【カレー粉だけのお手軽カレー】03:疲れた日に食べたいやさしさ。「かぼちゃと豆乳の出汁カレー」
ライター 瀬谷薫子
夏はもちろん、年中いつでも食べたいカレー。
ルーのカレーより軽やかで、スパイスカレーより手軽に。カレー粉だけでできる日常のカレーが知りたくて、今回は料理家の長谷川あかりさんに4品を教わりました。
3皿目は、旬のかぼちゃを出汁で煮たカレー。スパイスの香りが食欲をそそり、じんわりやさしい出汁の味。夏疲れの身体に効くやさしいカレーです。
出汁と豆乳で旨みたっぷり
鶏ひき肉とかぼちゃの和風カレー
材料(2人分)
鶏ももひき肉…150g
かぼちゃ(皮と種をとった状態)…200g(1/8個分)
出汁(※)…200ml
豆乳(無調整)…200ml
みりん…小さじ1
カレー粉…小さじ2(4g)
バター…5g
うすくち醤油…小さじ2
ごはん(できれば玄米がおすすめ)…適量(2人分)
黒すりごま(トッピングに)…適量
※出汁はかつお、昆布、合わせ出汁などお好みで。出汁パック1袋+水200mlでもOKです。顆粒出汁を使う場合は、しょうゆの分量を減らして調味してください
作り方
1.かぼちゃを切る
かぼちゃは皮をむいてひと口大に切っておく。
長谷川さん:
「最後にかぼちゃを潰しながら煮るので、あまり小さく切りすぎなくてOKです」
2.具材を煮込む
深めのフライパンにバターを中火で熱し、鶏ひき肉を加えたら塩(分量外)をひとつまみ振り、あまり触らないように焼きつける。
長谷川さん:
「ひき肉はごろっとした肉感を出して仕上げたいので、あまりほぐさなくてOK。片面が固まってきたら、ひと口大の団子状に木べらで切り分けます」
ひき肉に焼き目がついたら、かぼちゃ、出汁、みりんを加え、煮立ったらふたをして中火で7分加熱する。
3.カレー粉を加えて調味する
7分経ったらふたを開け、弱火にしてかぼちゃをへらなどで潰しながら2〜3分煮詰めていく。
長谷川さん:
「7分経ってもまだかぼちゃが固ければ、煮込む時間を適宜伸ばしてOKです」
かぼちゃを潰し、写真の状態くらいまで水分が飛んだら、カレー粉を加えて全体を混ぜ、豆乳を少しずつ加えていく。
長谷川さん:
「豆乳が分離しないよう、火加減は弱火で。少しずつ混ぜながら加えてください」
うすくち醤油を加えたら、さらに2〜3分、煮立たせないよう注意しながら弱火で温める。
味を見て足りなければ適宜塩を足し、できあがり。器に盛ったごはんにかけて、好みで黒すりごまをふりかける。
長谷川さん:
「かぼちゃを潰してポタージュ状にすることで、とろみが出て、カレー粉だけでもコクのあるカレーに仕上がります。
具材がシンプルなので、鶏ひき肉はごろっとしたかたまりの状態に仕上げるのがポイント。食べ応えが増します」
ほっこり甘みのあるカレーをイメージしていましたが、ちょっと予想外の味。出汁の旨みがしっかりして、スパイシーさも感じられ、子供はもちろん大人の舌でも満足できるカレーです。
トッピングのすりごまが絶妙! これがカレーのまろやかさによく合い、アクセントになっています。とろりとしたルーは、かみごたえのある玄米によく合うので、あれば玄米でぜひお試しください。
【写真】濱津和貴
もくじ
長谷川 あかり
料理家、管理栄養士。SNSでのレシピ発信が反響を呼び、雑誌やWEBで幅広くレシピ提案を行う。近著に「いたわりごはん」(KADOKAWA)、「つくりたくなる日々レシピ」(扶桑社)。Instagram:@akari_hasegawa0105 。
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