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【あの人のバッグ】気分が上がるものに囲まれていたい！日用品セレクトショップ店主の「かばんの中身」

編集スタッフ　寿山

リップに手帳、お財布、ポーチ。名前をみるだけで心おどる、そんなアイテムたちが一堂にあつめられた「バッグの中身」には、そこかしこに「その人らしさ」が詰まっているのかもしれません。

特集「あの人のバッグ」は、気になるあの人のバッグやポーチの中身を、あれこれ聞いてみる連載シリーズ。

今回のバッグの持ち主は、グラフィックデザイナーとして活動しながら永福町で日用品のセレクトショップ「KONKO」を営む矢野望（やののぞみ）さんです。

ーバッグとその中身ー

見るだけで気分が上がる
カラーリングの日用品たち

左上から時計まわりに
・大学ノート/Oxford
・ポーチ/WEEKEND（ER）
・ブックキャリー/SPONGE BOOK STORE
・財布/ブランド不明
・キーホルダー/トートーニー、ヤキソバン
・カードケース/トートーニー
・がまぐち/フーコーニー

矢野さん：
「『魔女の宅急便』の主人公キキが、出発前に洋服も畳まずに時計と一緒に何もかも鞄に入れるシーンが好きなのですが、私も荷物はガバッと入れたい派で、トートバッグをよく使っています。

トートバッグって大きすぎると中で荷物がバラバラになったりしますが、このトートはミニマルで、いつも持ち歩くパソコンがちょうど入るサイズなんです。カジュアルな見た目なのにビジネスバック的使い勝手の良さもあって、プリントされたグラフィックやコロラドのどこかの電話番号なども好きなポイントです」

▲世田谷にある古着屋「OLIVER」で購入したトートバッグ

矢野さん：
「『WEEKEND（ER）』のポーチは、両サイドの持ち手を引っ張ってガバッと開けられる所が最大のお気に入りポイントで、男前な私の性格にとっても合っていました。

大事な書類や領収書、印鑑、ノート、ボールペンなど、ざっくり大きい筆箱的に使っています。ガシガシ使えて柔らかいのに丈夫で、名前をつけるなら『働くポーチ』！　なんでもかんでも放り込める感じが気に入っていて、最近買ってよかったもの上位に入ります！」

矢野さん：
「これは北海道の旭川で、キャットハウスやバックパックをオーダーで作られている『41世紀』とイラストレーターZUCKのユニット『SPONGE BOOK STORE』のブックキャリーです。どちらも好きな方なので、私の中では好きと好きがコラボした夢のようなアイテム。

透明で中身もすぐわかるし、今はあまり見ることのないレンタルビデオショップの “あの袋” を模したデザインが、目に止まった時にふっと心和みます」

矢野さん：
「カードケースはトートーニーさんのもの。機能性もありつつ、きゅん！とする見た目のかわいさもあるのでお気に入りです。ネオンカラーの差し色がすごく気に入っていて、見るたび、使うたびに気持ちがグッと持ち上がります。20代の頃に知ってから、冷めることなくずっと好きな作家さんです」

ーポーチの中身ー
肌身離さず持っていたい
たのもしい日用品たち

左から時計まわりに
・ハンドクリーム/ヤーマン
・リップクリーム/ ドクターブロナー
・リップバーム/CARMEX
・電源
・ピルケース/ブランド不明
・アーム・フットバンド/FEEL MY FOOT STEPS

矢野さん：
「ハンドクリームは、平野レミさんがお勧めされているプロ業務用のものです。幾多ものハンドクリームを試してきましたが、塗ってすぐ料理や手仕事ができて、天然由来成分で無香料。しっとりするのにべたべたしない、薬局などで手軽に買える、という点で今のところ個人的ハンドクリーム選手権で1位をキープし続けています。

アームバンドは花屋の友人に『めっちゃ便利だよ』ともらったもので、家事やパソコン作業、絵を描くとき、自転車に乗るときなど、本当に重宝しています。とにかくどんな時でも肌身離さず持っていて、自宅でお皿を洗う人が誰でも使えるように、冷蔵庫にぶら下げています」

毎日をちょっと楽しくしてくれるアイテム

矢野さん：
「リップクリームを使うときにテンションが上がるように、モンスターのキャップをつけています。キーホルダーは、カップ焼きそばのノベルティで、同世代の方は必ずといっていいほど笑って反応してくれて、そこから話が膨らむことも。当時はこのキャラクターの寝袋もあって、すごく欲しかったです（笑）」