【母と化粧台と、自分と】後編:お母さんに贈ったのはどの色?当店スタッフにききました
編集スタッフ 松田
今年の母の誕生日。わたしは一本の口紅と、いくつかのアイカラーを贈りました。
想像していた以上に喜んでくれた母。母娘でメイクのことについておしゃべりするのは、すこし照れくさくも、なんだか嬉しいものでした。
「母と自分とメイク」がテーマのこの特集。前編では、随筆家・山本ふみこさんの特別エッセイをお届けしました。
この後編では、今年春に発売した当店オリジナルのアイカラー・リップカラーを、お母さんへ贈ったというスタッフたちに、実際どのカラーをプレゼントしたのか、またそれぞれの感想を聞いてみることにしました。
まずはリップを一本。
贈りたいNo.1カラーは
トーンアップピンク
社内アンケートをしたところ、まずはリップカラーを贈ったスタッフが多いという結果に。
なかでも一番人気だったのが、トーンアップピンク。幼く見えたり派手に見えることがないよう、透明感と発色のバランスにこだわったカラーです。
実際に贈ったスタッフに選んだ理由と、それぞれのお母さんの感想をきいてみました。
編集スタッフ岡本:
「母はもともとかわいいものが好きなタイプで、いつもリップはピンク系一択です。
その中でも、春は淡い色、冬は深みのある色といったように使い分けていたので、その選択肢のひとつとしてトーンアップピンクもつけてくれたらと思いプレゼント。どちらかというと、はっきりした色より曖昧な色を好むので、“塗った後はティッシュオフすると馴染みやすいよ”と伝えたら、実際にそうやって使ってくれているみたいです。
唇も荒れにくいし、好きな色と喜んでくれています。朝のメイクの仕上げにスイッチとして、ひと塗りしているようです」
商品プランナー中居:
「わたしの母は、若い頃から鮮やかな色のリップを好んでつけています。
トーンアップピンクは、肌色に浮かない馴染みやすいカラーですが、とはいえ落ち着きすぎず、心がウキウキするような色合い。重ね塗りをすることで、さらに綺麗で鮮やかなピンクに発色するので、母の元気なイメージにも似合う色に調整しやすそうと思い選びました。
感想をきくと、“発色がよくてピンクで一番好きな色” と思惑通りでした!」
編集スタッフ田中:
「歳を重ねてまぶたのたるみやシワでアイメイクがしづらくなったと言っていたので、リップカラーのほうが取り入れやすいかなと思い贈りました。
母いわく、最近薄い色のリップカラーだと顔がぼやけるように感じて避けていたそう。このトーンアップピンクも、はじめは “薄めのピンクかな?” と思ったそうですが、実際にブラシを使って塗ると、母好みのしっかりした発色で、顔色がよくなったと言っていました(もともと母はブラシつかう派で、そのほうが楽らしいです)。
ラメの入り方が絶妙で目立ちすぎず、自然な血色にみせてくれるのも気に入っているようです」
カジュアルな雰囲気なら、ウィッシュオレンジを
次に選んだスタッフが多かったのは、ウィッシュオレンジのリップカラー。
お客様係 市原:
「オレンジ系のリップは、母が持っていなさそうなのと、自分が使っていて一番落ち着きがあって馴染みやすいなと感じていて、新鮮さと定番感の両方を感じてもらえると思いプレゼントしました。
実際、20代の独身時代以来、オレンジは使ったことがなかったようで、はじめは大丈夫かしら……と思ったそうですが、色も思いの外しっくり馴染み、つけ心地もいいと喜んでくれました。何よりコスメのプレゼント自体が新鮮だったようで、嬉しいと言ってました」
編集スタッフ鈴木:
「職場が学校の母。あまり派手なメイクはできないため、落ち着きがあって、カジュアルな色合いのウィッシュオレンジが活躍しているとのこと。
自然な感じでべたつかず、匂いもないから良い意味でつけている感じがしないのが気に入っているそうです。ケースのデザインもシンプルで好みだと喜んでくれました」
贈りたいアイカラーは?
アイカラーは意見が分かれました。挙がったのは、クリアムーン・ミストピンク・フィーリングブラウンの3色。
それぞれの色を選んだスタッフに、その理由を聞いてみました。
お客様係 市原:
「母は、マーガレットハウエルなどシンプルな装いが好きで、普段のメイクはブラウン系。装いや手持ちのコスメとの合わせやすさも考えて、クリアムーンとフィーリングブラウンをプレゼントしました。
とくにクリアムーンは目元が明るくなって、気分もアップすると言っていました」
バイヤー石谷:
「コスメが好きな母。実はアイカラーは全色贈りました。なかでもクリアムーンは、母の年代でもラメ感がありつつも強すぎず、上品で肌馴染みが良いのがすごく気に入っているとのことでした。
つけ心地が軽いのに乾燥しにくくて、アイメイクのベースに使うのにちょうど良いとのことです」
編集スタッフ松田:
「母本人からのリクエストで、ミストピンクとフィーリングブラウンを贈りました。ミストピンクをまぶたの二重幅に入れて、締め色にフィーリングブラウンを少しのせてつかっているそうです。
オフィスワークでも目立ちすぎず、でも地味すぎない色合いで、ふとした時のきらめき具合がすごく良いと気に入ってくれていました」
▲3色どれを掛け合わせても素敵に発色してくれます。トーンアップピンクのリップカラーとの相性も◎
「また、先日誕生日だった義母には、いつも笑顔で可愛らしい雰囲気の義母にぴったりかなと思い、ミストピンクとクリアムーンを贈りました。
“目もとが自然に明るく見えて、好みの色合い。この頃は外出が減って、お化粧もすっかり忘れていたけれど、思い出しました。ありがとう” と喜んでもらえて嬉しかったです。一緒に贈ったトーンアップピンクのリップカラーも合わせて使ってくれていました」
クラシコムの社内では、「お母さんに化粧品を贈るって発想が今までなかった」「プレゼントの選択肢のひとつとしていいかも」という声も。
11月も半ば。今年は、遠方に暮らす家族や友人になかなか会いに行けなかった分、贈りものや便りを通して想いを伝えることが増えたように思います。
お母さんやお義母さんへの贈りものを探している方へ、この特集が少しでも参考になったら嬉しいです。
【写真】滝沢育絵(3、4、6枚目)
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