【スタッフの愛用品】折りたたみと長傘のいいとこどり。雨の日が待ち遠しくなった、憧れの傘
編集スタッフ 石川
もち歩くものがお気に入りだと、ふとした瞬間にやっぱり心が弾むもの。とはいえ、雨の日はたまにしかやってこないので、雨降りの日にだけ連れ出す傘は、「とりあえず」で深く考えずに購入したものを使い続けてきました。
けれど、これまで使っていた折りたたみ傘は、骨が細く、クロスが薄く、軽いけれど強い雨の日には少し心許ないな……とも感じていて。
そこで迎えてみたのがイギリス憧れのブランドから生まれた「Traditional Weatherwear」の折りたたみ傘です。
大きめ、しっかり。程よい重さだからこそ、さしやすいんです
▲右がこれまで使っていた折りたたみ傘
これまでのものに比べると大きなサイズの、この折り畳み傘。でもそれゆえに、使ってみるととても安心感があって。差し心地は折り畳み傘というよりも、もはや長傘のよう、と言ってもいいかもしれません。
まず、芯になっている骨(中棒)が折りたたみとは思えないほどしっかりと太い。だから、さしているとき横からの風が吹いても、煽られてフラフラと傾いてしまうことがなく、安定してさしていられる気がします。
▲中棒が太くて長いので、ちょっとバッグから中身を取り出したいときなど、肩にもかけておけるのも便利でした。
持ち手にもある程度重さがあって、傘部分とのバランスがとりやすくもなっており、長時間持っていられないほどの重さ、という風に感じることはありません。
また、一般的な折り畳み傘は、傘部分が平たく開くものが多いのに対して、これはすっぽりと体を覆う作りになっているんだなと、さしてみると気付かされます。
確かに、決して軽い!とは言えないのですが、むしろこの「しっかり感」や「頑丈さ」のおかげで、雨風から守ってくれているんだなという実感を持てる傘だなと思います。
なにより、ちょっとずっしりとした持ち心地ゆえ、手に取るたびに「大切に使わなくては」という愛着がむくむくと湧いてくるんです。
ケースをサブバッグのように、見せて持ってもサマになる
大きさのある折り畳み傘なので、小さめのバッグのときはどうしても外に出して持ち歩く形にはなってしまいます。
ただ、この傘はケースもとても可愛くて。このまま持っていても十分サマになるし、むしろ見せて歩きたいくらい。本体と同じく、かなりしっかりしたクロスで作られているので、手に提げて持ち歩いてもちゃんと頼りになる丈夫さだなと感じます。
手首も通せるので、ちょっと手をあけたいときにもスムーズなのがさりげなく嬉しいなと思いました。
イギリスのブランドらしいタグもポイントで、ついタグのある面を見せて歩きたくなってしまいます。大人なバンブーハンドルがチラッと見えている姿にも、思わずキュンとしてしまうんですよね。
言ってみれば、傘を専用のサブバッグに入れて持ち歩いているという気分で、傘まで含めてコーデの一部として考えても楽しいなと思いました。
コンパクトな折り畳み傘は「もしかしたら降るかもしれない」という日に、そしてこの傘は「今日はこの後きっと降るだろう」とわかっているけれど、朝から長傘を持っていくのはちょっと邪魔だな、という日に連れ出す、といった風に使い分けるのもよさそう。
雨の日の映画館などは、長い傘を持っていくとまわりの邪魔になってしまいそう……と、いつもは少し躊躇ってしまうのですが、そんな場面にもとても重宝しそうです。
シックからカジュアルコーデまで、懐の深い「グレンチェック」
▲寄ってみるとしっかりと柄が見えますが、実際にさした状態では、ほとんど無地のように見えます。
私が選んだ柄は、もともと個人的に大好きな「グレンチェック」。静かな品があり、身につけているだけで気分がしゃんと引きしまる。いくつかのチェックを合わせた細やかなデザインも、たまらなく愛おしいんですよね。
それでいて、柄の主張がさりげないから、スカートからパンツまで、比較的どんな服装の日も合わせやすいところも良いんです。
たとえば、こんな風に、違う柄のスカートと合わせても。傘の柄が邪魔をしないだけでなく、重めのコーデも明るいグレーが程よく全体を明るくしてくれました。
クラシカルな柄だからやっぱりカジュアルな服装には合わないのではと、手に取る前は少し不安もあったのですが、こんな風に、普段着ているコーデュロイのざっくりシャツやデニムともなじんでくれました。
離れてみると無地のグレーのようだから、ベーシックなアイテムに合わせやすい、というのも「グレンチェック」の魅力だなと改めて実感。
自分にだけわかる、という柄のさりげない繊細さにもまた、傘をさすたびつい「ムフフ」としてしまうのでした。
▲日傘としても使えるそうなので、これから迎える春〜夏にも活躍の場が増えそうです。
折りたたみとしても、長傘の代わりとしても。どちらのいいところも兼ね備えて、長くたよれる丈夫さもあり、デザインにもときめく「Traditonal Weatherwear」の傘。
手に入れた日から、「早く雨が降らないかな」と、憂鬱だった雨の日がなんだか待ち遠しくなっているこの頃です。
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