がして、無限の楽しみを感じています。
* * *
純粋に、素直に、その時々のきまぐれな気持ちも楽しんで。そんな心持ちで引き続きマイペースなコスメ探求は続きます。
ちょうど今、コスメ好きスタッフたちによるメイクのおしゃべり特集も公開中。
一緒に私の買い物にも付き合ってもらったスタッフ筒井のコスメの実験エピソードも楽しいのでぜひこちらからご覧くださいね。
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