編集スタッフ 栗村

夜風が気持ちいい夏の夜は、どこまでも歩いて行けそうな気になります。

だけどそんな日は滅多になくて、大抵はもわっと蒸し暑い熱帯夜。

夏のはじまりに、熱帯夜を心地よく乗り越える方法がわかれば、今年は無敵になれる気がする！　そう思って、夏を乗り切る準備をはじめてみました。

第1夜は、すぐ涼みたい時にぴったりな、冷凍マンゴーを使ったソルベをご紹介します。

 

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今夜、クーラーをつける前に
冷凍マンゴーのソルベで涼をとる

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蒸し暑くてたまらない。こんな日はすぐにクーラーをつけて……とリモコンを手にしたら思い出した。そういえば台湾では、こんな時に食べ物で涼をとるのだそう。

豆花、杏仁豆腐、かき氷……そうそう、台湾スイーツを食べ歩いた料理研究家・若山曜子さんは、台湾のかき氷があんなに美味しいのは、冷房の効いていないほとんど外みたいな場所で食べるからだと話していた。

ならば今日は、この蒸し暑さを活かして台湾気分に浸りながら、ひんやりスイーツを食べよう。

用意する材料は2つ。冷凍マンゴーとオレンジジュース。どちらも近所のコンビニで手に入る。

分量は冷凍マンゴー100gと、オレンジジュース50ml。これでひとり分。

セブンの冷凍マンゴーは110g入っているから、2粒残せば大体100gになる。

あとはこれらをミキサーにかけるだけ。ミキサーがなければ、フードプロセッサーやハンドブレンダーでも大丈夫。

あっという間に完成。せっかくだから、台湾ビールのグラスに注いで、現地の気分を味わおう。

ほわっと口の中で溶けてなくなるフレッシュな甘み。思えば全部フルーツの甘さだから、罪悪感もない。

冷凍マンゴーが少し溶けて、キーンとこないマイルドな冷たさ。これは止まらない。

と思ったけどちょっと待って。

一緒に買ってきた、白くまアイス。練乳味の氷の上に載せれば、きっと台湾かき氷の味わいになるはず。

そうだ、最初に取っておいた2つぶのマンゴーも上にのせて。

シャリシャリとした練乳味の白くまアイスと、マンゴーソルベがたまらない。

さっきまで暑かったのに、今だけは蒸し暑さが心地いい。

これが台湾流の涼み方か。今夜はもう少しだけ窓を開けて、台湾気分で過ごしてみよう。

 

おまけのレシピ。アイスにもなるマンゴースムージー

冷凍マンゴー。実は混ぜるものを変えるだけで、クリーミーな台湾スムージーのような味わいにもなるんです。

材料（4人分ほど）
・冷凍マンゴー…3袋（330gほど）
・ヨーグルト…50g（できればギリシャヨーグルト）
・ココナッツミルク…80ml
・生クリーム…80ml
・グラニュー糖…50g
・レモン汁…小さじ1

作り方
材料を全てミキサーにかけるだけで完成。そのまま飲めば、とろっとしたスムージー。さらにこれを30分ほど冷凍庫に入れるとアイスになります。この時期は食べきれなかったバナナを冷凍しておいて一緒に食べるのもおすすめです。

今回レシピを教えてくださったのは、料理研究家の若山曜子（わかやまようこ）さん。「台湾スイーツレシピブック」（立東舎）には、豆花や、台湾カステラなど、本場の味を日本で再現するレシピがたくさん。さらに台湾気分を盛り上げてくれました。

（つづく）

【写真】上原未嗣
【レシピ監修】若山曜子

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もくじ

若山曜子（わかやまようこ）

菓子料理研究家。東京外国語大学フランス語学科卒業後、パリへ留学。パティシエ、グラシエ、ショコラティエ、コンフィズールのフランス国家資格(C.A.P)を取得。パリのパティスリーなどで経験を積み、帰国後は企業のメニュー監修、雑誌や書籍、テレビなどで活躍。台湾に夫が2年ほど駐在し、台北のみならず各地の甘いものを食べ歩いた。
Instgram：@yoochanpetite

▼著書はこちらから

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