【手間なし餃子】第3話:外はカリカリ、チーズがとろ〜り。「豚肉とキムチのチーズ餃子」
編集スタッフ 奥村
年始まりの1月は、何かと疲れも溜まりがち。ごはん支度がしんどい日こそ、手軽な「餃子」はいかがでしょう?
今回は料理家のスズキエミさんに、野菜を刻まず、肉ダネもこねない、味付けもシンプルな、いさぎよい餃子レシピを教わりました。
3品目は、豚キムチの焼き餃子。仕上げのとろけるチーズでコクをプラスした、うま辛味です。
やみつきになる、うま辛味
「豚肉とキムチのチーズ餃子」
材料(10〜12個分)
豚ひき肉…100g
キムチ…120g
チーズ(加熱用)…20g
餃子の皮…10〜12枚
(調味料)
しょうゆ…小さじ1/2
ごま油…小さじ2
サラダ油…大さじ1/2
作り方
1.タネを作る
キムチは軽く絞って水気を切り(絞った汁を小さじ1ほどとっておく)、1cmくらいの粗みじん切りにする。
ひき肉に、キムチの絞り汁小さじ1、しょうゆ、ごま油を入れて菜箸で和える。その後、キムチも加えて軽く和える。
スズキさん:
「先に肉と調味料だけを合わせておくのがポイント。キムチは後から加えてください。
こうすることで肉にしっかり味が染み、油でコーティングされることで焼き上がりがジューシーになります」
2.包む
皮の中心に1の具材を適量置き、片側半分のふちに水をつけ、ひだを作りながら包む。
3.焼く
フライパンにサラダ油を加えて、全体に伸ばしたら、餃子を並べて火をつける。
1分ほど経ち焼き目がついたら、水100ml(またはフライパンの高さに対し1/3ほど)を回し入れてふたをし、中火のまま3分蒸し焼きにする。
3分経ったらふたを開け、水分が飛んだところで、全体にチーズをまぶす。ふたをしてチーズがとろけるまで30秒ほど火を通したら、できあがり。
スズキさん:
「仕上げにチーズを入れたので、羽根部分はパリパリになり、餃子と餃子の間はチーズがとろけます。辛さもマイルドになるので、辛さ控えめのキムチを選べばお子さんでも食べやすいですよ。
下味がしっかりついているので、何もつけずにそのままで。お好みで米酢をつけてもさっぱりおいしく召し上がれます」
これはぜひ、焼き立て熱々をどうぞ! とろけるチーズとたっぷりの肉汁で……口の中は至福。ひとつまたひとつと手が止まらなくなりました。
スタミナ満点なので、疲れを感じた時におすすめ。心も身体も、パワーチャージできること間違いなしです。
【写真】濱津和貴
もくじ
スズキエミ
料理家。レストランやカフェ勤務を経て独立。料理教室『一汁一菜暦ごはんの会』主宰。季節の食材の持ち味を生かした料理が人気。著書に『四季を味わう にっぽんのパスタ』(立東舎)、『ずっと作れる野菜ごはん』(主婦の友社)。インスタグラムアカウントは@suzukiemi.gohan。
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