【あの人のバッグ】持ち物多めでもスッキリ!用途別のポーチで忘れ物防止に(小山田倫子さん)
編集スタッフ 岡本
大きさや、形、その中身……「バッグ」には、そこかしこに “その人らしさ” がぎゅっと詰まっている気がします。「あの人のバッグ」は、そんな気になるあの人のバッグやポーチの中身、気になるお買い物スポットまで、あれこれ聞いてみる連載シリーズ。
今回のバッグの持ち主は、エディトリアルデザイナーの小山田倫子(おやまだ のりこ)さんです。
「わ〜素敵なインテリア!」「この雑貨の飾り方、真似したい」と、インスタグラムで小山田さんの写真を拝見しては、その暮らしぶりに思いを馳せていました。
器に靴に、アクセサリー。ひとつひとつの投稿からはセンスの良さだけでなく、持ち主に大切にされているのだろうなという思いがひしひしと伝わってくるのです。これはバッグの中身も気になる……!と今回、この連載に登場していただくこととなりました。
—バッグの中身—
ベースはモノトーン。
だからお気に入りが映えるモノ選び
左上から時計まわりに
・手帳 / Rollbahn
・文庫本(カバー) / ARTS&SCIENCE
・ペンケース / ARTS&SCIENCE
・眼鏡 / OLIVER PEOPLES
・財布 / ARTS&SCIENCE
・ポーチ小 / 無印良品
・エコバッグ / Bruno Munari(book and sonで購入)
・水筒 / 無印良品
・ポーチ大 / ARTS&SCIENCE
・名刺入れ / 水金地火木土天冥海
・パスモケース / ARTS&SCIENCE
小山田さん
「バッグの中身は基本的に、黒・グレーなどのモノトーンと、赤みのある茶系と決めて、統一感のある色選びを意識しています。
ただ遊び心を忘れないようにするため、手帳代わりのノートと名刺入れは、例外として好きな色を持つように。
ノートの表紙の色は、その年の気分で選ぶので、ときどき派手な雰囲気になることもあります」
▲名刺入れは表参道の『水金地火木土天冥海』で購入。
小山田さん
「文庫革で作られたキノコ柄の名刺入れは、フリーランスになって少し経った頃に購入したものです。名刺交換のとき、話題のひとつになればと思い、あえて毒キノコのような変わった色味のものを選びました」
小山田さん
「ロルバーンのカレンダー付きノートは、毎年買い換えながら10年以上使っています。
カレンダー部分に締め切りや納期を記入し、ノート部分には仕事の詳細や日々の暮らしの中で気づいたことなどを書き込めるので、重宝しています」
–ポーチの中身–
コスメ用・お助けアイテム用で使い分け
小さいポーチの中身は?
左上から時計回りに
・絆創膏
・アイブロウ / THREE
・ネイルオイル / uka
・リップクリーム / イソップ
・チーク / THREE
・リップブラシ / THREE
・リップ / NARS
・ポーチ / 無印良品
小山田さん
「小さいポーチにはコスメを入れています。汚れやすいので、気軽に洗える無印良品のものにしました。
爽やかな香りのukaのネイルオイルは、割れやすい爪のお手入れをしながら、気分転換もできる優れもの」
大きいポーチの中身は?
左上から時計まわりに
・ハンドクリーム / OSAJI
・クリンナップスプレー / WHOLE TREE
・ハンドジェル / イソップ
・アルティテュードオイル / デ・マミエール
・マスクケース / ネットショップで購入
・ポーチ / ARTS&SCIENCE
・エコバッグ / BAGGU
・ティッシュ
小山田さん
「大きいポーチには、衛生用品など、あると便利なものをまとめています。
クリンナップスプレーはアルコールが使われていないので、
マスクがぴったり入るA6サイズのビニールケースは、ポケットが付いていて使用済みのマスクも分けて入れられるものを探しました。
時節柄以前よりも持ち物が増えましたが、ひとつのポーチにまとめることで忘れ物防止に繋がっています」
年中使える、網み目の美しいカゴバッグ
▲川上幸子さんのかごバッグは、『gallery KEIAN』で見つけたもの。
小山田さん
「真竹のかごバッグは、編み目の美しさに一目惚れして購入。秋冬のコートに合わせると軽やかな雰囲気になるので、春夏だけでなく一年中使っています。
長く使うことで飴色に変わっていくそうなので、その経過も楽しみです」
上質で、飽きのこないものを選びたいから。
▲『ROUND ROBIN(茅場町)』の店内の様子。
小山田さん
「『ROUND ROBIN』『gallery KEIAN』『ARTS&SCIENCE』など好きなお店の情報は、インスタグラムでこまめにチェックしています。
とくにARTS&SCIENCEは上質なものが多く、飽きずに長く使えるので、迷ったときに訪れることが多いですね。
ものづくりやもの選びのこだわりについて話を聞くのも、買い物の楽しみのひとつ。
暮らしに彩りをくれる場所が長く続きますようにという願いを込めて、できるだけ好きなお店で買うようにしています」
—
ひとさじの遊び心を忘れない、ささやかなアイテムでもぴったりサイズを諦めない。
そんな小山田さんのモノ選びの心がけを知ることで、彼女の暮らしに惹かれていた理由のひとつに気付けたような気がしました。
今度モノとの出合いで迷うことがあったときのために、自分なりの心がけも考えてみよう、と思っています。「あの人のバッグ」
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【写真】小山田倫子
小山田倫子
アパレル業界にてコレクションブランドのプレス業務などの経験を積み、その後、エディトリアルデザイナーへ。制作会社や出版社などを経て、フリーランスで活動中。エディトリアルデザインのほか、飲食店などのグラフィックデザインも手がけている。布を裂いて編む手法でこものを製作する「noko」の活動も。
Instagram→@noko_oya
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