【スタッフコラム】梅雨を乗り切るお守りに
編集スタッフ 栗村
はじめて見たときから、ずっと気になっているものがありました。
それは近所の器屋にある、黄色い鳥の置き物です。
ころんと小さな見た目で、蓋を外すと爪楊枝が入る。実用性があるような無いようなその姿に一目惚れしてしまいました。
小さな店内をくるくると周りながら、買うか買わまいか悩み続けて数十分、結局その日は買わずに店を出ることに。でも、ことあるごとにあの黄色い顔が頭に浮かんで、もう恋だよというくらい。これがちょうど梅雨前の出来事でした。
それから本格的に梅雨入りして、雨のせいか、なんとなく気持ちが上がらない。どうしたものかと悩んでいたら、ふと思いついたのです。
「あの黄色い鳥を迎えてみよう」
ビタミンカラーで元気が出そうだし、かわいいし、なにより黄色い鳥って響きが最高だ!
理由はなんでもよくって、ただ買う理由が欲しかっただけなのですが、迎えて大正解でした。
ころんと佇む姿が目に入るたびに、気分が上がって鼓舞してくれる。まさに梅雨のお守りになったのです。
長い今年の梅雨。他にも気分を上げてくれるものがあるような気がして、今日はそれを思い出してみました。
レモンと豆花
この梅雨の時期にハマったものがありました。
それは台湾のおやつ、豆花(トウファ)です。つるんとした豆花に、優しい甘さのシロップをかけて、さらにレモンをチュッと搾り入れると、さっぱりしたレモン豆花のできあがり。
本日公開の特集でレシピを教えて下さった料理研究家の若山曜子さんの「台湾スイーツレシピブック」(立東舎)に掲載されているものが、手軽なのに本場の味。何度もリピートしています。
あっという間にできる、さっぱりとしたおやつは、この梅雨の味方です。
生まれたての枝豆
食べ物ってやっぱり最強なんですね。
この梅雨の味方を考えていたら、次々に食べ物ばかり浮かんできます。
そんな中、特に元気をくれたのが、小指の爪より小さな枝豆の赤ちゃん。
八百屋で買った枝付きのものについてきたもので、よく見るちゃんと枝豆の形でもふもふしている。よくぞ来てくれましたと声をかけたくなるくらい、あまりにかわいかったので、しばらく食べずに観賞用にしていました。
今週は4連休
ゴールデンウィーク以降、久々の連休がやってくる。
そんなことを考えていたら、いつだってもうひと踏ん張りできるんだから不思議です。
特に予定はないのに、この祝日に思いを馳せて今まで乗り切ってきました。
どうやらこの連休を過ぎれば長かった梅雨も開けそうな予報も出てきましたね。
新しい1週間、待ち構える連休と梅雨明けをイメージしながら、さらにもうひと踏ん張りできそうです。
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