【うちのイヌ、うちのネコ】猫との暮らしを再スタート。「オルネ・ド・フォイユ」店主・谷あきらさんと元気な子猫2匹
編集スタッフ 田中
不定期連載の「うちのイヌ、うちのネコ」では、動物と暮らす方のライフスタイルを写真とともにお届けしています。
可愛らしい仕草や表情で、言葉ではなくとも気持ちが伝わってくる愛おしい存在のイヌやネコ。ときには、人間以上に何かをわかってくれ、私たちを包みこんでくれるよう。
今回は、東京・不動前に店を構えるインテリア雑貨店「Orne de Feuilles(オルネ・ド・フォイユ)」のオーナー・谷卓(たにあきら)さん宅のカカオくんとチャイくんが主役です。
▲不動前のお店の様子。
プロフィール
名前:(左)チャイ、(右)カカオ
性別:両方ともオス
年齢:3才
種類:雑種
名前の由来:家族で話し合って、食べ物の名前がおいしそうで可愛い響きなんじゃないかと探していたら、カカオとチャイに。2匹の毛色ともマッチした名前になった。
奇跡みたいなタイミング。SNSでつながったご縁で迎えました
谷さん:
「2匹との出会いはSNS。以前からSNSで見かけていた方が子猫の里親募集をしているのをみかけて、『なんて可愛いんだ!』と思い、すぐ妻に連絡をとってOKを取り付けて、里親に挙手しました。
じつはその方は大阪在住。私はちょうど関西の実家に帰省中だったため、里親に決まった翌日には急いで引き取りに行ったんです。予定をいろいろ繰り上げて調節して、すごいスピードと行動力でした(笑)。
猫を譲り受けたのは大阪の『TRUCK funiture』の唐津裕美さん。そこからご縁が繋がって、うちのお店にも遊びにきてくださったり、猫情報を交換したりしています」
▲2匹の親や兄弟猫は今もTRUCK近くで暮らしているそう。
正反対の性格の2匹。久々に家がにぎやかです
谷さん:
「猫を飼った経験はあったから慣れていると思ってましたが、やっぱり子猫は遊び方から運動量・人への接し方までまるで違う。
約3年前まで飼っていたケイトは、17歳で天国へ。おばあちゃんになってからのケイトは、大人しく1人で窓辺に佇んでいるのが好きだったから、走り回る2匹とのギャップがあります。
あと、猫を飼う人が増えていることも昔とは違うところ。ケイトの小さい頃は猫グッズは少なかった。今の日本のペットショップは猫のコーナーがとても充実していて、目を白黒させながらも、喜ぶかな?と、ついおもちゃを買ってしまってます。
ケイトが亡くなってから会話も減り、家の中がシーンとしていたので、カカオとチャイが来てくれたことで賑やかになりました」
谷さん:
「2匹の性格は正反対。こげ茶のカカオは、慎重派で警戒心がつよいんです。ドアが開いていても、誰がいるのかな?と伺って入ってこないことも。何故かよく寝る子なので、すやすや寝ている間に兄弟のチャイに、ご飯を食べられてしまってます。
茶色のチャイは、逆に好奇心旺盛なタイプ。怖がりもせずに、新しいおもちゃやロボット掃除機にも興味津々で向かっていきます。そしてカカオとは正反対の大食漢なので、最近太り気味に(笑)。多頭飼いのご飯メニュー、それぞれに合うようにするにはどうしたらいいかなと悩み中です」
▲お風呂のふたがあたたかくて、時々その上で寝てしまっているのだとか。
妻はネコの理解者、息子はネコたちのパパに?!
谷さん:
「妻は猫のよき理解者。不思議なくらい猫の気持ちがわかっている。猫の行動をよく観察しているんだと思います。
例えば、以前飼っていたケイトと隠れんぼしていたときのこと。猫がカーテンの後ろに隠れているのを知っていて、最初はわざと通り過ぎる。その後カーテンから出てきたら『わー!びっくりした』って驚いて……。そうするともう猫は楽しくってたまらないみたいですね」
谷さん:
「息子は2匹を迎えた当時13歳で、小さな赤ちゃん猫がかわいくて、まるで自分が親になったかのような接し方をしてました。だから一番息子に懐いていて、ほとんど息子の部屋でのんびり過ごしているんです。
僕は仕事に出ているから、会う時間が少ないせいか全然懐いてくれなくて。時折おもちゃを買っては遊ぼうと試みています」
あたらしい家では、ネコの遊び場もたっぷり作ります
▲夏場は冷たい床が好き。まだチビ猫だから、走り回っているか、寝ているかのどちらか。
谷さん:
「2年ほど前から新居の設計をしていて、来年春には完成予定です。猫は車や自転車など動くものを眺めるのが大好きだから、窓の近くにキャットウォークをつけようと思っています。もちろん猫ドアも。
子猫を飼うのは久しぶりで、最初は戸惑いましたが、僕ももう一度子育てしている気になっています。やっぱりちゃんと向き合わないと懐いてくれないなって(笑)」
谷さん宅のカカオくんとチャイくん。賑やかに走りまわって遊ぶ姿が目に浮かび、ちょっと寂しそうな谷さんの様子も微笑ましいです。
「オルネ・ド・フォイユ」での猫好きスタッフが集まって、猫にまつわるグッズ開発や商品紹介も行なっているそう。有志で始まり、ゆるく続けているそうですが偏愛を共有できる場があるのっていいですね。
あたらしい家で思いっきり遊ぶカカオくんとチャイくんも、また見てみたいものです。
次もお楽しみに。
(つづく)
うちのイヌ、うちのネコ vol.1
うちのイヌ、うちのネコ vol.2
【写真】谷あきら
谷あきら
東京・不動前のインテリア雑貨店「オルネ・ド・フォイユ」のオーナー。1994年に渡仏、14年間パリで暮らす。フランスで家具の買い付けとネットショップでの販売を経て2004年に東京に店舗をオープン。フレンチスタイルをはじめ、各国のインテリア雑貨や日用品を紹介している。 HP→https://www.ornedefeuilles.com/ instagram→オルネ・ド・フォイユ @ornedefeuilles オルネコ部 @orneko_bu
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